傷だらけの『SMAP』と引き裂かれた“育ての親”――伝説のプロデューサーが語るSMAP解散の深奥

この2年というもの、常にその動向が取り沙汰されてきた『SMAP』が、遂に解散の日を迎えた。事務所と育ての親、そしてメンバーを分断した“大きな力”とは何だったのか? キーマンのメリー喜多川氏を古くから知るメディアプロデューサーの酒井政利氏が、解散の本質を論じる。 (取材・文/本誌編集部)

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時は1980年代初頭。あの山口百恵を世に送り出したことで知られる『CBSソニー』のプロデューサー・酒井政利氏(※左画像)の下に、1人の女子学生がやって来た。もの静かで芯のありそうな女子大生の名は、飯島三智。「芸能関係の仕事がしてみたい」という動機から、伝手を辿って業界に精通する酒井氏を訪ねてきたのだった。「最初に会った時のことはよく覚えています」と語るのは、酒井氏本人である。「彼女の親戚筋に当たる人が、当時、私がお世話になっていた方だった関係で、会うことになったと記憶しています。勿論、それまでは全く面識がありませんでしたが、会ってみると、彼女は非常に感じの良い人でしたね。丁度当時、ジャニーズ事務所のメリー喜多川さんが女性スタッフを欲しがっていたものですから、私がメリーさんに飯島さんを紹介したのです」。CBSソニーのレーべル第1号は、『ジャニーズ事務所』に所属していた『フォーリーブス』の『オリビアの調べ』(1968年)だった。酒井氏とメリー氏は、古くからの知り合いである。人材の採用に当たっては厳しい独自基準を持つことで知られるメリー氏であったが、初対面で飯島氏のことを気に入り、飯島氏は大学を卒業後、ジャニーズ事務所に入社するのである。「国民的グループ・SMAPは、育ての親と言われたマネージャー・飯島氏の存在無しに成立しなかった」と言われる。若しこの時、酒井氏が飯島氏をジャニーズ事務所に推薦しなかったら、或いはメリー氏が採用を決めなかったら、SMAPはこの世に誕生していなかったかもしれない。人生とはまさに“偶然性の結晶”である。四半世紀に亘り芸能の第一線で活動してきたSMAPは、2016年12月31日を以てその活動に幕を降ろす。何故、SMAPは解散せざるを得なかったのか? それを簡単に説明することは不可能だが、ここではジャニーズ事務所、育ての親である飯島氏、そしてSMAPメンバーの三者関係から、その背景を読み解いていきたい。

酒井氏の紹介でジャニーズ事務所に入社した飯島氏は、メリー氏の下で当初はデスク業務をしていたという。だが、1988年に結成されたSMAP(※当時は6人)が、人気絶頂の『光GENJI』の影に隠れて中々売り出せずにいたのを見て、飯島氏は「私にやらせて下さい」とマネージャーに立候補する。そこから、飯島氏とSMAPの二人三脚が始まるのである。「彼女は、当時、アイドルが立ち入るべきではない“禁区”とされていたバラエティー番組に目を付け、SMAPを積極的にテレビ局に売り込みました。アイドル氷河期の時代、何とか彼らを売り出す為の苦肉の策だったと思うのですが、これが結果的に功を奏したのです」(酒井氏)。当時、フジテレビ系で放送されていた『夢がMORI MORI』への出演がSMAP人気の原点となったことは、熱心なファンの間で“常識”となっているが、これで手応えを掴んだ飯島氏は、従来のアイドルとは違った売り出し方でSMAPの露出を徐々に増やしていった。酒井氏が語る。「タレントが売れる為には、3つの条件があります。先ず、タレントに才能があること。素材の良さですね。そして2つ目は、タレントに合った売り出し方をすること。これはスタッフワークです。そして3つ目は、タレントの魅力とその売り出し方が時代の波に乗っていることです。どんなにタレントが逸材で、熱心に売り出したとしても、時代が味方してくれなくては上手くいかない。それがこの世界の面白さでもあり、難しいところでもあるのですが、飯島さんとSMAPの関係には、明らかに時代の後押しという幸運があったと思いますね」。メンバー其々の個性を活かし、ソロ活動の領域を広げながら、SMAPという“故郷”を守り続ける。飛び抜けて突出した才能を持つメンバーがいなかったことも、グループ全体の人気を上げる上では却って好都合だった。1996年に森且行がメンバーを脱退し、以後、その歴史がジャニーズ事務所から抹殺される等の波乱はあったものの、SMAPはジャニーズ事務所において別格の存在に成長。2003年、『世界に一つだけの花』が250万枚を超えるヒットを記録した頃から、SMAPは“国民的アイドルグループ”と呼ばれ始めるようになった。「SMAPをそこまで引き上げるには、飯島さんも色々と苦労したと思いますよ」と酒井氏が回想する。「彼女がSMAPを担当するようになってから暫くした時、偶々テレビ局の中で彼女と会ったのですが、あんなにぽっちゃりしていた顔がほっそりと変貌しているのを見て、驚いたことがありました。SMAPを成功させたことで、飯島さんはメリーさんに目をかけられる。しかし、あそこの事務所は女性が多いですから、それに嫉妬して何かとやっかみを受けることもある訳ですね。勿論、給料も未だ安かった。それでも、結婚していない彼女にとって、SMAPのメンバーは全員我が子のようなものだったのでしょう」。

