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【木曜ニュースX】(344) 野球のWBCにも興味なし! 将棋の藤井聡太六冠が最近読み始めた意外なものとは?

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「将棋一筋で、そのことが全く苦ではない。何かを我慢したり、ストレスを感じながら勉強していても、あそこまで突き抜けた強さは得られないでしょう」。藤井聡太六冠(20)の“強さの秘密”について、叡王一期のタイトル経験を持つ高見泰地七段はそう語る。4月5~6日に行なわれた名人戦七番勝負の第一局は、挑戦者の藤井六冠が渡辺明名人(39)に先勝。シリーズを制せば、八大タイトルのうち七冠を保持し、同時に“史上最年少名人”の座に就くことになる。この局の立会人を務めた中村修九段は、こう驚嘆する。「藤井さんの読みの精度は非常に高く、一局を通してほぼノーミス。渡辺さんからすると、最善手を指しても常にそれが読まれているように感じたのでは。多くの棋士は20代半ばまで、竹のように際限なく強くなります。つまり、第一人者の渡辺さんを圧倒する藤井さんの将棋は未だ完成しておらず、成長過程にあるということなんです」。一方で、成長期の“20歳の青年”でもある藤井の素顔は、盤外でどのように変化しているのだろうか。前出の高見七段が明かす。「先日行なわれた岡崎将棋まつりで一緒になったのですが、控室で2人で話した時も、延々と将棋の話ばかりを楽しそうにしていました。野球の大谷翔平選手も『生活の全ての時間を野球の為に使っている』と言われていますが、藤井さんも同じタイプだと感じます」。

そんな藤井は、名人戦第一局を終えた翌朝、主催の『朝日新聞』のインタビューでWBCの話題を振られ、「選手の方たちが楽しそうにプレーしているな、という印象があります。仲間と何かやるということに憧れはないですが、とても良いなと思いました」。そこで「記憶に残ったシーンや選手は?」と聞かれると、「あ、いえ、試合は見ていないので(笑)」。また、中学生の頃から新聞を読んでいるが、「自分の記事は読みません」と言う一方、最近興味を持って読み始めたものを明かした。「経済面を読むようになりました。(経済は)色々なものが関連して連動して動いている。その仕組みが分かると面白いのかな、と」。知的好奇心の強さは変わらないが、年齢相応に変わったものも。『日本将棋連盟』の関係者が言う。「最近、藤井さんの髪型が格好よくなったと評判なんです。天然パーマでモコモコしていたのが、毛の流れがすっきり決まるようになった。昨年、王将のタイトルを獲得した時に高級ドライヤーが副賞として贈られましたが、これは本人の希望によるものでした。身だしなみへの意識が高くなっているのかも」。師匠の杉本昌隆八段も、「確かに髪型はすっきりしましたね」と笑う。「彼はとても合理的な思考をするので、変化するということは何か明確な理由があるんだと思います。逆に変わらないのは靴。学生時代は制服に黒いスポーツシューズでしたが、スーツになっても同じような靴を履いている。棋士は対局中に靴を脱いだり履いたりするので、革靴は手間がかかると判断しているのかも」。 “食”の好みも変わらないという。杉本八段が続ける。「研究会等で私がお弁当を用意する事がありますが、彼は以前から味が濃くてボリュームが多いものを好みます。『何がいい?』と聞くと、即答で『カツカレーと焼きそばのセットでお願いします』とか」。そして、気になるのは“恋愛事情”だが――。「彼女はいないと思いますよ。いたら報告を受けるかも知れませんが、こういう取材で私は正直に答えないといけないから困ってしまう(笑)。しかし、SNS全盛の今、どこに行っても“見られている”ので、デートしようとしても大変でしょうね。私への報告は結婚する時くらいでいいですよ。ふふふ」(同)。今は未だ将棋が恋人のようだ。


キャプチャ  2023年5月4・11日号掲載
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【昭和&平成芸能スクープの裏側】(23) 『SMAP』解散と『King&Prince』脱退騒動――面倒なアイドルは消す!? ジャニーズ内部で繰り返される“罠の戦争”

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黒のスーツに身を包んだ5人の男が、カメラに向かって謝罪した。映像は全国に流され、お茶の間に激震が走った。2016年1月18日のことである。この日、『SMAP×SMAP』(※フジテレビ系)にて、それまで解散疑惑が囁かれていた『SMAP』メンバー自身による“公開謝罪”が行なわれた。解散の理由が具体的には示されなかったことで、ファンの間では「事務所に無理矢理やらされているのでは?」という憶測が飛び交った。それから7年。5人は其々に活躍を始めているが、そんな中、昨年末に発売された『文藝春秋』2023年1月号に掲載された小説が波紋を呼んでいる。タイトルは『20160118 SMAPのいちばん長い日 “公開謝罪番組”担当の放送作家が描く崩壊と再生』で、著者は放送作家の鈴木おさむだ。「小説の内容は、SMAPの番組に関わっていた鈴木氏が解散騒動の舞台裏を暴露するというもの。真相を知って、SMAPファンからの批判が渦巻いています。一方、この暴霧はメリー喜多川さんの名誉を傷付けかねないものでもあり、しかもジャニーズと小説を掲載した文藝春秋は、過去にジャニーさんの“少年愛”を巡って訴訟にまで発展した宿敵。藤島ジュリー景子社長は鈴木氏に激怒していますよ」(芸能ライター)。筆者が“芸能界の巨大モンスター”と呼ばれるようになった『ジャニーズ事務所』の暗部を書いた『ジャニーズ帝国崩壊』(※鹿砦社)を出版してから20年もの歳月が流れたが、その体質が改善されることはなかった。

