強制わいせつ事件を起こした東大生vs女性の死体を遺棄したアメリカ兵――どう考えても大学生のほうが凶悪だ!

『伊勢志摩サミット』直前、沖縄駐留アメリカ軍属の男が起こした女性死体遺棄事件。時を同じくして、現役の東大生5人が強制わいせつ事件を起こしていたことにお気付きだろうか? アメリカ兵の事件のほうが大きく取り上げられがちだが、その実、大学生のほうがタチが悪い実例を一挙紹介する。 (フリーライター ダテクニヒコ)

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沖縄県警は5月19日、沖縄県うるま市の会社員の女性(20)の遺体を遺棄した疑いで、元アメリカ海兵隊員でアメリカ軍属のシンザト・ケネフ・フランクリン容疑者(32・左写真)を逮捕した。容疑者は、「標的にしたい女性を2~3時間探し、見つけた女性を背後から棒で殴って襲い、刃物で刺して殺した後に、遺体をスーツケースに入れて運んだ」と供述している。伊勢志摩サミット直前にアメリカ軍属の男が起こした女性死体遺棄事件ということで、大々的にメディアで取り上げられていたが、同日に東大生5人が強制わいせつ容疑で逮捕されていたニュースに気付いた読者はいるだろうか? 週刊誌等は飛び付いていたが、マスメディアはそこまで大きく取り上げなかったこの事件。捜査関係者によると、この東大生は、東京都豊島区にある自宅マンションに21歳の女子大生を連れ込み、殴る蹴るの暴行を加えた上、カップラーメンの汁を頭にかけたり、局部にドライヤーで熱風を浴びせかける等の卑劣な行為をしていたという。殺人に至ってないとはいえ、あまりにも非人道的過ぎる犯罪行為。こういった大学生の犯罪が今までも数多く存在したのを憶えているだろうか? 前述した東大生5人は全員、『東京大学誕生日研究会』というインカレサークルの主要メンバーだったという。そのふざけた名前からしてお察しの通り、女性のメンバーとバカ騒ぎしてセックスをするのが目的の所謂“ヤリサー”である。大学生の“ヤリサー”が起こした事件で最も有名なのは、2003年に発覚した『スーパーフリー事件』であろう。

「ギャルは撃つ為の公共物だぜ」を合言葉に、常習的に女子大生に対する輪姦を行っていた早稲田大学元公認サークルの『スーパーフリー』。彼らは少なくとも、1999年から強姦を行っていたことが東京地裁によって認定されている。強姦する前に女子大生を酔い潰すのだが、それに用いられたのが“スーパーヤリヤリサワー”と彼らが呼んでいたスペシャルサワー。通常のサワーにアルコール度数96度の『スピリタス』という酒を混ぜただけのものだが、その度数の高さから飲んだ者は泥酔し、昏睡状態に陥るのは必至。そうなった段階で、“鬼畜班”と呼ばれる10人弱のメンバーが輪姦するのである。因みに、女性を酔い潰したり、輪姦中の現場に他者が入るのをブロックするのは、“和み班”と呼ばれる40人程度のメンバー。彼らは、輪姦された後の女性に対してコーヒーやご飯をご馳走したり、無理矢理笑顔を作らせて写真を撮る等の被害者を“和ませる”といった事後処理を担当していた。それは、後で問題化した時に和姦を主張する為の偽装工作でもある。それ以外にも、「俺たちのバックにはヤクザが付いている」等の口封じも欠かさなかった。第17回公判で、被告人の1人が「スーパーフリー主催によるほぼ全てのイベントで強姦が行われていた」と証言しており、被害者の総数は400名以上にもなるとされているが、出された被害届は30件程度で、起訴されたのはその内の3件しかなかった。その結果、早大生ら14人が準強姦罪で実刑判決を受けた。主犯は懲役14年の実刑。他の13人は懲役10年から2年4ヵ月の実刑判決である。更に、この事件を契機に、強姦罪内に集因強姦罪・集団強姦致死傷罪等の条項が新たに創設されることとなった。それらのことからして、如何に凶悪な犯罪集団を大学生が作り上げたかというのがおわかりだろう。