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<画像6枚> 交際報道から1ヵ月足らずなのに早くもスキャンダル! 山﨑夕貴アナ、芸人彼氏・おばたのお兄さんに浮気発覚

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Aさんが泊まっていた東京都内のホテルのベッドの上でリラックスするおばたのお兄さん。この後、彼女に関係を迫った。

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山﨑アナと交際真っ只中の先月のライブ後、AさんのSNSに送られたメッセージ。下心ミエミエだ。

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佐々木希、狙うはママドル! アンジャッシュ渡部“利用”で窺うビジネスチャンス

20170622 04
今年4月9日放送の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)の中で、モデルで女優の佐々木希(29)との結婚を発表したお笑いコンビ『アンジャッシュ』の渡部建(44)。15歳差の絶世の美女と結婚までこぎつけたことで注目を集めた渡部だが、その結婚には不穏な噂が付き纏っているという。「あの佐々木希と結婚に至るだけあって、やはり渡部は恋愛巧者として名を馳せています。女優の伊藤裕子やグラドルの熊田曜子等、これまで様々な美女と浮名を流してきた彼が、果たして結婚で本当に落ち着くのか? 『結婚した瞬間から離婚のカウントダウンが始まっている』と腐すテレビ関係者も多いんですよ。とはいえ、『人気が落ち始め、年齢的に美貌のほうも…と焦った佐々木が、妻ドル、ゆくゆくはママドル的な位置をゲットする為にしたビジネス婚だから大丈夫』なんて話もありますが…」(番組制作会社関係者)。果たして、この結婚は夫婦関係・ビジネス面において成功するのか? 今後、2人の愛の力、或いは商才が試されることになりそうだ。 (取材・文/フリーライター 阿左美賢治)


キャプチャ  2017年6月号掲載

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世界的名優がまさかのゲス不倫! 渡辺謙が縋る大手芸能プロ『ケイダッシュ』の権力