創業者のジャニー喜多川、実姉で“ジャニーズの女帝”と呼ばれたメリー喜多川の死去後、愛娘の藤島ジュリー景子が社長に就任。その後、崩壊は加速しているように見える。「ジュリー体制を支えてきたのはタッキーこと滝沢秀明氏なのに、ジュリー社長は感情の向くまま退社に追い込みました。芸能関係者の間でも『大丈夫か』との声が広がっていました」(同)。昨年秋にジャニーズ事務所の副社長で、子会社『ジャニーズアイランド』の社長だった滝沢氏が突然退所。その直後、人気グループ『King&Price』の平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太の3人がグループ脱退を表明。ジャニーズを退所することが発表された。「“滝沢氏もキンプリも退所の原因はジュリー景子社長との確執”と報じた週刊文春とのバトルが再燃。更に、追い打ちをかけるように発表されたのが、SMAP解散謝罪番組の暴露小説でした」(芸能プロモーター)。番組の中で、メンバーの草彅剛が「木村君がジャニーさんに謝る機会を設けてくれて、僕達は今、ここに立てています」と生謝罪したことは大きく報じられた。だが、前出の小説によれば、「ツヨシが事務所サイドに指示されたセリフを言うことになった」とある。「実は、事務所から命じられて言わされたという噂はあった。当時の状況からすると、言わせたのはメリー喜多川副社長だろう。娘のジュリー氏にとっては『今になって何で暴露するの!?』という気持ちなのでは。母親の名誉を傷付けられ、激怒しているとも聞く」(大手芸能プロダクション役員)。一方でSMAPファンは、小説とはいえ、限りなく近い場所にいた人物が書いた内容を知り、ジャニーズ事務所に激怒。その怒りはキンプリファンにも飛び火している。「キンプリはメンバー3人が退所し、永瀬廉と高橋海人の2人でグループを継続するんですが、ファンクラブ会員向けに公開した動画が波紋を呼んでいるんです。内容は脱退・退所の報告とその理由を伝えるというものでしたが、脱退する3人のお辞儀の角度が普段よりも浅かったことから、ファンの間から“3人は納得しないまま辞めることになった”という疑惑が上がっていたんです。小説でSMAP生謝罪の裏側を知ったキンプリファンは『SMAPの時と同じ構造だ』と思ったようで、ジャニーズ批判が広がっています」(事務所関係者)。渦中の小説を発表した鈴木は、『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(※TBSテレビ系)や『キスマイ超BUSAIKU!?』(※フジテレビ系)を始め、ジャニタレ出演番組を含む20本近く担当する超売れっ子だ。気になるのは、ジャニーズを激怒させてこのまま済むのか、ということだ。「今は公正取引委員会の目が厳しいですから、ジャニーズが露骨に“干す”なんてことはしませんが、鈴木氏は大手芸能プロとの関係が良くないという話もある。テレビ局は大手芸能プロダクションとジュリー社長に忖度する。とすれば、局から干される可能性はあります」(番組制作会社プロデューサー)。今、業界では「今後、ジャニーズジュニアの大半のユニットが解体され、東西のジュニアが統合&再編成される」という情報が流れている。帝国の崩壊は刻々と迫っている。


本多圭(ほんだ・けい) 芸能ジャーナリスト。1948年、東京都生まれ。明治学院大学中退。TBS臨時労働者雇用闘争を経て、『週刊ポスト』記者。フリー転身後は芸能や医療分野を精力的に取材。著書に『スキャンダルにまみれた芸能界のトンデモない奴ら』・『ジャニーズ帝国崩壊』(鹿砦社)。


キャプチャ  2023年4月号掲載

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【WEEKEND PLUS】(354) 40年以上に亘って引き出したスター達の素顔…プロデューサーの残間里江子さん、輝く人の裏側に居場所



