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【山根明のノックアウト人生相談】(05) カラオケでお触りやあからさまな言葉はダメ

Q. 忘年会シーズンは毎年、二次会のカラオケで何を歌うか悩みます。流行の歌だとイタいおっさんと思われそうだし、かといって古過ぎても若い女子社員にポカンとされそうです。あわよくば、狙っているお姉ちゃんを口説ければいいな…とも思っていますが、山根前会長は女性を口説く時、何を歌いますか? スナックでの十八番はありますか? (埼玉県・41歳男・営業)
A. 僕はフランク永井の『おまえに』を歌いますね。それと、石原裕次郎の『倖せはここに』。歌は心なんです。上手いとか下手とかじゃなくてね。好きな女性がいたら、最初は真っすぐ向いて歌っとっても、偶にね、その女性に視線をやるんですよ。♪そばにい~てく~れ~る~だけでいい~(※『おまえに』)って歌う時に、自分の好きな女性のほうを向くんです。僕はそういう風にしていますね。まぁ、そこで反応がない場合はアウトですね。カラオケで口説くのは一瞬の勝負ですよ。だから、歌いに行く前にね、自然にその女性にサインを送るんです。「好きや」とか、しょうもないこと言ったらダメですよ。やっぱり男らしくね、別の席で他の話をしていても、視線をちょっとやったりね。その後、歌に入った時に、キメの歌詞で、その女性を見て歌うんですよ。最初から女性の顔を見るんじゃなくてね。

それとね、あんまり女性にべたべたする人はモテないですね。フィーリングが合って、女性もその男性のことが気に入っている場合はいいんですけど。好かれてもないのにべたべたしとったら、逆に嫌われる。あと、好きな女性に対してあからさまな行動を起こさない。僕の場合はですよ、好きであっても如何にも知らん顔したりね。それで、偶に視線だけ送る。嘘か本当か知らんけど、カラオケでは「会長、いいわ~」と言われることが多いですね。上手くはないけど、心を込めた歌いうのは、やっぱり相手が感じるようやね。ママ(=妻)の店にいる時は韓国の歌を、ママに向けて感情込めて歌いますね。「その瞬間に貴方がいたから愛を感じる」という意味の歌があるんですけど、その歌詞が物凄い好きなんです。下手糞なんですけど、その歌詞の部分だけ、何とか上手に歌っている。ママが店にいる時は、ママのほうを見て歌いますよ。知らん顔される時もあるけどね(笑)。横についている女性が、「これはママに歌っているな」と気付いて笑っていますよ。今の嫁に対してはね、(ボクシング連盟の)騒動が終わった後に愛を感じるようになりましたからね。もう、戦争と一緒ですから。それを一緒に乗り越えてくれた。ワンサイドでやられている中で、僕に対しての愛を感じる言葉いうのがありましたからね。もう今がね、僕は恋している気持ち。ママに歌を歌っている時はね、青春の気持ちですよ!


山根明(やまね・あきら) 『日本ボクシング連盟』前会長・在日コリアン2世。1939年、大阪府生まれ。大阪商業大学ボクシング部ヘッドコーチ、大阪経済大学ボクシング部監督、シドニー五輪日本選手団ボクシング競技監督を歴任。2011年2月に日本ボクシング連盟会長に就任、2012年10月に理事会全員一致で終身会長となったが、助成金の不正流用等を理由に2018年8月8日を以て同会長・理事を辞任。


キャプチャ  2018年12月24日号掲載
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【劇場漫才師の流儀】(64) M-1最終決戦で僕が『霜降り明星』に1票を投じた理由





『霜降り明星』が史上最年少で王者となった今年の『M-1グランプリ』(朝日放送・テレビ朝日系)。最後に残った3組による最終決戦は僅差でした。7人の審査員による投票の内訳は、霜降り明星が4票で、『和牛』が3票。僕も正直、霜降り明星か和牛で悩みましたが、霜降り明星を選んだ。理由のひとつは、何よりも霜降り明星のほうが会場を沸かせていたということです。そして、スタイルも新しいといえば新しい。普通はボケがボケたら、ツッコミは「なんでやねん!」等と突っ込んで、それに対してまたボケるというのが教科書通りの漫才です。霜降り明星の場合は、ボケのせいや君が燥ぎ倒して、ツッコミの粗品君が意外な言葉でツッコミを入れていくんですが、この2人が殆ど絡まない。これまでにも近い形の漫才はあったと思うんですが、彼らはこのスタイルを突き詰めていて、だからこそ新しいと感じました。一方の和牛は、勝ってもおかしくない出来ではあったんですが、僕の思う敗因を挙げるならば、やや新鮮味に欠けた感がありました。それと、個人的には妙に余裕を感じてしまったと言ったらいいのかな…。勿論、それは良さでもあるんですが、勢いを奪いかねないものでもある。少なからず「新しい才能を発掘しよう」という意識が働くM-1の舞台では、諸刃の剣になったような気がします。逆に、何故今回、霜降り明星が勝ったのかといえば、それはあの日、あの会場のM-1だったからでしょう。仮に、M-1以外の賞レースの決勝で、この2組が5回勝負したら、恐らく和牛が4勝1敗くらいで勝つんじゃないかなぁ。霜降り明星にとっては、その1勝が出たんじゃないでしょうか。今大会は前半、会場の空気が重かったと言われますが、抑々、演者の出来が悪かったですね。最初に登場した『見取り図』に僕は88点をつけたのですが、やっぱりトップバッターは難しいので、それを加味した点数です。全く知らない人の名前を出しといて、随分間を空けて「誰やねん?」と突っ込むネタを何度も繰り返していましたが、あれはちょっと引っ張り過ぎな気がしました。お客さんが「誰? 誰?」と引きずってしまって、その間、笑えなくなる。言葉のセンスは凄くあっただけに、もったいなかったですね。