20170622 09
ハリウッド俳優の渡辺謙(※左画像)が、20歳年下の北新地の元ホステスで、ジュエリーデザイナーのA子さんとの不倫スキャンダルを『週刊文春』にスクープされた。文春は3週連続で写真付きで報じたが、ワイドショーやスポーツ紙は後追いせずに沈黙した。「渡辺は2005年に前妻のYさんと離婚、同年に女優の南果歩と再婚しましたが、その時に『果歩の全てを一生愛す』と公言していました。ところが、A子さんとは3年半前から不倫関係にあり、昨年2月に南が乳癌を患っていることがわかって以降も、渡辺は闘病中の南を支える献身的な夫を演じながら、不倫関係は続いていたんです。渡辺こそ“ゲス不倫の極み”です」。然る芸能ライターはこう話し、言葉を続ける。「マスコミは、ベッキーの不倫は“ゲス不倫”と散々叩いておきながら、渡辺は所属プロが強面の“ケイダッシュ”ということで尻込み。それどころか、“とくダネ!”(フジテレビ系)司会の小倉智昭などは『世界の渡辺謙だから』と擁護したんです」。小倉は「この2人はビクともしませんよ」と擁護するような発言をしたことで、コメンテーターの古市憲寿から「ベッキーや乙武洋匡さんの時は、まるで犯罪者みたいな扱い方をしておいて。渡辺さんと何が違うの?」とツッコまれるという醜態を曝した。不倫が発覚した際には、渡辺は滞在先のニューヨークから帰国していたが、ノーコメントを貫いた。代わって、所属するケイダッシュの川村龍夫会長が「離婚の可能性はゼロ。彼は事態をちゃんと収拾できる筈」とコメント。「川村会長がそう言ったのは、前回の離婚騒動が念頭にあったからでしょう。離婚に行きつくまで、渡辺が夫・父親としてゲスぶりを発揮したことは、あまり知られていない」。こう話すのは、当時を知る夕刊紙記者。

「Yさんに借金トラブルがあったのですが、“我関せず”と即別居。2人の子供がいるのに、生活費も渡さなかった。その間、生活を支えたのは、未だ17歳だった長女の杏だったんです。彼は超サイテーな男ですよ」(同)。1987年に大河ドラマ『独眼竜政宗』(NHK総合テレビ)の主演に抜擢された渡辺は、その後、映画『天と地と』(東映)の撮影中に急性骨髄白血病を患って入院。1993年の大河『炎立つ』(NHK総合テレビ)で再び主演したが、翌1994年に再発。復帰する1995年まで入退院を繰り返した。その後、2001年に所属していた演劇集団『円』からケイダッシュに移籍している。「移籍理由について渡辺は『FAのようなもの』と言いましたが、移籍前に女性週刊誌に高島礼子とのダブル不倫が報じられています。『大手プロに行けばスキャンダルが押さえられる』という思惑ですよ」(芸能関係者)。ところが、皮肉にも移籍直後に税金滞納が発覚。Yさんが、子供の同級生の母親たちや、宗教団体『釈尊会』の小野兼弘会長(※故人)から約5億円の借金をしていたことも明らかになった。「Yさんは渡辺の“糟糠の妻”と言われていましたが、渡辺が白血病になったことで宗教にのめり込んでいった。それが釈尊会でした」と宗教ジャーナリストは言う。「小野会長は“巨漢の怪僧”と呼ばれ、信者から集めたカネで銀座の高級クラブで豪遊していたんです。その頃、腰巾着のように付いていたのが、今は偉そうなことを言っている政治ジャーナリストの藤本順一でしたよ」(同)。Yさんは、渡辺が復帰を遂げたことで、益々釈尊会にのめり込んでいった。しかし、莫大な借金の使途については渡辺に明かすことはなかった。「Yさんは最後まで、渡辺に借金の真相は言いませんでしたが、後になって『2億円以上のカネが釈尊会に流れている』という疑惑が持ち上がったんです」(前出の夕刊紙記者)。当時、渡辺は会見で、「借金の原因は、自分の白血病の高額な治療費と自宅のローンだ」と涙ながらに語っている。当時を知る芸能記者が言う。「いくら高額医療だといっても、5億円はかからない。本当のところは不明です。それ以前から、渡辺の女性問題で夫婦仲は上手くいっていなかったんですが、この借金トラブルで別居したんです。長男の渡辺大と長女の杏は母親につきました。その後、渡辺が離婚訴訟を起こしたことで、一番の被害者になったのが杏です」。当時、高校生だった否は、モデルとして『サンミュージック』傘下の『サンミュージックブレーン』に所属していた。一方、兄の大は俳優業の傍ら、大学に通っていた。「渡辺から生活費が送られてこなかった為に、家族は生活に窮した。杏は、『私は高校を中退して働いて、生活を支える』と言い出したんです。といっても、親の七光りを利用したくなかった杏は、事務所にも渡辺謙の娘であることを内緒にしていました。しかし、母親が事務所にお金を借りにきたことで、事務所は初めて渡辺謙の娘だと知ったんです」(前出の芸能ライター)。今回の不倫スキャンダルで、相手のA子さんが「渡辺はケチなのよ」と親しい友人に語っていたというが、事実、かなりの吝嗇家だったようだ。今回のスキャンダルでは、所属事務所のメディアへの威圧効果が十分に発揮されたようだが、渡辺の最初の離婚問題の当時は、ケイダッシュはマスコミ報道に手を拱いていただけで、マスコミもスキャンダルとして騒ぎ立てた。