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租税逃れが問題になっている『パナマ文書』と創価学会の深い関係――池田大作名誉会長とノリエガ将軍の蜜月、富士宮市に“ノリエガ庭園”を造成

中米にある人口340万人のパナマ共和国。今、長距離ミサイル製造に汗を流している北朝鮮と肩を並べて、世界の中で最も注目を浴びている国家の1つである。首都のパナマ市に39年前の1977年に設立され、“租税逃れ”の為の会社立ち上げを行う法律事務所として世界4番目の規模を誇る『モサックフォンセカ法律事務所』から今年4月、1150万件に上る機密文書(1970~2015年分)が流出した。どれほどの文書量かというと、これが途方もない。1人が定期購読している全国紙の約2600年分にも相当するという。膨大なこの機密文書の中には、“タックスヘイブン(租税回避地)”に利益を隠して税を逃れていた世界中の政治家・企業・個人が名を連ねていた。生きていくだけのギリギリの低収入でも、国(地方自治体)から請求されるまま、真面目に血税を支払っている殆どの納税者にとっては、怒りが収まらない機密工作である。あろうことか、日本にもタックスヘイブンを密かに利用していた企業や個人が、ざっと400件も数えているという。去る5月10日には、この膨大な文書を一括して入手した『国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)』が手分けして分析・精査した上で、その詳細をインターネット上に公表している。それは兎も角、実は、このパナマと『創価学会』が何故か深い関係にあることは意外と知られていない。創価学会が公開している資料を捲りながら、両者の親密・緻密な関係ぶりを追ってみよう。

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池田大作名誉会長が側近幹部を連れて、初めて海外に出た年は、第3代会長に就任した1960年である。行き先は、当時、『NSA(日蓮正宗オブアメリカ、現在の『アメリカSGI』)』の組織が“戦争花嫁”等を中心にして産声を上げたばかりのアメリカだった。目的はメンバーの指導と、組織の拡充である。以来、池田名誉会長の海外歴訪はアメリカに始まり、1996年、最後になったコスタリカに至る54ヵ国に及ぶ。ただ途中、1974年4月の中国訪問、同年9月のロシア訪問の頃から、海外渡航の目的が、海外に住む会員の指導というより、寧ろ政府要人や有識者との“会談”や“表敬訪問”に重きを置くようになった。“民間外交”のスタートである。そうした国の中に何故か、あのパナマも含まれていたのである。池田大作名誉会長がパナマを最初に訪問したのは、1974年3月18日である(当時の肩書は会長)。サンフランシスコやニューオリンズといったアメリカ組織のメンバーへの指導を終え、帰国の途中に訪問している。地元の『パナマアメリカ』紙は1面で池田会長の訪問を歓迎し、「著名な思想家であり、教育者」と紹介している。相当な下準備があったのだろう。池田会長がパナマ国際空港に到着すると、パナマ政府が差し向けた高級車に乗り、前後左右に9台の護衛車が伴走した。まさに、他国の大統領が訪問したようなVIP扱いで、翌19日は国立パナマ大学を表敬訪問し、3000冊に及ぶ英文蔵書を贈呈している。この日、池田会長はマヌエル・アントニオ・ノリエガ氏と面談した。この当時、日本では未だ殆ど知られていない人物である。後に“麻薬王”と言われ、“ザ・マン”と呼称されたノリエガ氏は、1934年パナマ市生まれ。パナマ大学を卒業後、一時期、留学を経て国家警備隊に入隊。1968年、国内で起きたクーデターで実権を握ったオマール・トリホス・エレーラ最高司合官(1929-1981、飛行機事故で死亡)の下で力を蓄え、参謀本部情報部長・中佐・国家警備隊司令官等を歴任し、1983年8月に国防軍司令官に就任。軍政を支配下に置いた。日本ではノリエガ将軍と称されている。同日、池田会長はノリエガ氏に午後4時から面談し、「民間外交論、平和論など両国の親善と相互和解、さらに世界市民の平和のために、実りある語らい」があったという。池田会長は会談で、「私は生涯をかけて、パナマと日本の友好のために貢献していく。パナマのますますの安泰と光り輝く未来、カリブの平和の太陽が輝くことを信ずる」(※筆者注…出典は後述)と述べた。返す言葉でノリエガ氏は、「池田会長が絶対平和主義者であること、各国政府要人と太いパイプをお持ちであることはよく存じあげている」と語った。翌20日、池田会長は、同じくパナマのデメトリオ・バシリオ・ラカス大統領やオマール・トリホス・エレーラ最高司令官を表敬訪問している。会談は何故か、大統領よりノリエガ氏が先になった。