2番目に登場した『スーパーマラドーナ』は、「どうしたんや!?」と思ってしまいました。恐怖と緩和のギャップで笑わせようとホラーネタを選択したんでしょうが、如何んせん怖過ぎました。片方が怖い役をやるのかと思ったら、もう一方はもっと怖いという設定だった。ラストイヤーということもあって、ネタの選択は相当悩んだと思うんです。でも、何であれを選んだんかなぁ…。恐らく劇場でウケたんでしょうが、劇場とM-1のお客さんは全く違うのでね。何より、ネタをやっている2人が楽しそうに見えなかったことが気になりました。優勝候補の一角であるスーパーマラドーナが低空飛行に終わった時点で、「今年のM-1は大丈夫なのか!?」と不安になりました。そんな中で登場した3番手の『かまいたち』。上手いし、ネタも悪くなかったんですが、微妙にツッコミの濱家君の声が聞こえ難いところがありました。ちょっとマイクの位置が低かったんちゃうかな。あのコンビはボケの山内君が小さくて、濱家君が大きいでしょう。僕らも阪神君が小さくて僕が大きいから、マイクの位置が難しいんです。僕らの漫才の録画放送を見た時も、僕の声が聞こえ難い時があります。漫才において声が届かないというのは致命的なので、この点はちょっともったいなかったです。4番手の『ジャルジャル』の1回目のネタは、僕は霜降り明星と並んで最高点の93点をつけました。あの国名を分けっこするリズムネタ、終盤、どんどん動きも大きくなってきて面白かったですね。結果論ですが、あのネタを最終決戦でやっていたら、何票かは入っていたんじゃないでしょうか。とはいえ、1本目と2本目のネタを入れ替えていたら最終決戦に残れなかったかもしれないので、そこは難しいところです。5番手の『ギャロップ』も、ネタの選択がねぇ…。準決勝ではウケたそうですが。イケメンと美女ばかりの合コンに林君が誘われたものの、ハゲでチビだから固辞するというネタでしたが、ちょっと単調なやり取りが続いたかな。最後のオチも、恐らく見ているお客さんは2分くらい前から気付いていたと思うんです。漫才というのは、お客さんが「んっ?」って引っかかったら、直ぐ処理してやらんといけません。ギャロップはもっと面白いネタがいくらでもあっただけに、もったいない気がしましたね。

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【Test drive impression】(94) 『レクサス ES300h バージョンL』――あのウィンダムの血を引くレクサスESが日本初登場!





「遂に未来がやって来た!」と思えるデジタルアウターミラーを世界初装着したことで話題となっているのが、『レクサスの新型車『ES』だ。デジタルアウターミラーの説明は後でゆっくりするとして、先ずはESの説明から。実は、このモデル、レクサスというブランドの中ではフラッグシップの『LS』同様に、ブランド誕生当初から存在していたが、日本ではこれまで販売されてこなかった。正確にいえば、1991年にトヨタブランドから『ウィンダム』という名前で発売されていた。この名前を知っている人はおじさんだわなぁ(笑)。実は、2005年のレクサス日本上陸時、「後輪駆動車しか売らない」という、今になって思えばよくわからない強い拘りがあった。まぁ、『メルセデスベンツ』や『BMW』に対抗するブランドだから、「後輪駆動のサルーンを中心に!」って考え方だったと思う。そんな拘りから、北米では1989年のブランド誕生以来、レクサスの屋台骨を支え続けてきたESは、日本で販売されなかった。そう、このモデルはFF、つまり前輪駆動だったからだ。しかし、時は流れて、今や後輪駆動だからとか、前輪駆動がどうかとかいう時代ではなくなった。