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【ジャニーズの闇】(02) 『SMAP×SMAP』終了で中居正広がフジテレビ出入り禁止へ

20170620 04
「SMAP解散が確定した昨年の大晦日から、“4人”はフジテレビから締め出され始めました。収録済みのVTRは放送されるでしょうが、今後、彼らの出演は無くなるでしょう」――。謎の集団『ジャニーズ探偵局』のメンバーは、「その理由をお聞かせします」といって2枚の文書を取り出した。ここには、SMAP解散の舞台裏が書かれているという。SMAP解数については、『ジャニーズ事務所』幹部・藤島ジュリー景子と元マネージャー・飯島三智の権力争いが発端だということが、これまで大々的に報じられている。この対立に巻き込まれてSMAPが分裂し、フジテレビ系列で放送されていた唯一の冠番組『SMAP×SMAP』も昨年12月26日に打ち切りとなったのは周知の通り。だが、「元メンバー4人がフジテレビを出入り禁止になった」という話は聞かない。「4人は、元マネージャー派の中居・稲垣・草彅・香取です。その陰には、フジテレビとジャニーズ事務所のとんでもない蜜月関係があります。この文書は、内情を知る関係者からの告発なのです。ジャニーズをフジテレビが密接に繋がった“ある出来事”が書かれています」。

早速、その文書に目を通す。誰もが知っているジャニーズ幹部とフジテレビ幹部の名が出ている。現場関係者しか知らない番組制作に関わる人物の名、更には大手広告代理店の名が出てくる。「簡単に言うと不倫です、ジャニーズ幹部とフジテレビ社員の。それを知ったジャニーズのドンが猛り狂い、フジテレビの上層部に詰め寄った。これを機に、ジャニーズはフジテレビを牛耳るようになったという流れです。単なる幹部の不倫であればここまでならないでしょうが、この幹部は特別な存在でした。今は詳細は言えませんが、“不倫以上の問題”もあったようです」。この件以降、フジテレビではジャニーズ事務所との仕事は“会長案件”と呼ばれるようになったという。「文書にはこう書かれています。『SMAPを解散させたくない制作スタッフは沢山いました。しかし、ジャニーズ事務所の意向を無視したスタッフは皆、二度と戻れない閑職に飛ばされた』と。逆に、番組を終了させた社員は昇進しているといいます。4人が出禁になるのは、元マネージャー派が出演することでジャニーズ事務所の機嫌を損ねる可能性があるからでしょう」。6月には、この元マネージャー派の4人が新事務所へ移籍する動きがあるという。晴れて移籍となれば、新事務所のカを背景に自由な活動ができるということなのだろうか? まだまだ騒動は終わりそうもない。 (取材・文/フリーライター 高木瑞穂)


キャプチャ  2017年6月号掲載

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チャイナマネーに跪いたレオナルド・ディカプリオ――習近平が目論む“ハリウッド爆買い”、マレーシア航空の事件との関係