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テーマ : 創価学会・公明党
ジャンル : 政治・経済

【農業がヤバい】(02) 2018年、日本中にコメが溢れる日

20160727 03
“農家=弱者”として保護してきた政策の典型はコメだ。価格を支持する政策が形を変えて残ってきた。改革のあるべき姿とされてきたのは、国による生産・流通の統制を外し、価格を市場に委ねる形への転換だ。政府は、2018年の“生産調整の廃止”を掲げる。生産調整による価格支持政策を止めれば、本来、米価は下落する。米価下落の影響を緩和する為の政策としては、生産者に対する補助金の直接支払いが挙げられる。民主党政権の2010年に始まった戸別所得補償制度は、コメ農家に米価と生産コストの差額として10a当たり1万5000円を直接支払うものだった。但し、麦・大豆の転作を始め、生産調整に従うことが支給条件。つまり、同時に価格を維持する手段でもあった。但し、実際には所得補償を理由に米価は下落した。現在の自民党政権は、民主党が始めた戸別所得補償の手段を否定。移行措置として7500円に引き下げた。稲作経営への影響緩和の為、多額の補助金で飼料用米の生産等に誘導し、主食用米の供給を抑える。再び、米価支持に邁進しているのだ。「税金を投入しながら家計に負担をかけている。輸出に不利で、輸入を促進するものだ」と、高崎経済大学の吉田俊幸名誉教授は指摘する。価格支持政策の放棄が生産者に及ぼす打撃を、補助金の直接支払いで補う政策モデルとしては、ヨーロッパがよく引き合いに出される。『ヨーロッパ連合(EU)』は、1992年に直接支払い制度を導入した。それまで政府が農産物を買い入れ、輸出に安く振り向けてきたが、それは余剰農産物を他国に押し付ける構図である。増産するほど生産者の収入が増える為、肥料の大量投入等による環境への影響も問題視されていた。

価格支持から直接支払いへの転換当初は価格下落分を補っていたが、その後は生産の中身とは関係無く、農地毎に一定額を支払う。経営の自由度を確保する形だ。ただ、日本とヨーロッパでは農政の経緯が大きく異なる。「日本の農業予算には直接支払いに充てる余地が無い」と、東京大学大学院の安藤光義准教授は指摘する。というのも、ヨーロッパは農産物買い支えの財政支出が膨らんだ時点で政策転換した為、その支出規模を緩和措置としての直接支払いに振り向けることができた。価格下落によって、増産には歯止めがかかった。一方で日本のコメは、既に国による買い支え――つまり食糧管理費が農林予算に占める割合は、1960年代をピークに縮小している。生産調整で減産を徹底してきたが、需要が減り続ける。2000年代以降、国の財政難の中、農業予算自体の規模も縮小している。2018年、戸別所得補償制度が完全廃止される。すると、生産調整を順守するメリットは無くなる。その時、何が起こるのだろうか。飽く迄も飼料用米等への政策誘導を続けたとしても、主食用コメの供給増は必至だ。米価下落は避けられない。経営は成り立つか。直接支払いもない。始まるのは、コメ生産者の厳しい淘汰だ。大規模経営が生き残るとは限らない。淘汰は生産者間で起きるだけではない。農地という生産資源を巡っても起きる。ニーズが無い農地は放置される。高齢化による退出も加速している。耕作放棄地がどんどん広がる。水田の特徴は、集落で水利施設を共有することだ。一部で撤退が進み出すと、集落全体の耕作が危うくなる。供給縮小が加速するのだ。競争環境が整っていれば、プレーヤーの淘汰の末、均衡に至る…という経済原理とは異なる道筋を辿りかねないのが農業の特質だ。日本の農政は、“生産調整による価格支持”から“直接支払いによる所得補償”へと舵を切った。しかし、早くも迷走する。次の一手が見えないまま、“農政新時代”が幕を開ける。 (本誌 黒崎亜弓)