兎に角、昔の変な拘りを捨て去り、レクサスはESを日本に導入することを決めたのだ。そんなわけで、ESは10月24日に日本デビューとなり、話題となっているのが、クルマよりもミラー! というのも、2016年6月に道路運送車両法が改正され、カメラとモニターでミラーを代用することが認可された。そして、これを受けて初めて世に送り出されたのが、今回のESにオプション設定されたデジタルアウターミラーなのである。このミラーは、車両のフロントドア外側のカメラで撮影した車両左右後方の映像を、車内のフロントビラー部(※車両フロントガラス左右の柱の部分)に設置された5インチディスプレイに表示する仕組み。今回の試乗車にも、このデジタルアウターミラーを装着したモデルが用意されていた。で、その実力はどうだったか? 実際に使ってみると、室内にモニターが存在するので、老眼オヤジの僕にはちょっとピント合わせが辛かった。また、室内に光量の強いモニターがあって、常に景色が流れているので、ちらちらと気になる。加えて、夜になると車線変更で、後ろから来るクルマの距離感がいまいち把握し難いといった感じで、まだまだな部分が多かった。しかしながら、世界で初めての機構を採用した勇気は評価できる!

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ジャンル : 車・バイク

【騙す悪党・騙されるアホ】(02) “人生100年時代”に踊らされるのは愚の骨頂





“人生100年時代”という言葉が跋扈するようになった。少し前までは人生80年時代と言われて久しかった。ところが、日本人の平均寿命が男女とも80歳を大きく超えてくると(※男81.09歳、女87.26歳、2017年厚生労働省、世界最高水準)、80年でも足りないという風になり、メディアの表現は人生100年時代にスライドした。人生100年は、その語感と共に、いい様に宣伝文句に組み込まれている。曰く、それは超長期ローン、親子リレーローン、生命保険、癌保険、健康食品、介護・介助用品を筆頭に、癌部位別治療実績の病院ランキングから、果ては老人の性欲処理に至るまで幅広い。しかし、私は常に懐疑している。“人生100年”は本当か? 厚労省の最新発表では、100歳以上人口は全国で約7万人。これは全人口のたった0.05%に過ぎない。人生100年を吹聴し、我が事として本当に信じている御人は、自分が将来この0.05%に入る自信が本当にあるのだろうか? 航空安全度で常に東アジア最悪の常連である『中華航空』の事故率は、10万時間当たり0.7%。0.05%という数字は、中華航空に10万時間乗って事故に遭う確率の更に約14分の1である。100年生きるより、台湾で飛行機に乗りまくって死ぬほうが、確率論的には遥かに高い。要するに、人生100年時代とは、“限りなく体験することがあり得ない奇跡”ということだ。私には到底、それほど自信過剰になることはできない。精々、60歳まで生きればいいほうだと思っている。実際、その年齢の人間が残り何年を生きられるか、“平均余命”に換算すれば、35歳の私は残り人生46.78歳となる(※2016年簡易生命表より)。平均余命は、不慮の事故や疾病で“若死に”するリスクが篩い落とされるので、年齢が上がれば上がるほど平均寿命より現在年齢プラス余命の合計は高くなる。

確かに高くなるのだが、統計とは残酷なもので、実際の人生の幸福度を数値化する事ができないのと同じように、この平均余命の数字も無機質に5年齢階層ずつの男女其々の死亡数を電卓に突っ込んだだけで、何の参考にもならない。私の高校時代のクラスは、男子が合計18名だった。この内、現在まで死亡2名、生存16名である。1人は大学進学後、重機転倒事故に遭遇して圧死(※地元紙で報道された)。もう1人は大学進学直後に自殺した。死亡率は実に11%。沖縄戦における作戦参加アメリカ兵全体の戦死率が約2%強だから、この数字が如何に凄まじいかわかるだろう。私が大学進学後も、死の影は付き纏った。同じサークルでつい先日まで杯を酌み交わしていた2個上の先輩が、突然、和歌山県で交通事故死した。関西有数の大病院のICUに数十時間入ったが、ダメだった。実際の人生では、統計は冷徹な現実によって見事に打ち砕かれる。何せ、統計に基づいて計算すれば、私のごく近い若者の死亡率は、確率論ではほぼゼロだったからだ。人間50年――。安っぽい歴史ドラマや歴史再現VTRでは、織田信長が本能寺の変で自決する際に必ずと言っていいほど敦盛を舞うシークエンスがある。信長が死の直前に敦盛を舞ったというのは、『信長公記』(著・太田牛一)に一切記述が無いので、完全に後世の創作だ。が、その死は人間50年にあと僅かに届かない49歳であったことは、歴史の事実である。信長の父である信秀は、尾張の守護代・織田氏の更に傍系だったが、下克上の結果、尾張の守護・斯波氏を上回る勢力を確立した。その信秀は42歳で死ぬ。死因は肝疾患、特に肝硬変と推定されているが、定かではない。42歳は現在では確実に早世とされるが、中世ではさもありなんであった。よって、信長が若し本能寺で自決しなくても、あと10年生きるかどうか微妙なところだったろう。