20170616 08
近年、中国マネーによるハリウッド侵食が急ピッチで進んでいる。その“赤化”の中心的な企業・人物は、近年、アジアの富豪1位の座にある不動産大手『大連万達集団(ワンダグループ)』の王健林会長だ。王会長は、習近平国家主席とその一族、温家宝前首相の一族等にも近い政商である。表看板は民営企業の会長だが、国家権力と癒着し、“巨大な財布”を手に、権力者が欲するものを“爆買い”したり、世界の超大物との関係構築や改善に動いたり、権力者とその一族の私財を国外に逃がす等、様々な役割を背負っている。ワンダは2012年、アメリカで2番目の規模を誇る映画館チェーン『AMCエンターテインメントホールディングス』を買収した。更に、ワンダ傘下のシネマ企業は昨年1月、『ジュラシックパーク』等を製作したアメリカの大手製作会社『レジェンダリー』を35億ドルで買収。その調印式で王会長は、「中国は今後、グローバルな映画産業において発言力を勝ち取っていく」等と挑発的な演説をしている。昨年7月にはAMCを通して、アメリカ4位のシネマチェーン『カーマイク』を12億ドルで買収し、イギリスではヨーロッパ最大シネマチェーンの『オデオン&UCI』を9億2100万ポンドで買収した。王会長と富豪1・2位を争う、江沢民一族に近い『アリババ集団』の馬雲会長も動いている。『パラマウントピクチャーズ』の『ミッション:インポッシブル/ローグネイション』・『ミュータントニンジャタートルズ:影(シャドウズ)』・『スタートレック』等へは、同集団が出資している。スティーブン・スピルバーグ監督もとうとう、自らのプロダクションカンパニーである『アンブリンパートナーズ』の株式の一部を、昨年10月、アリババに売却したことが報じられた。スピルバーグ監督といえば、スーダン南部のダルフールの虐殺事件で中国が果たした役割に抗議し、2008年8月開催の北京オリンピックの開閉会式の海外芸術顧問の任務を辞退した映画界のレジェンドである。

ところが、近年のスピルバーグ監督は中国マネーや中国人民への依存度を高めている。製作総指揮の大ヒットシリーズで、2014年に公開した『トランスフォーマー/ロストエイジ』について、業界誌は「中国での興行収入は、アメリカ本土を上回る300億円超を記録し、全世界の興行収入約1000億円の3分の1を中国で稼いだ計算」と報じた。『アメリカ映画協会(MPAA)』は「2017年、中国の映画市場はアメリカを抜いて世界最大になる」と報じ、ワンダの王会長が昨年10月にロサンゼルスで行った講演でも、「中国は将来、世界最大の映画市場になる」と発言している。ただ、映画館への人民動員は観光業とも似た構造にある。中国は、関係強化を図る国や地域に観光や留学等で人民を大量に送り込んだり、関係が冷え切った国(※近年ならば例えば韓国等)へは極力、渡航させないようボリュームを操作する。映画についても、ターゲットの製作会社や監督作品については、企業や団体にチケットの爆買いを命じる。福利厚生等の名目で人民に無償で配れば、“サクラ動員”ができる。チケットの大口購入を促進することで数字操作ができ、映画館に閑古鳥が鳴いていても“興行収入”は上昇するカラクリだ。また、映画全体の費用の30~50%が中国国内での宣伝費用に充てられることもある。採算を度外視できるのも、保護貿易ならぬ保護産業への優遇措置からだ。ここ数年、習近平政権の政策の1つに、文化と芸術産業のコントロールと振興がある。国内外の報道分野のみならず、文化芸術の“中国優位化”を目指し、とり わけ映画の影響力・洗脳力に注視してきた。その手っ取り早い方策が、“ハリウッドの爆買い”なのだ。中国共産党は、欲しいものを奪う為には、先ず人民を使ってその業界(※例えば観光業ならホテルや商業施設)を持ち上げ、盛り上げる。そして、先方を油断させ、いい頃合いで買収するというのが常套手段だ。王会長が、エンターテイメント事業への投資に異様なほど力を注いでいるのは、まさに習主席の意向、「白人社会が作ったルールを変える」「偉大なる中華民族を世界にプロパガンダする」等のミッションに沿ったビジネスなのだ。アメリカメディアが報じた内容として、昨年10月19日付の『環球時報』は、王会長が「2026年までに中国映画市場の年間興行収入は、世界の約45%に当たる300億ドルを超える」「アメリカの映画館のスクリーン数は現在、約4万枚。中国は10年後に15万枚前後に達する」「製作する側は、中国の消費者を如何に惹き付けるかを考えなければならない」「ハリウッドの映画会社が生き残りを考えるのであれば、中国企業との提携が最善の方法。作品の中の中国的要素を増やせば、中国の観衆の心を掴める」等と語ったと報じた。今や“赤いマネー”があちこちにズブズブと刺さり込むハリウッドで、米中共同製作、プロダクトプレイスメント(劇中広告)、中国人俳優の起用、ストーリー展開等においての中国傾斜は顕著である。