キャプチャ  2016年2月2日号掲載

テーマ : 食に関するニュース
ジャンル : ニュース

【海外の最新教育事情】(09) 未来を担える“IT女子”を育てたい

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アメリカにとって、IT産業は国の競争力を左右する命綱。労働省は、「2020年までに、アメリカ国内で140万人以上のテクノロジー関連の雇用が新たに創出される」と推測している。問題は、その需要に応えるだけの人材を輩出できていないことだ。昨年の時点で、全米で不足しているIT関連人材は60万人以上。大きな要因は、この分野の専門技能を持つ女性が圧倒的に少ないことにある。アメリカのIT産業で女性技術者が占める割合は、僅か18%。女性のIT業界進出を支援するNPO『ガールズフーコード』によれば、大学に入学した女性の内、コンピューター科学を専攻する学生は0.4%だという。こうした流れを断ち切る為には、より低年齢の内からコンピューターやプログラミングへの興味を植え付けていくしかない。そんな危機感に駆られて、女の子たちのコンピューターへの関心を高める取り組みが始まりつつある。オバマ政権は今年1月、小学校から高校までの生徒にコンピューター教育を行き渡らせる為に、3年間で40億ドルを拠出する計画を発表した。最大の狙いは、コンピューターを敬遠しがちな女子生徒とマイノリティーの生徒にITに親しむ入り口を用意し、「ハイテク化されたグローバル経済を勝ち抜く力を育てることだ」とオバマ大統領はラジオ演説で語った。

生徒に“強制的”にプログラミング等の体験をさせることで、心理的なハードルを下げようという動きもある。シカゴでは2020年までに、全ての公立高校でコンピューター科学の履修を卒業の必須要件とする全米初の計画が進んでいる。コンピューター関連科目を高校の卒業単位に認める動きも、オバマ政権の掛け声に乗って全米に広がる見込みだ(現在は22の州で未だ卒業単位に認められていない)。教育現場だけではない。IT企業も、業界の未来を担う女性技術者を育てる試みに積極的だ。『Google』は女子中高生を対象にしたプログラミング講座や、女性がアプリ開発の基礎を学べるゲーム開発等に5000万ドルを出資する。モバイルゲーム会社の『ピクセルベリースタジオ』は、アメリカの女子高生に絶大な人気を誇る箱庭ゲームアプリ『ハイスクールストーリー』に若い女性プログラマーを登場させた。「プログラマーの世界は白人男性ばかり」というステレオタイプを変えようという試みだ。尤も、こうした経験を通じて女性の意識が変わったとしても、彼女たちを取り巻く環境が変わらなければ意味が無い。教師や親が「理系の学問は男子向けだ」という前提を無意識に持ち、それが女子生徒の苦手意識を助長していることは、多くの研究で示されている。イベントにセクシーな女性が呼ばれたり、性差別的な表現を含むアプリが堂々と開発されている状況も、女性の参入を遠ざける一因だ。IT業界の圧倒的な男性優位が今後も続けば、成長著しい分野で女性が高収入を得るチャンスが失われるだけではない。未来の医療・教育・通信・エンターテインメント等の在り方を決定付けるテクノロジー分野の変革が、専ら男性の視点から生み出されることも大きな損失になる。漸く始まりつつある“女性技術者の卵”養成計画はいつか、“女性版ジョブズ”のようなカリスマを生み出せるだろうか。


キャプチャ  2016年3月22日号掲載

テーマ : 教育問題について考える
ジャンル : 学校・教育

面接でハメられた女子大生、妻の驚きの姿を見てしまった夫…平凡過ぎる女性が堕ちたAV出演の“甘い罠”

AV出演を強要される事件がある一方で、自らカネ・仕事欲しさに応募する女性が後を絶たないという側面もあるAV業界。だが、やはりそこは危険が一杯。それは女性に限らず、男性にも波及するほどの問題のようだ。 (取材・文/フリーライター 片岡龍夫)