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【Global Economy】(118) 異形のロシア経済…財政温存、制裁強化に備え

北方領土問題を巡る日本との交渉が注目されるロシア。日本の経済協力に期待しているとの見方もあるが、経済の実情は日本からは見え難い。その深層を探ると、他の主要国とは異なる異形の経済が垣間見える。 (調査研究本部主任研究員兼編集委員 佐々木達也)





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プーチン大統領が今年3月、大統領選を前に行なった演説の経済分野の中身は野心的だった。「石油・ガス依存から脱し、IT産業を振興する為の投資を拡大する」「今後5年で1人当たりGDPを1.5倍にする」。明らかに選挙を意識したものだが、経済に自信を取り戻したともみることができる。ロシアは昨年、3年ぶりにマイナス成長から脱し、1.5%のプラス成長になった。『国際通貨基金(IMF)』の予測では、2018年 に1.7%、2019年も1.8%の成長が見込まれる。復調の要因は、一時、大幅に下落していた原油価格が回復したことだ。ロシアは資源依存度が高く、輸出の約6割を燃料・エネルギー製品が占める。国の税収も約半分が石油ガス関連だ。原油価格が上昇していた2000年代半ばは、8%を超える高成長を記録。1バレル=100ドル前後の原油高だった2010~2013年も4%前後の成長だった。BRICSの一角をなし、“新興国ブーム”に沸いた。一方、復調したとはいえ、2017年以降のロシアの経済成長は1%台。嘗ての勢いとは程遠い。過去のロシアの成長率は、原油価格の変動率とほぼ同じペースで推移してきたが、2017年以降は成長率が原油価格の上昇率に追いついていない(※グラフ①)。ロシア経済に何が起きているのか? ロシア経済に打撃を与えたのは、2014年のウクライナ問題による欧米の経済制裁だ。これにより、外国からの資金が入り難くなり、投資が低迷。投資不足で生産能力の増強が進んでいない。原油高の時期は、資源関連の投資が他分野にも波及する好循環が起きていたが、経済制裁でこれが断ち切られた。嘗て語られた「新興国の経済成長で資源が足りなくなり、価格は更に上がる」との観測も、今は聞かれない。

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『丸紅経済研究所』チーフエコノミストの榎本裕洋氏は、「資源価格への過度な期待感や高揚感が後退し、資源国への投資に悪影響を与えている」とみる。BRICSの中でも製造業やITに強みを持つ中国やインドと比べると、資源依存の割合が高いロシアやブラジルの低成長ぶりが目立つ(※グラフ②)。過去の好況期にロシアに流れ込んだ資金は、金融機関等を通じて個人向け融資に回り、自動車や家電等の消費に使われたとされる。『みずほ総合研究所』によると、ロシアの銀行による個人向け貸出残高は一時、30%近く伸びた。これに対し、製造業の生産設備やIT分野等、企業向けの投資が不十分だった結果、ロシアの長年の課題である“資源依存からの脱却”は思うようには進んでいない。元々、新興国は自国通貨の信用度が低い為、通貨価値を維持させてインフレを防ごうと金利を高くする。ロシア中央銀行の政策金利は、緩和傾向に転じた今も7%台で、先進国と比べ高い。金利が高いと景気が良くても投資が進まず、需要増が生産拡大に繋がり難い。それが更にインフレを招くというジレンマに陥りがちだ。2005~2017年の間、ロシアの消費動向を示す小売の売上高の伸び率は年平均5.0%だが、鉱工業生産は2.3%増に留まる。日本と同様、少子高齢化で生産年齢人口の減少にも直面している為、今後も生産能力は高まり難い。多くの国では、経済が低迷すれば政府が財政支出で景気のてこ入れを図るが、ロシアはやや異なる。GDPに占める財政赤字比率は、2016年に3.4%だったが、2018年に黒字になる見通しだ(※グラフ③)。2019年から年金支給開始年齢の段階的な引き上げを行なう他、日本の消費税に当たる付加価値税を引き上げる等、国民に痛みを伴う歳入・歳出の改革を断行する。

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【新興宗教の懐事情】(12) 闇紳士が暗躍する宗教法人売買の魑魅魍魎