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トイレの近くで咲いていたオシロイバナの黒い実を指先で潰した。宮城県仙台市から引っ越してきた静岡県富士市での生活は、良くなるどころか更に悪くなった。「貧しさから抜け出したい」。13歳の少女は、粉で白くなった指先を見ながら、こう考えた。「世界の人口は33億人。全員は無理でも、1人でも多くの人に会おう」。プロデューサーの残間里江子さん(73、左画像、撮影/丸山博)が、時折思い出す原風景である。人気歌手の自叙伝を世に出し、その名を知られた。タイトルは、芸能生活最後になる映画の撮影現場に向かう車の中での会話がきっかけだった。彼女が口にした。「あお、という字が好きなんですよね。夜明け前の一瞬といっていい程の時間。新たに始まる一日がどんなふうになるのかわからない。それは“青”ではなくて、草冠の“蒼”という字」。この時、20代だった山口百恵さん(64)は、複雑な生い立ちや、テレビ等で明らかにしなかった芸能生活等を綴った自叙伝を執筆していた。「タイトルはどうする?」。そう尋ねた残間さんへの答えだった。『蒼い時』。引退直前の1980年9月に発売され、大ベストセラーになった。残間さんが山口さんを口説き落としたわけではない。ただ、2人の出会いは必然だったようにも思える。30歳の春。週刊誌『女性自身』編集部を前年に辞めた残間さんは、1980年に企画制作会社『キャンディッド』を設立し、プロデューサーとして歩み出した。この頃、シャンソン歌手の金子由香利さんのコンサートを渋谷の『西武劇場』(※当時)で開催しようと走り回っていた。だが、上手くいかない。ある週刊誌の記事に目を奪われた。「私が一番好きな歌手は金子由香利さん」。山口さんがそう語っていたのだった。所属事務所と粘り強く交渉し、山口さんから推薦文を貰えることに。取材時、山口さんはノートを破って7行程の文章を記した。青いインクで書かれていた。

推薦文の効果もあって、コンサートは実現した。山口さんも劇場に来てくれた。「感情を滅多に表さない人なのに、涙を流していて。悲恋の歌と自身の恋愛を重ね合わせていたのかも」。残間さんはそう振り返る。山口さんは1980年3月、俳優の三浦友和さんとの婚約を発表すると共に、芸能界引退を公表した。それから1ヵ月も過ぎた頃だろうか。会社が入居したマンションのポストに手紙が入っていた。見覚えがある青いインクの文字。山口さんからだった。引退に際して本を出版しないかという依頼が沢山あるが、聞き書き等ではなくて自分で書きたい。ついては出版に付き合ってもらえないだろうか――。そんな内容だった。直ぐに快諾したわけではない。残間さんは提案した。「如何にも芸能人が書きました、というチャラチャラした本は作りたくはない。(大胆な歌詞を取り入れた)青い性路線の歌を歌ってきた、これまでと違うアイドルだし、21歳で結婚すると表明している。性に対する考え方とか、婚外子だった出生に関することも書いてほしい」。「こう書いて」といったようなアドバイスは一切しなかった。執筆はコンサートの合間や就寝前等、僅かな時間に限られる。疲労のせいなのか、時には文意が不明瞭な原稿もあった。「それでも素直に私に原稿を差し出してくれる潔さがありました。それに、百恵さんはいつも小さな国語辞典を持っていて、語彙が豊富でしたね」。スランプにぶつかった時、残間さんは山口さんを瀬戸内寂聴さん(※故人)と引き合わせた。アドバイスは、「銀座を裸で走るぐらいの勇気がないと、人の心は打てないの」。再び原稿用紙に向かう勇気を与えた。出版には、山口さんの母と、三浦さんにOKを貰うことが条件だった。印刷会社への入稿日の前日。山口さんから「2人ともいいって言ってくれています」と連絡があった。『日本武道館』で1980年10月に行なわれたコンサートで、山口さんは芸能界を引退した。それからはマスコミの前に出ることはなく、歌姫は伝説となった。「“蒼い時”の百恵ちゃんのお陰で、貴女は世に出られた」。そんなことを何度言われたことだろう。山口さんの家庭に変化があれば、残間さんの会社にマスコミからの電話が殺到した。「彼女の誕生日にメールを送ったりしますが、用事がないのに『元気?』と連絡するような関係ではありません。彼女が願っていた日々を過ごしているのだとすれば、私は嬉しい」。そして続ける。「“蒼い時”があったから今日があると思う時もあるし、それを超える仕事をしないとだめだと、もがいた時期もありました。でも、気にしても仕方がありません。私にとっては歌手の代表曲のようなものですし、何より出版界にもプロデューサーという仕事を確立したことに達成感がありました」。豊富な人脈を生かして仕事をこなしてきたから、光が当たる道を歩いてきたように見られがちだ。「丸顔でいつもニコニコしているように見えるから、誤解されるのかもしれない。でも、率直に言えば、私は叩き上げ」。華やかな舞台は、自分が立つ場所ではないとの思いを抱いてきた。

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【木曜ニュースX】(333) 「月9で本当に大丈夫?」…木村拓哉とフジテレビの間に隙間風