20160727 01
「短期間高額収入」「○○をするだけの簡単なお仕事です♪」――。インターネット上や専門誌等で数多く見かける、若い女性たちを対象とした求人広告の数々。しかし、そうした甘い謳い文句を鵜呑みにしてしまうと、思わぬ地獄を垣間見ることとなってしまうものである。「まさか、いきなり撮影になるなんて…。信じた私がバカでした。もう、本当に毎日死にたい気分です」。今回、筆者の取材に対してそう語り始めたのは、現在は地下アイドルとして活動する、東京都内有数のお嬢様学校として知られる女子大学に通うNさん(20)。彼女の話によると、その“地獄への入り口”は、ある意味、極々あり触れたものであった。「最初は、『ちょっとお小遣いが足りないな』っていう不満からでした。元々、周りには医者とか社長とかの娘ばかりなので、洋服とか小物とか、そういうものをある程度合わせないといけないんです。『見下されたくない』っていう気持ちが、最初のキッカケでした」。彼女の通う女子大では、その大半が富裕層の子女ばかり。その為、身に付ける衣服やアクセサリーの類が高級ブランドばかりで、そうした環境の中、父親が“極々普通の会社員”だという彼女は、どうしても見劣りしてしまう。そう感じた彼女は、かなり背伸びしてそうしたアイテムを手に入れていたという。しかし、アルバイト代を全て注ぎ込んでも、手に入る高級品は極僅か。「これから先、どうしていこうか」と考えた矢先に目に飛び込んできたのが、求人系のフリーペーパーに掲載されていた募集広告だったのだという。「一見、IT系企業のアルバイトみたいな内容だったと思います。けど、『1ヵ月に30万円以上稼げる』とか出ていたので、私も舞い上がってしまって。それで面接を受けたんですが…。今にして思えば、『何でそんな話を信じたんだろう』って」。彼女は早速連絡を取り、その日の内に面接を受けることに。向かった先は、都内の繁華街にある雑居ビルの一室。あまりに簡素な雰囲気であったことから、一般的に抱きがちなIT企業のイメージとは異なるものの、少なくともその時点ではあまり不審に感じることはなかったという。「最初に履歴書を出して面接しました。えぇ、普通のアルバイトの面接みたいなやつです。けど、その後でいきなり『じゃあ、やってみよっか』って。いきなり面接官みたいな人がビデオを回したと思ったら、ズボンのチャックを下ろし始めて…」。あまりのことにNさんが動揺していると、その面接官はビデオ片手に素早く彼女の背後へと回り込み、彼女の胸を揉み始めた。そして、何とか彼女が抵抗しようと試みるも、その手を強引に彼の性器へと導かれ、“撮影”が始まってしまったのだという。

結局、彼女はそのままなし崩し的に本番行為まで“収録”されてしまった。「結局、その日のギャラは約7万円でした。『何だかよくわからないうちにそういうことをしてしまった』という感じでしたね。えぇ、その時に撮った映像は今、インターネットのアダルトサイトで公開されています…」。一度「後ろめたいことをしてしまった」という感覚が芽生えた彼女は、その後、「もう後戻りはできない」と感じ、立て続けに都合12本の作品に出演。その何れもが、所謂“素人モノ”のアダルト動画として、インターネット上で公開されているという。「親とか同級生にいつかバレるんじゃないかって…。ふとそう思うと、死にたくなってきます」。ちょっとしたバイトのつもりが、図らずもAV女優としてのデビューになってしまったというNさんは、作品に出なくなった今も怯える毎日を過ごしているという。実は、こうした事例は近年急増しており、その対象も、彼女のような学生からOL、更には一見、幸せな毎日を過ごしているかに見える極々平凡な主婦までと、実に幅広い。「まさか、自分の嫁がそんなことになっているだなんて思いもしなかったですよ」。そう語るのは、愛妻が“人妻モノのAV”に出演したことが発覚したという、何とも居た堪れない経験を持つAさん。今を遡ること約半年前の昨年9月、彼はいつも見ているという有料アダルトサイトで、図らずも愛妻の濡れ場を目撃してしまった。「その日は新作をチェックしていたんですが、ふと見たら、嫁にそっくりの女性モデルが出ているのに気付いたんです。それで『若しかして…』と思ってダウンロードしてみたら、嫁が男優相手にセックスしているんです。何せ無修整ですからね、顔もアソコも丸見え。どう考えてもウチの嫁でしかない」。そのあまりに衝撃的な映像を目の当たりにしたAさんは、所謂“寝取られ願望”が生まれたのか、今まで感じたことのない興奮を覚え、一心不乱にオナニーをしたという。しかし、その後に訪れた“賢者タイム”でふと我に返り、絶望的な想いに打ちひしがれたという。「よく考えたら、『これは現実なんだよな』って。何で嫁があんなことをしたのかわからないですけど、若しかしたら不景気で私の収入が下がったのが原因なのかもしれないですし、忙しさのあまり、セックスの回数が減ったのもいけなかったのかもしれません。勿論、未だに嫁には言い出せませんね」。屡々世間を騒がせるリベンジポルノのように、現代では一度でもその痴態を晒してしまえば、未来永劫、インターネット上の架空空間の中でその姿が残り続けるという時代。その扉を叩く動機や経緯は人其々であろうが、少なくとも、極々平凡な女性がAV業界へと踏み込むからには、本人は素より、その家族にとってもそれ相応の覚悟が求められると言えそうだ。