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「人が寺を欲しがるんは、税金逃れだけが目的やない。寺の土地が欲しい人もいれば、墓地や納骨堂の経営目当てに、宗教法人を譲ってくれと言う人もおる」――。2013年11月、JR京都駅に近いホテルのラウンジで会った老紳士(※当時84)は、こう語った。仮にA氏としておこう。関西の裏社会では名の知れた宗教法人のブローカーだった。A氏の指摘の通り、寺院等の宗教法人が所有する土地欲しさに、それに群がる事件師や地面師(※土地取引を専門にする詐欺師)は少なくない。そして、彼らの背後には必ず、“金主”として、その大小を問わず、不動産業者、ファンド、金融業者が控えている。そんな宗教法人の持つ土地の争奪戦が、つい最近まで東京都心の超一等地を舞台に繰り広げられていた。六本木駅から徒歩3分、六本木通り沿いにある約4000㎡の土地。今は更地となり、フェンスで囲まれたこの場所には嘗て、曹洞宗の寺院・湖雲寺が建っていた。先代から寺を継いだ住職の放蕩が崇り、借金塗れとなったこの寺の境内地に、複数の法人や個人によって地上権が設定されたのは2006年のことだった。その後、湖雲寺には複数の暴力団関係者ら反社会的勢力が群がり、境内地には様々な不動産業者や金融業者によって抵当権や根抵当権が設定された。所有権も目まぐるしく移転し、捜査当局も一時、その動向を注視していた。2013年に大阪の日用品販売業者が土地のほぼ全体を買い占めたことで、地上げには一応の決着がついた。だが、その後も土地の転売は繰り返され、最終的に2016年6月、香港の不動産投資開発会社が約220億円で買収。湖雲寺は、その3ヵ月後に破産した。

香港の不動産会社は、2020年の東京五輪開催に合わせ、この土地に同社傘下の超高級ホテル『ランガム』を建設する計画だという。だが、湖雲寺は曹洞宗の“被包括宗教法人”で、境内地等の財産処分については、“包括宗教法人”である曹洞宗の承認を得ることが、宗教法人法で定められている。ところが、前述の土地の売買は全て、曹洞宗の承認を得ないまま行なわれていた。それが災いしてか、東京五輪まで2年を切った今年8月時点でも更地のままだ。尤も、住職の放蕩が崇り、或いは跡継ぎが途絶え、傾いた寺院の土地を狙って反社勢力が群がるケースは、東京に限らない。日本の名刹が集中する古都、京都。京都御所に程近い市の中心部に、約4800㎡という広大な境内地を持つB寺がそうだ。B寺は30年以上前に住職が亡くなった後、無住寺となり、勇壮な山門や建物の屋根は今も朽ち果てたままになっている。この京都でも一等地に建つB寺の土地に有象無象が群がったのは、2010年頃のことだった。京都の不動産ブローカーが語る。「B寺は当時でも1坪300万円、土地だけでも総額40億円は下らない“超優良物件”で、大手建設コンサルタントや電鉄系不動産会社が争奪戦を繰り広げ、大手ゼネコンの京都支店が地面師に3000万円を騙し取られたこともあった。また2011年には、事件師として知られる男が“代表役員代務者”に就く等、一時は乗っ取られかけたが、B寺は包括(宗教法人)のガバナンスが効いており、この男を直ぐに(法人)登記から抹消。昨年10月にはB寺を解散し、土地は包括が実質的に管理している」。筆者が冒頭に登場したA氏に会ったのも、このB寺の取材の過程だった。A氏はこう語っていた。「寺が欲しいんやったら単立(宗教法人)を狙うことや。若し、B寺みたいな被包括(宗教法人)が欲しいんやったら、先ずは(包括宗教法人から被包括宗教法人を)離脱させ、単立にせなあかん」。被包括関係の廃止は、宗教法人法26条に定める、信者その他の利害関係人に対する公告や、所轄庁(※原則的に都道府県知事)の認証等、所定の手続きを踏めば可能だ。が、実際には包括宗教法人の抵抗に遭ったり、所轄庁の認証が下りなかったり等、ハードルは高い。しかしA氏は、こう続けた。「そこがわしらみたいなもんの腕の見せどころ。わしがやるなら所轄(庁)も煩いこと言わん」。そして、興に乗ったA氏は、直近の“取引”の内容をこう披露してくれた。「去年(※2012年)のことや。細木さんから『光明寺を私に譲ってくれへんか?』言われてな。『何に使いますねん?』って聞いたら、『近いうちに霊園(※墓地)を経営しようと思てる。その許可を取るのにいる』いうわけや」。A氏の言う“細木さん”とは、占い師の細木数子氏(80)のことだ。一方、光明寺は京都府城陽市にあった真言宗智山派系の寺院だが、前住職が借金を重ね、2002年に辞任。それをA氏が“整理”し、代表役員に就任した。つまりは乗っ取ったわけだ。また、墓地・納骨堂の経営は地方自治体、宗教法人、公益法人に限られ、都道府県知事等の許可が必要とされている。

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【崩壊する物流業界】第2部(15) 配送回数を減らす為に各社が工夫を凝らす外食業界