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<画像2枚> TOKIO松岡、内縁の妻とタワマン同棲現場

20170616 06
今月上旬のある夜、マンションに帰ってきた松岡と彼女。このラフな感じが、2人のリラックスした関係を物語る。

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<画像2枚> 小出恵介淫行事件、悪者にされた17歳少女が反論!…500万円要求報道への怒り

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A子さんを呼びつけたバーで燥ぐ小出恵介。ゲームをしながら、何杯もの酒をA子さんに飲ませた。

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【70回目のカンヌ映画祭】(下) 実力派俳優は世界が磨く

20170616 01
カンヌに来ていつも感じるのは、日本人俳優の影の薄さだ。欧米の俳優は勿論、中国や韓国の俳優に比べても存在感が無い。国内の仕事に忙しいからだ。ところが、今年は違った。カンヌの歴史の生き証人でもある日本の実力派俳優たちが、久々に戻ってきた。そして、実力派俳優は世界が磨くことを実感させた。先ず、藤竜也(75)。1976年に大島渚監督『愛のコリーダ』(東宝東和・ギャガ)で初参加。以後、同『愛の亡霊』(東宝東和)や黒沢清監督『アカルイミライ』(アップリンク)、そして今年の河瀬直美監督『光』(キノフィルムズ・木下グループ)。4度目のカンヌだ。阿部定事件を描いた『愛のコリーダ』の監督週間での上映は騒然となった。「憤然と席を蹴る人もいた。終わった後、沈黙があり、5~6人が監督に飛びかかってきた。抱擁の為だった」。再上映の要望が多く、11回も上映したという。「相反する評価は今も変わらない。それが、あの作品を生き永らえさせるエネルギーだと思う。カンヌにはうってつけの映画だった。ラジカルで前衛的なものを評価するのが、この映画祭の姿勢なんだろう」。70回の今年、映画祭の歴史を振り返る15本の上映に、『愛のコリーダ』も堂々選ばれた。

大島監督の2000年出品の『御法度』(松竹)でデビューした松田龍平(34)も来た。黒沢清監督『散歩する侵略者』(松竹・日活)の主演だ。「17年の役者人生を経て、またここに来た」という感慨を抱いた。『御法度』は、新撰組を男色の視点で描いた。「僕のスタートは、父(※優作)のようになれないということ。性格的にあんなに勇ましくなれない。だから、父がやれないことをやった」。その後も自分と役の距離が近かったが、今は「自分と役を切り離したい。父の逆なんて本当は無い」と語る。松田のこれからが楽しみだ。そして永瀬正敏(50)。1989年のジム・ジャームッシュ監督『ミステリートレイン』(フランス映画社)で初参加し、今年の『光』で3度目だ。カンヌ入りしなかったが、昨年のコンペに選ばれたジャームッシュ監督『パターソン』でも重要な役を好演した。相米慎二・ジャームッシュ・河瀬ら、強烈な作家性を持つ監督と組んできた。「唯一自慢できるのは、人との出会いに恵まれたこと」。作品が途切れても、監督と俳優の付き合いが続くのは珍しい。ジャームッシュ作品の出演は27年ぶりだが、友人関係は続いていたという。「悪戦苦闘し、悔しい思いばかりしてきた。30代くらいまでは全然ダメだった」と永瀬。それは、優れた監督や共演者に恵まれたことの裏返しだろう。藤とは、相米監督によるデビュー作『ションベンライダー』(東宝)で共演。「ずっと藤さんの背中を見ていた」。河瀬組で改めて藤の背中を見て、「ぐっときた」という。国内市場で成立するメジャーの日本映画は若者向け作品が大半で、30代半ばから役が急に減る。しかし、世界はそうではない。40代からが本番だ。今年受賞したダイアン・クルーガー(40)もニコール・キッドマン(49)もそう。カンヌの空気を知る日本の実力派俳優が増えてほしい。もっと多様な日本映画、もっと成熟した日本映画を見たい。