20230413 07
「緊迫したシーンが多い中、木村さんはリハーサルで態と変顔をしたり、初共演で緊張する新垣結衣さんに積極的に声掛けしたりと、場の空気を和らげていました」(ドラマ関係者)。今月10日からスタートする月9ドラマ『風間公親 教場0』(※フジテレビ系)。新垣の他にも北村匠海、染谷将太、白石麻衣等、主演クラスの共演者を率いる木村拓哉(50)は、現場で座長ぶりを発揮している。「自らスタッフジャンパーやオリジナルマスクをデザインし、チーム全員にプレゼント。差し入れた冷蔵庫には、木村さんの計らいで、色んなメーカーの納豆が常備されています」(同)。撮影は余裕を持って昨年11月に始まったが、後半はハードスケジュールに。「すると、木村さんがWBCで話題になった“ペッパーミルポーズ”をやり始めたんです。直ぐに流行って、長丁場になると皆、ゴリゴリやっていました」(同)。『ロングバケーション』や『ラブジェネレーション』等大ヒットを飛ばしたキムタクの月9主演は、今回で11度目。2020年、2021年に放送された新春スペシャルドラマ『教場』シリーズの主役、警察学校の鬼教官の風間が誕生した背景を描くという。「連ドラ化の話は早い段階からありました。実は、2021年秋の放送枠で木村さんにオファーを出したが、スケジュールの都合もあって叶わず。そこで今回、『月9でやりましょう』と再度提案したのです」(フジテレビ関係者)。

ところが――。「木村さんは当初から『これを月9でやって、本当に大丈夫ですか?』と不安がっていました」(同)。木村は冷酷非道な風間のキャラクターが「月9に合わないのでは?」と洩らしていたというが、演出家に説得され、最終的に承諾。ただ、決定後も慎重な姿勢は崩さず、正式な台本の前の仮台本の段階から熱心に読み込み、スタッフに細かく意見していたという。一方のフジテレビは、9年ぶりの“キムタク月9”に大いに沸いている。「開局65周年特別企画と銘打ち、渋谷109や山手線の車体に広告を打つ等、大々的に盛り上げている真っ最中。長期シリーズ化や映画化も視野に入れており、上層部は『これを機に月9を勢いづけろ』と息巻いている。その為、番組サイトでは他のキャストを紹介するのにも“月9初出演”や“2回目の月9”等と、兎に角“月9推し”なのです」(同)。ただ、放送前からのそうしたフィーバーに、木村は水を差すような発言を何度も繰り返している。番宣のインタビューでは「(月9という)ハイブランド感はもういらない」「何チャンネルだろうが、何曜日だろうが、何時だろうが関係ない」等と持論を展開。更に、4月3日の完成披露舞台挨拶では、「“月9”ってもう言わなくてもいいんじゃないかって、個人的には思っている」とまで言い切った。一体何故、ここまでフジテレビとの“温度差”がある発言を繰り返すのか。「昨年の“未来への10カウント”(※テレビ朝日系)では、キムタク史上初の視聴率1桁台を記録。今年公開の映画“レジェンド&バタフライ”の興行収入も30億円に届くかと伸び悩んでいる。更に、“Snow Man”や“SixTONES”等ジャニーズの後輩達のドラマでの活躍が目立ち、彼らの“お手本”であり続ける重圧は相当なもの。数字のハードルを下げたいと、“予防線”を張っているのでしょう」(テレビ誌関係者)。ゴリゴリ削りたいのは周囲からのプレッシャーでは。


キャプチャ  2023年4月13日号掲載

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【木曜ニュースX】(332) 長寿番組終了の裏に“妻の介護”…タモリが密かに終活を始めている

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4月1日の夜。東京都内の高級住宅街にある邸宅の前に、白いワンボックスカーが横付けされた。慎重な足取りで降りてきたのは、キャップを目深に被ったタモリ(77)。傍らには、夫に支えられてゆっくりと自宅に入る妻の姿があった。「毎度お馴染み、流浪の番組…」のフレーズで始まる深夜番組『タモリ倶楽部』(※テレビ朝日系)が、3月31日の放送で40年半の歴史に幕を閉じた。最終回の平均世帯視聴率は4.3%。今年の最高視聴率で有終の美を飾った。1982年10月に始まった同番組は、多趣味のタモリが、古地図や鉄道、音楽等をマニアックに掘り下げる自由なスタイルが売り。元テレビ朝日プロデューサーの鎮目博道氏が話す。「深夜帯で平均視聴率を2~3%も取っている番組は、固定のファンが付いている。恐らく、テレ朝は終了させたくなかったでしょう」。それでも番組が終わったのは何故か。「タモリさん側から『区切りをつけたい』と申し出があった」(テレ朝関係者)。前出の鎮目氏は、こう推測する。「バラエティーの番組収録は体力や精神力を使いますし、少しずつテレビからフェードアウトする可能性があります。スタッフが『この人の為に頑張りたい』と思える方なので、露出が減るのは残念です」。