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激しい価格競争に日々晒されている外食業界にとって、物流費の高騰は死活問題だ。『吉野家ホールディングス』傘下で『はなまるうどん』を手掛ける『はなまる』は、製造方法の見直しで賞味期限を従来の5日から14日に延ばし、工場から出発するトラック便数を1日当たり4回から3回に減らすことに成功した。貢献したのは、昨年末に導入した麺を脱気包装する機械設備だ。これまで、うどんの麺を包装する際の作業は人の手で行なっており、包装後の麺が袋の中で空気に触れていた。だが、この機械を導入することにより、真空で麺を包装できるようになった(※左画像)。それにより、賞味期限を延ばすことができた。「機械の導入費用はかかったが、工場内の人件費を含めてコスト削減に繋がっている」(製造事業本部の神本龍吾本部長)。『ケンタッキーフライドチキン』でお馴染みの『日本KFCホールディングス』も、配送頻度の低減に取り組む。今年のゴールデンウィークには、全国の店舗で紙コップ等の包装資材を発注しない日を設けた。物流・購買部物流課長の河内零央氏は、「今後はクリスマスやお盆のシーズン等でも実施していきたい」と意気込む。更に7月からは、委託している運送会社のドライバーが店舗に到着した際、対面で店員と検品する仕組みを止めた。従来はドライバーと店員が一緒に検品を行なっていた為、店が混み合っているとドライバーは15分以上待たされることもあった。現在は、店員が不備に気付いたら、一定時間内にドライバーへ連絡するようにしたことによって、ドライバーがより多くの店舗を回れるようになった。結果的に、日本KFCが支払う物流費も抑制できた。『モスバーガー』を展開する『モスフードサービス』は、包装資材の納品単位を大きくすることで、配送頻度の低減に繋げた。「例えば、紙コップを50個単位で納品していたところを、2000個のケース単位でしか発注できないようにした」(商品流通部グループリーダーの渡邊憲也氏)。あの手この手の小さな工夫が、物流危機の時代に各社が勝ち残るカギとなる。 (取材・文/本誌 佐々木亮祐)


キャプチャ  2018年8月25日号掲載

テーマ : 経済ニュース
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【It's SHO TIME!!】(05) 清潔・純潔・丹頂鶴

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「どうしてまた転んだのよ?」。娘が電話の向こうで叫んでいる。「私にだってわからないわ。いいお天気で、道路は真っ平らだし、ちゃんと前を向いて歩いていたんだもの」「わかった、大谷のことを考えていたのね。毎朝毎日毎晩、大谷のことばっかり。大谷の時差ボケにつられて!」。本当に娘の言う通りで、私はほんの数分前まで、近くの喫茶店でスポーツ新聞を4紙、大谷のニュースばかりうっとり眺めていたのだった。なんて長い脚、小さな顔。私が大好きだった松井選手には、『ロサンゼルスエンゼルス』の赤いユニフォームはどう贔屓目に見ても似合うとは言えなかったが、この童顔の若者にはぴったり。彼の美しい姿態には、何だって似合っちゃうのだ。野茂には『ロサンゼルスドジャース』のブルーが、松井には『ニューヨークヤンキース』のストライプがよく似合って素敵だった。野茂の初登板(※MLB)の時は未だBSが入らなかったので、よれよれのラジオを片手に、朝の3~4時から中継にしがみついていたのだった。野茂の剛毅が好きだった。松井にも夢中になった。松井がヤンキース時代、左手首を骨折した時は、本当に「私でよかったら替ってあげたい」と思い、運転していた車を降りて道端にしゃがみ込み、暫く泣いてしまったくらい松井が好きだった。今はなんてったって大谷だ。この世にこんなに何拍子も揃った人間がいるなんて。しかも日本男子である。投打は勿論、走る姿が美しい。走る姿が美しい選手には滅多にお目にかかれない。昔、長嶋選手が5本の指を広げて走る姿、スライディングも美しかった。バットを斜めにして、ウェイティングサークルでフィールドを眺める姿も素敵だった。いつもワクワク、ドキドキしていた。