               ◇

編集委員 古賀重樹が担当しました。


⦿日本経済新聞 2017年6月3日付掲載⦿

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【70回目のカンヌ映画祭】(中) 欧州の危機、不安は世界に

20170615 06
パリ、ニース、ロンドン…。相次ぐテロを警戒し、今年のカンヌは物々しかった。会場の全ての入り口に金属探知機が設置され、自動小銃を抱えた警官が沢山いた。マンチェスターのコンサート会場爆破テロが発生した翌5月23日には、映画祭が声明を発表。「これは文化・若者・喜び・自由・寛容・忍耐等、映画祭と映画祭を作り上げる人々が大切にする全てのものに対する攻撃だ」とし、黙祷を呼びかけた。政治危機や経済危機の影は、出品作にも落ちていた。とりわけ、東欧・北欧・南欧の作品に色濃かった。ハンガリーのコーネル・ムンドルッツォ監督『木星の月』は、不法入国しようとして撃たれた難民の青年が空中を浮遊できるようになる物語。その超能力を知った酒飲みの医師は、青年を騙してお金を稼ぐ。難民が命がけで辿り着いた夢の土地、ヨーロッパの退廃とモラルの危機が浮かぶ。ウクライナのセルゲイ・ロズニツァ監督『やさしい女』は、獄中の夫に送った小包が返送された為、遠隔の地の刑務所を訪ねる女の物語。何故差し入れできないのか? 官憲は「国家機密だから」と教えてくれない。

「アレンジしてやる」と申し出る民間人たちも怪しい。女が身分を明かした人々や社会機構は信頼できるのか? 現代のヨーロッパに忍び寄る全体主義の寓話だ。ドイツのファティ・アキン監督『イン・ザ・フェイド』は、ネオナチによるテロで息子と夫を失った母の闘いを力強く描く。トルコ系のアキンは、公権力の移民への偏見やネオナチの国際連携等、ヨーロッパの闇も抉る。より内面の危機に迫ったのが、『パルムドール』を受賞したスウェーデンのリューベン・オストルンド監督『スクエア』。人々に“利他主義”を促す広場を作ろうとした美術館キュレーターが、その為に窮地に陥るという不条理劇だ。人間の悪意を隠蔽する現代社会の欺瞞に、“政治的正しさ”だけで判断するエリートの思考停止…。オストルンドは、政治危機の根源にある現代人の意識を撃つ。ロシアのアンドレイ・ズビャギンツェフ監督『ラブレス』は、離婚する夫婦の無邪気で無責任な行動を冷徹にリアルに描くことで、息子の疎外感を浮き彫りにする。ギリシャのヨルゴス・ランティモス監督『キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』は、負い目を抱えた医師が、患者の少年の呪いの為に家庭崩壊へと追い詰められる。共に現代人の孤立が痛々しい。危機にあるのはヨーロッパだけではない。不安は世界に広がっている。韓国のポン・ジュノ監督『オクジャ』は、山奥で飼われている巨大な豚と世話をしてきた少女の愛の物語だが、同時にグローバル資本主義の行き過ぎを告発する。人口爆発と食糧危機の克服の為、南米で発見された新種の巨大豚を世界の農家に肥育してもらうという多国籍企業のプロジェクトには、隠された秘密があった。ソウルのビル街を逃走する豚、ニューヨークの暗闇に蠢く豚、故郷の山の優しく賢い豚…。世界の不安と悲しみを巨大豚に形象化する、ポン・ジュノの傑作だった。


⦿日本経済新聞 2017年6月2日付掲載⦿

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