タモリ自身は最近、長年親しくする知人にこう語っているという。「今、終活中なんだよ」。それを裏付けるかのように、タモリは少しずつ“店じまい”を進めていた。2018年には10年間続けていたヨットレース大会『タモリカップ』に自ら幕を引いた。また、今年に入って、北海道東川町で構想が進む『KAGUデザインミュージアム』にジャズレコード約1万枚を寄贈することが発表された。タモリの友人で、同ミュージアムの建築を支援する隈研吾氏が経緯を明かす。「昨年、タモリさんに私が設計した早稲田大学の村上春樹ライブラリーの話をしたんです。『春樹さん自慢のレコードが所蔵されていて、来館者が聞けるようにしてるんですよ』と言うと、『面白いね。レコードを沢山持っているからやりたい』と。いつ完成するかわからないと伝えると、『あんまり先だと俺は生きていないよ』と笑っていました。自分のコレクションを次の世代に託したいと考えているのでしょうね」。ゆっくりだが、着実に終活を進めるタモリ。その背景には妻の存在がある。「2014年に32年続いた“笑っていいとも!”を終えた理由のひとつに、病気がちになった奥さんとの時間を増やしたいとの意向もあった」(芸能記者)。タモリが2歳年上の妻と出会ったのは、福岡の『朝日生命』でサラリーマンをしていた時代。結婚後、芸能界デビューを目指し上京した際は、2人で赤塚不二夫の家へ居候していたこともあったという。「いいともの時期も、奥さんが毎朝5時半に起きて朝食を作って支えた。『カミさんには頭が上がらない』とよく言っています」(知人)。妻はタモリの個人事務所の社長も務めていたが、自身の親の介護も重なり、体調を崩してしまった。冒頭のシーンで、タモリ夫妻を乗せた車を運転していた男性がこう話す。「今、タモリさんの奥さんは療養中なんです…」。以前は近所で2人仲良く散歩していたが、最近はめっきり見られなくなった。一方で、甲斐甲斐しく妻を介護する姿が目撃されるようになったという。前出の知人が明かす。「奥さんは足が弱くなった上に、目の調子も悪い。食事や買い物もタモリさんが面倒を見ています」。タモリの静かな“老後”が始まっている。


キャプチャ  2023年4月13日号掲載

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【木曜ニュースX】(331) 小室哲哉と大谷翔平に嫉妬…“教授”坂本龍一の意外な一面

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「天才・細野、奇才・坂本、商才・高橋――。YMOはそういう個性の3人だった」。3月28日に癌で亡くなった坂本龍一(※享年71)についてこう評するのは、YMOを世に送り出した音楽プロデューサーの川添象郎氏。知的なイメージから“教授”と呼ばれたが、本誌の取材で意外な一面が明らかになった。東京藝術大学大学院に通った坂本。当時の風貌は、今とかけ離れたものだったという。バンド仲間のミュージシャン、伊藤銀次氏の証言。「服装もバンカラで、水島新司の野球漫画“あぶさん”の主人公のように無精髭を生やしていたので、僕達の間では“あぶさん”って呼ばれていた。山下達郎さんや大貫妙子さんらと麻雀卓を囲むと、『麻雀っていうのはさ、結局、二進法でコンピューターと同じなんだよな』なんてクールなことを言いながら、負けたらカーッとなっていました(笑)」。転機となったのは大学院修了後の1978年のこと。前出の川添氏が振り返る。「私の事務所に細野晴臣さんがやって来て、アルバムを作ることになった。音源を聞くと、出だしが『ピ、ポッ、プー』と電子音で始まる。細野さんは『坂本龍一と高橋幸宏と3人で作った』って。全てが電子楽器で作られた世界初の音楽、それがYMOのスタートでした」。同年12月、新宿で開かれたフェスに出演すると、アメリカのプロデューサーの目に止まり、トントン拍子で全米デビューが決まった。