ところが。大谷選手には完璧な技術・姿形、伝え聞く人間的な魅力が溢れるほどあるというのに、ドキドキしないのである。落ち着いて彼の全てを楽しめちゃうのだ。三振したってファウルを打ち続けたって、安心して観ていられる。ゆっくり、大らかな気持ちで楽しめるのである。例えば、先日のヤンキース戦。田中将大投手との対戦だったが、打席に立つ大谷選手はまるで甲子園球児のように真っ新。“潔”という文字がこれほど似合う青年はいないという感じ。未だ青年と呼ぶにはもったいない“清潔”・“純潔”。対するマー君は、もうベテランだ。よくコントロールされた変化球が、イヌワシの如く獲物を狙っている。頃合いをみて舞い降りるや、美しい丹頂鶴をさっと攫ってゆく。その光景は一幅の絵のように美しい。大谷が登場すると、球場全体が清々しく澄み亘るのである。勝負を超えてうっとりする。どっしり構えた“イヌワシ”マー君も立派だが、イヌワシはいつもの堂々たる姿。三振を二ツ奪われたが、四球を一ツ、この四球にこそ大谷の近い未来の逆襲を感じるのである。マー君も褒めていたが、選球眼の良さ、三振した時のスイングの速さに、ファンたる者は即楽観し、即期待を新たにするのだ。彼の才能を心底信頼しているから、ワクワクするがあまり、ドキドキせずに済むのである。あの立居振舞の潔さ、品の良さも素晴しい。クチャクチャとガムを噛んだり、向日葵の種をペッペッと吐き捨てるメジャーリーガーの中で、日本国花巻産の彼はやっぱり品のいい丹頂鶴だ。だが、芯の強い、負けん気な精神が、時に彼の顔を紅潮させる。ヤンキースのクローザーであるアロルディス・チャップマンと対した時、164㎞の速球を打ち負けずにファウルフライしたが、この負けん気は心強く、どこまでも伸びていく力を感じた。臆さず悪びれず立ち向かっていく才能溢れる若武者。人生の黄昏れ時に、こんな素晴しい傑作な若者をファンに与えてくれるなんて、野球の神様に感謝せずにはいられない。子供時分は川上・大下・藤村・青田・別所等々キラ星がいて、『野球少年』が愛読書。遊びは刈入れの済んだ田圃で、男の子たちと日が暮れるまで野球。あれから長嶋選手・王選手・落合選手と応援し、今はすっかり年を取り、それでも気持ちは真っ直ぐ。野球が好き。間違いなく投打走抜きん出て美しい大谷選手は、野球の神様の最高の贈り物だとホクホクしている毎日である。これだから転ぶのだ。納得。 (女優・随筆家・俳人 冨士眞奈美)


キャプチャ  2018年7月号掲載

テーマ : MLB
ジャンル : スポーツ

【日本の魚が危ない!】(中) 生産・流通の効率性は世界最低…漁業を蝕む根深い構造問題

日本の漁業を取り巻く問題は資源枯渇だけではない。世界水準で見て非効率で不透明な生産と流通の在り方も、その競争力を大きく削ぎ取っている。





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平成も終わろうとする2018年、ある戦後の“遺産”が日本の漁業の中心で生き続けている。漁業者を大資本から解放する目的で、1949年に作られた法律『戦後漁業法』だ。漁業の民主化による漁民の自主独立を目指したこの法律は、その後、小さな改正はあったものの、今でも基本は変わっていない。日本の漁業は漁業法の下、零細経営が温存され、効率性において諸外国に取り残されることとなった。日本で漁業を営む経営体の94.7%が個人だ(※左画像)。これは、沿岸で漁業や養殖を行なう為の権利である漁業権を、漁業者と漁業者団体である『漁業協同組合』に優先的に与えることが、漁業法で定められているからである。漁業権は、都道府県が先ず漁協に与えてから、漁協がそれを組合員に優先的に配分しており、企業の優先順位は最下位だ。これまで漁業に参入しようとした企業は数多いものの、「漁業権の見返りに漁協から不透明なカネを要求された」「一度は参入を認められたものの、既存の組合員が後から理不尽な理由で反対し、脱退を余儀なくされた」(参入企業)等のトラブルが相次ぐ。現実的に、企業は沿岸漁業と養殖からはほぼ締め出され、沖合漁業や遠洋漁業等の広域漁業のみで活動をしている。農業生産法人が1700もある農業とは大きく異なる。

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しかし、前回指摘したように、水産資源が減少する中、今後、個人集団を基本としたこの体制のままで、日本の漁業が生き残れる筈がない。ピーク時に200万人を超えた日本の漁業者は、昨年時点で15万人に激減。これには兼業漁師も含まれる為、実質的な数字はもっと少ないといわれる。更に、その半数が60歳以上だ。若手の新規就業者が増えない限り、日本から漁業を支える担い手は早晩いなくなる。就業者の40%が40歳以下というノルウェー等とは対照的だ。個人経営のままでは、事業の拡大や効率化も難しい。「世界で高成長の養殖業ですら日本では生産量が減っているのは、日本の漁業が産業としての体を成していないから。家族を基本にした枠組みと人海戦術に頼り、投資や研究開発をせず、規模の拡大ができない。更に、過疎化や高齢化で担い手がいない為、今後は益々生産量が減るだろう」と、東京海洋大学の勝川俊雄准教授は指摘する。非合理的な規制も生産性低下の一因となっている。水産資源の管理を、取る魚の量ではなく、船の大きさを制限することで行なっている為、大型船の建造が難しいのだ。例えばノルウェー等では、船内にサウナまである豪華漁船(※右画像)で、一度の漁で大量に取り、船上で競りを行ない、顧客にその場で売るということも行なうという。