「コンサートをやると8000人の観客がスタンディングオベーション。その模様がNHKのニュースで流れて人気に火がつき、毎日3万枚くらい売れた。生産も追い付かず、アルファレコードのプレス機全てがYMOの音楽をプレスしていたと言われています」(同)。あっという間に日本一の売り上げを記録したが、坂本はある“事件”を起こす。「いきなりスターになったので、凄く狼狽していた。これぞ“売れちゃった病”だなって。世界ツアーが決まった時、坂本くんが『僕は行きたくない』って言いだしたんです。『君が行かないと話にならない』って説得すると、『わかりました。でも、条件としてソロアルバムを作らせて下さい』と言ってきたんです」(同)。1983年、坂本は映画『戦場のメリークリスマス』への出演後にYMOを“散開”。1990年には当時の妻・矢野顕子と娘の坂本美雨と共にニューヨークへ渡る。「ほどなく矢野さんと別居。マネージャーの女性と同棲し、息子も儲けました。坂本さんは50歳くらいまで酒や煙草の量も多く、刹那的に生きていて『いつ死んでもいい』と。でも、音楽一筋だった彼の中に、子供の行く末を見守りたいという思いが芽生え、『長生きしたい』と言いだすようになった」(坂本の仕事仲間)。“世界のサカモト”と称される一方で、こんな一面も。「素顔はとても人間臭く、昔は女の子も沢山侍らせていたし、売れているものには何でも嫉妬していた。特に、全盛期の小室哲哉へはその思いも強く、美雨さんが小室の音楽にハマっている姿を面白く思っていませんでした」(同)。嫉妬の対象は同業者以外にも向けられたという。「大谷翔平がメジャーで活躍し始めた頃、『アイツと女の子を取り合ったら負けちゃうかもなぁ』と嬉しそうに言っていた。未だそんな気持ちがあるんだな、と驚かされましたね」(同)。健康に留意するようになり、「100年後に残る音楽を作りたい」と意気込んでいた坂本。だが2014年、62歳の時に中咽頭癌と診断される。2020年に寛解したが、同年に再び直腸癌と診断され、治療しなければ“余命半年”と告げられた。「最初に原発巣と肝臓2ヵ所、転移したリンパの腫瘍、更に大腸も約30㎝切除。癌は両肺にも転移し、1年で6回の手術を受けた。2020年末からアメリカに戻らず、慶應義塾大学病院で治療に専念していたが、人とも会えない生活の中、食事も碌に喉を通らずに痩せていった」(坂本の知人)。昨年末には世界約30ヵ国配信のコンサートも行なった坂本だったが、癌との9年戦争の末、その生涯を閉じた。坂本の死を知った盟友の細野晴臣は、川添氏に涙声でこう漏らしたという。「YMOのプロジェクトが懐かしい。2人が先に逝っちゃって、僕だけが遺された。この先、どうしたらいいんだろう」――。最期は「つらい。もう逝かせてくれ」と近親者に告げた坂本。“聖なる音”を意味する梵字が彫られた墓で、永き眠りについた。


キャプチャ  2023年4月13日号掲載

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【木曜ニュースX】(329) 月給43万円“破格の待遇”なのに…清水富美加こと千眼美子が表舞台から消えた!

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『全部、言っちゃうね。』――そんなタイトルの著書と共に、突然の“出家”宣言で世間を驚かせた女優の清水富美加(28)。2015年の朝ドラ『まれ』(※NHK総合テレビ)で主人公の幼馴染役を演じる等、若手女優として注目を集めていた矢先の2017年2月12日、『幸福の科学』への出家と芸能界引退が一斉に報じられた。「信者だった両親の影響で彼女も入信しました。本人も『お父さんはゴリゴリの信者』と語っていた。大川隆法総裁からは“千眼美子”という法名が与えられました」(教団関係者)。本誌が入手した教団の内部文書(※2017年)には、“新出家者 2月7日付”として次のように記されていた。“千眼美子(22) メディア文化事業局兼NSP(株)部長 本給43.5万円”。NSPとは教団の事務所『ニュースタープロダクション』のことで、彼女はその部長職を担っていたようだ。他の新出家者の月給を見ると、20万円前後が目立つから、千眼が破格の扱いであることがわかる。更に、「千眼さんの出家報道によってできた広く一般に法を弘めていく気運をさらに醸成しつつ、映画や東京ドームのお誘い、入会・三帰のお勧めにつなげてまいります」との報告に対し、大川氏は直筆で「しっかりやって下さい」と指示を出していた。「実際、清水は2017年8月の東京ドームでの大講演会に登場。5万人(※教団発表)を前にドレス姿で歌を披露しました」(同)。

以降、翌2018年公開の映画で大川氏の長男・宏洋氏の“恋人役”を演じる等、年1回のペースで映画の主演を務めてきた。2020年4月にはラジオ番組『千眼美子の飛んでけ!SOUND WAVE』(※ラジオ大阪)も開始。その知名度を生かし、教団の広告塔として活動を続けてきたのだが、「昨年から彼女の露出が急減しているのです」(同)。実際、映画は昨年2月公開の『愛国女子』を最後に主演作はゼロ。今年5月公開予定の『レット・イット・ビー~怖いものは、やはり怖い~』では、脇役としてクレジットされている。前出のラジオ番組も、昨年7月に番組名が『あなたに届け!Happy Sound Wave』に変更され、昨年10月以降、清水は一度も出演していない。加えて、SNSの更新も停滞。『インスタグラム』は昨年2月18日、『ツイッター』の投稿は昨年11月7日が最後だ。「そんな中、3月初旬にある“霊言”が公開されました。大川氏が亡くなる直前、2月中旬に収録した音源とされます」(同)。実際に、霊言を聴いた現役の信者が明かす。「大川総裁は、後継者候補だった長女の咲也加さんを批判する文脈で、突然、千眼さんの名前を出しました。千眼さんは、総裁から“娘みたい”と言われ、寵愛を受けてきた筈。ところが、この日の霊言では『実の娘でないにも拘わらず、調子に乗っている』と、彼女を非難するような感じだったのです。千眼さんの立場が以前より悪くなっていると受け止めました」。教団広報局は事実確認に対し、次のように回答した。「(映画で脇役になったのは)配役については、プロデューサーと監督を中心に様々な観点から判断し、役に相応しいタレントを起用しています。(ラジオの降板は)番組内容の変更に伴い、MCについては千眼だけではなく、幅広くタレントを起用する方針に変更となりました。SNSについては本人に任せております。(霊言の意味については)お答え致しません」。このまま“全部、消えちゃう”の?


キャプチャ  2023年4月6日号掲載

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【木曜ニュースX】(319) 大河ドラマ『おんな城主 直虎』回顧展から消された三浦春馬…“不手際”謝罪で復活もファンは納得せず

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静岡県浜松市で開催中の『おんな城主 直虎』回顧展(※浜松市観光・シティープロモーション課主催、2023年1月31日~2024年1月14日)が、2020年に亡くなった俳優・三浦春馬のファンの間で話題になった。展示された出演者パネルで、主人公の井伊直虎(※柴咲コウ)の許嫁である井伊直親役を演じた三浦の写真がシルエットになっていたのだ。三浦の死には未だ謎が残ることも相俟って、回顧展を訪れた三浦のファンからは怒りと悲しみの声が沸き起こった。ファンの1人は、「三浦の写真が空白になっているのは所属事務所のアミューズが使用許可を出さなかった為だ」と自身のSNSに投稿。「残酷さが心を撃ち抜いています」と嘆いた。反響の大きさに、『アミューズ』の法務部は2月3日、「当社出演アーティストの写真の不掲載に関し、誤った情報が拡散されました。ファンの皆様のご心痛に、当社も悲しく思います。今後とも、誤った情報に惑わされないよう、お願いいたします。ファンの皆様がアーティストを大事に思ってくださるお気持ちに、いつも感謝しています」とツイート。主催の浜松市も、「皆様のお声を受け、お写真を使えなかった理由を調査したところ、パネルの製作者であるNHKエンタープライズの権利確認に不手際があり、所属事務所への確認ができていなかったことが原因と判明しました。NHKエンタープライズを通じて三浦春馬さんのお写真の使用を確認したところ、三浦春馬さんのお写真を使用できる運びとなりました」とコメントを出した。一方、責任を名指しされた『NHKエンタープライズ』は不手際を認める詫び文を公表。そのままNHK側の不手際ということで、事態は落ち着いたかにみえる。だが、考えてみればおかしな話だ。権利確認を怠ったのなら、未確認のまま写真が展示され、後で指摘されるのが考えられる流れだろう。しかも、このイベントは、直虎と同じ浜松市を舞台とした今年の大河ドラマ『どうする家康』とタイアップしたもので、三浦のシルエット画像を態々飾ることは番宣にも何もならないことは、開催前からわかることだ。ファンの多くもそう思ったらしく、NHKエンタープライズの不手際よりも、アミューズを非難する声が未だに多い。詳細は不明だが、浜松市とNHKエンタープライズの担当者同士の話し合いで、NHK側は三浦の母親を持ち出して弁解していたという。母親が写真の使用にクレームをつけたというのか。それともアミューズが、三浦の母親を口実にして、写真の使用許可を渋ったのか。そこで双方に今回の出来事について質問すると、NHKエンタープライズは「リリース以上の回答は差し控えます」と返答。アミューズからは締め切りまでに回答はなかった。不審な“自殺”を遂げた三浦の記憶を消し去りたい者が、アミューズやNHKにいるのかと疑いたくなる。2月4日からは三浦の写真入りでの展示となっており、NHKとしては面目丸潰れとなったが、それ以上にファンの疑念は燻り続けるだろう。 (取材・文/フリージャーナリスト 高田欽一)


キャプチャ  2023年4月号掲載

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【沖縄復帰50年】第6部・未来へ(01) 島の痛みをラップで伝承

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キャプチャ  西部本社版2022年12月19日付掲載

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【昭和&平成芸能スクープの裏側】(22) 高倉健、ビートたけし、仲本工事…何故スターの晩年は“女”で狂うのか?