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【仁義なきメディア戦争】第2部(05) バイラル御三家のカネと内情

一時期は大手レガシーメディアよりも読まれる記事を配信していた『ハフィントンポスト』や『バズフィード』等のバイラルメディアが苦境にある。広告によるマネタイズ手段が縮む中、次の打ち手は――。

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「我々の記事は今、最も多くツイッター上で拡散され、グーグルで検索されている。デジタル事業は50億ドルに達し、バズフィード等ライバルたちの事業を全て足した数字を、大きく上回った」――。2017年に『ニューヨークタイムズ』が発表したレポートには、“完全勝利宣言”にも等しい言葉が並んだ。2011年、月間ユニークユーザー数(※サイトへの訪問者数)で『ハフィントンポスト』に負けたニューヨークタイムズは、バイラルメディア勢を再度蹴散らした。一方、敗れたバズフィードは、今年予定していたIPO(※新規株式公開)を延期し、本社スタッフのレイオフを実施。ハフポストも海外支社の閉鎖等を余儀なくされている。一度は逆転した筈の新旧メディアの序列。一体、何が起こっているのだろうか? ジャーナリストで政財界の重鎮と近いアリアナ・ハフィントン氏、『AOL』出身のベンチャーキャピタリストのケネス・レーラー氏、それにSNSで“バズる”技術で有名だったエンジニアのジョナ・ペレッティ氏。この3人が2005年に創業したハフポストは、バイラルメディアの走りであり、“西海岸テック系”と“東海岸レガシー系”の完璧な結婚の産物だった。検索で上位にヒットし易い記事と見出しを生むシステムと、これに対応したCMS(※記事入稿システム)を使い、ページビュー(※PV)を伸ばし、広告収入を稼いだ。独自ニュースを強化し、記者を正社員で抱え、社会派記事も多く掲載した。2011年にはAOLが3億1500万ドルもの高値で買収する等、順風満帆だった。だが、状況が変わってきた。アメリカのインターネット広告市場で、『グーグル』と『フェイスブック』というプラットフォーマー2社の寡占が進み、2017年時点で2社のシェアは実に63%に達した。広告で稼ぐ仕組みの根幹をプラットフォーマーに握られる限り、大きな収益を上げ続けることはできなくなってきたのだ。ハフィントン氏が2016年に退任した後、独自記事が減り、まとめ記事が目立ち始めたハフポスト。日本版も、編集長の交代が相次いだ後、「バーティカル(※分野を絞ったスポンサー付きのテーマ特集記事)によるマネタイズを重視し、独自ニュースはほぼ諦めている」と元社員は嘆く。

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一方、ペレッティ氏とレーラー氏が、2006年にハフポストの技術とCMSを持ち込んで創業したのがバズフィードだ。アドテクやバナー広告には手を出さず、自社でコントロールできる“ネイティブアド”と呼ばれる記事風のタイアップ広告を主力とした。但し、ネイティブアドは、取材をして記事を書く手間とコストが発生する労働集約型ビジネスで利益率は低い。更に、全体のバランスを考えると、数を増やし過ぎることもできないジレンマがある。因みに、アメリカでは新しい広告として熱烈に支持されたネイティブアドは、日本では昔から“記事広告”という名で広く普及している。「ブランドがある新聞や雑誌の記事広告よりも、バズフィードのネイティブアドのほうが先進的で効果があると評価され、高く売れるということは特にない」と、大手広告代理店幹部は膠もなく評価する。バズフィードは近年、マネタイズができそうな新規事業に、のべつ幕なしに手を出している。小売り事業やテレビ番組制作に続き、これまで回避してきたバナー広告にも参入すると表明。更に、有料課金記事の導入も検討しているという。日本支社の人員規模は、ハフポストや後出の『ビジネスインサイダー』よりも大きいが、将来の課金を念頭に置いてか、高い専門性を持つ記者を積極的に採用しているバズフィードジャパン。しかし、これまで不特定多数にバズる無料記事のみを狙ってきたメディアが、実際に読者がお金を払ってくれる記事を生み出せるかは未知数である。ハフポストやバズフィードよりも規模は小さく、最も遅い創業にも拘わらず、早々に黒字化したのがビジネスインサイダーだ。取り扱うトピックをビジネス関連に絞り、途中でドイツのメディア企業『アクセルシュプリンガー』の傘下に入って有料課金記事を始めた。レガシーメディアと同じ事業に回帰したわけである。ハフポストとバズフィードが依存してきた“技術でバズらせて広告でマネタイズ”のモデルに限界が見えた今、バイラル御三家の看板はくすんだ。お金を取れる独自記事を強化して報道機関路線を目指すのか、はたまたコストを切り詰め、戦線を縮小して黒字化を目指すのか。バイラル御三家も岐路に立たされている。


キャプチャ  2018年10月27日号掲載

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