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国民的人気お笑いグループと呼ばれ、昭和、平成、令和に亘り活動してきた『ザ・ドリフターズ』メンバーの仲本工事さんが、2022年10月19日に亡くなった。前日夜に横浜市の車道で交通事故に遭ったことが原因だった。享年81。芸能界や文化人等各界から悼む声が絶えず、仲本さんの人柄が伺えた。だが同時に、こんな声も上がっていた。「仲本さんはドリフのメンバーの中では真面目で誠実と言われていたんですが、過去に“競馬のノミ行為事件”という黒歴史があります。更に、2012年に再婚した27歳年下の演歌歌手で事実上の妻だった三代純歌さんに『虐待されていた』という噂も取り沙汰されました」(芸能ライター)。1980年代、ドリフが生出演していた『8時だョ!全員集合』(※TBSテレビ系)の視聴率は30~40%と驚異的な数字を記録。まさに国民的人気だったわけだが、その“主役”が起こした不祥事は当然ながら話題となった。「発覚したのは1981年。仲本さんと、同じくメンバーの志村けんさんが、馬券を他人に買わせて配当金の一部を譲り受けていました。ノミ行為は反社会勢力が仕切っていたこともあって、大問題になったんです」と言うのは当時を知る芸能ブローカー。「ご存知の通り、ドリフはリーダーのいかりや長介、加藤茶、高木ブー、仲本工事、志村けんの5人組だったんですが、ギャンブルで有名だったのは寧ろ加藤でした。音楽仲間だった故・小野ヤスシさんと、コメディアンの左とん平さんと”3兄弟”と言われるほど親しく、集まれば麻雀。なべおさみが加わることもありました。銀座7丁目のコリドー街近くのビルの一室で連日のようにやっているという情報は、マスコミ関係者は皆知っていたでしょう。”賭け”の噂もあったので、『いつか問題になるのでは』と思っていましたが、まさか他のメンバーがノミ行為で逮捕されるとは思ってもみませんでした」。

事件が明るみになった仲本さんと志村さんは、書類送検の上、略式起訴され、約1ヵ月の謹慎処分を受けた。ところが、全員集合はTBSを代表する番組で、出演者側の都合で休めばスポンサーから莫大な違約金を請求される。リーダーのいかりやさんは残った加藤、高木と3人で番組を続行させた。「当時の一番人気は志村。その志村がいないわけですから、加藤を中心したコントを作って何とか乗り切りました。いかりやは後に自著で、『3人ドリフはグループ最大のピンチだった』と振り返ってます」(当時の番組スタッフ)。その後、いかりやさんが他界すると、ドリフは志村さんを中心に地上波の特番等で活躍してきたが、その志村さんも新型コロナウイルスに感染し、2020年3月に肺炎で死去。残された仲本、加藤、高木の3人は『こぶ茶バンド』を結成。全国でライブやディナーショーで活躍してきた。“大御所”と言われるような大スターは、その晩年、女を巡るトラブルが噴出することが少なくない。仲本さんも、プライベートでは三度の婚姻歴があった。一度目の妻とは1982年に死別。1991年に再婚し、渋谷のセンター街で夫婦揃って居酒屋を経営していたが、2004年に離婚。その後、2012年に純歌さんとの再婚が報じられたが、「周囲の反対もあった」とされ、未入籍のまま最期を迎えた。「仲本さんは純歌さんと結婚3年目にして、目黒区の閑静な住宅街で居酒屋“仲本家JUNKAの台所”をオープン。居酒屋の隣りに夫婦で経営するカラオケスナックを開きました。しかし、2021年7月以降、お店はやっていなかったみたいですね」と言うのは女性誌記者。「同時に純歌さんは『横浜でカレー屋をやる』と言って家を出て行きました。男の影がちらつくとの報道もありました。仲本さんはそのことを薄々感じていたようで、『俺も年だから』と言っていたらしいのですが」。仲本さんが亡くなる約2週間前、『週刊新潮』が“娘が悲憤の訴え ドリフ仲本工事を虐げる27歳年下のモンスター妻”というタイトルで、純歌さんについて報じている。記事によると、仲本さんはごみ屋敷に放置され、家計は火の車で家賃滞納1年、とされた。「それでも、仲本さんは惚れた弱みで純歌さんを庇っていたといいます。この一件を聞いて、高倉健ややしきたかじん、ビートたけしのことを思い浮かべましたよ」(前出の芸能ライター)。銀幕の大スター・高倉健が死去したのは8年前。死後、元女優の小田貴月(※当時、貴倉良子)が突然、“養女”として現れ、健さんの全財産を相続して世間を騒がせた。健さんと同年に他界した“浪速の帝王”やしきたかじんも、死後、娘と妻が遺産相続バトルを繰り広げた。お笑い界の重鎮・ビートたけしも、長年連れ添った前妻と突然の離婚。“愛人”と言われた女性と再婚すると、ブレーンが次々と離れていった。何故スターの晩年は、こうも女に乱されるのか。これは芸能界の大きな謎だ。急死した仲本さんの場合は、純歌さんと入籍していなかった為、彼女に相続権がないことが救いかもしれないが。改めて仲本さんに合掌――。


本多圭(ほんだ・けい) 芸能ジャーナリスト。1948年、東京都生まれ。明治学院大学中退。TBS臨時労働者雇用闘争を経て、『週刊ポスト』記者。フリー転身後は芸能や医療分野を精力的に取材。著書に『スキャンダルにまみれた芸能界のトンデモない奴ら』・『ジャニーズ帝国崩壊』(鹿砦社)。


キャプチャ  2023年2・3月号掲載

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