キャプチャ  第19号掲載

テーマ : 社会ニュース
ジャンル : ニュース

英国離脱で超円高も、“失われる10年”の序章始まる――忍び寄る金融危機、リーマンショックの傷なお深く

世界に衝撃を与えた“BREXIT”(イギリスのEU離脱)。不安定な世界景気を更に下押しする構造が新たに生まれた。テリーザ・メイ新首相の就任が決まったものの、EUとの交渉スケジュールを含めてまだまだ暗雲が漂う。混乱はいつまで続き、いつどのようにして世界経済に波及するのか。 (取材・文/本誌BREXIT特別取材班)

20160726 02
当面の山場は今年10月に訪れる。この月だけでも、イタリアの憲法改正を巡る国民投票、オーストリアでは大統領選のやり直し、ハンガリーではEUが割り当てた難民の受け入れ可否を問う国民投票等が予定されている。そして2017年。3月のオランダの下院選挙に始まり、4~5月にかけてフランスの大統領選、8~10月頃にはドイツ連邦議会選挙が続き、EUの主要国の大半で重要な選挙が控える。これらの日程が意味するのは、イギリスとEUの交渉が長期化するという事実だ。EU首脳はイギリスに対して、新首相の選出後直ぐに離脱を申請するよう求めている。ただ、メイ首相は就任直後のドイツのメルケル首相との電話会談で、「交渉の準備に時間が必要」と伝えた。「イギリスは、ドイツやフランス等交渉相手の政権が固まる2018年までは離脱申請をしない」という見方もある。その前に交渉を始めても、政権交代があれば前提が覆される為だ。イギリス国内にも不安定要因が残る。例えば、スコットランド。2014年に独立すべきかどうかの住民投票を実施し、結果的にイギリスに残留した。6月の国民投票では残留派が多数を占め、スコットランド行政府のニコラ・スタージョン首相はEUに残る為に、再び住民投票を実施する可能性に言及している。その結果、スコットランドがEUに加盟申請することが決まっても、「国内での分離独立運動の誘発を嫌うスペイン等が反対に回るだろう」(前駐イギリス大使の林景一氏)。EU内で更なる分断が起こることも考えられる。今年11月にはアメリカの大統領選が待ち構える。不確定要素が多く、世界経済の成長シナリオを描くのは益々難しくなっている。

20160726 03
『国際通貨基金(IMF)』は2019年までのイギリスの経済について、EUとの交渉が決裂した場合の成長率が、残留した場合より5.5%以上縮小すると推定している。仮に影響が限定的なシナリオでも、同1.5%前後の縮小を見込む。更にIMFは、イギリスの離脱により、それ以外のEU加盟国のGDP(域内総生産)が2018年に0.2~0.5%引き下げられるとの見通しを示す。将来の不透明感から消費・投資・雇用が縮む為だ。イギリスのEU離脱が決定したことで、『野村証券』は中国を含むアジア太平洋地域の主要国全体の今年の成長率予想を5.9%から5.6%に引き下げた。中国の4~6月のGDP成長率は、前年同期比で横ばいのプラス6.7%。輸出額は3ヵ月連続で減っており、アメリカに次ぐ2番目の輸出先であるヨーロッパの景気が失速すれば、中国経済にダメージを与え、それはアジアや日本にも波及する。難民・移民問題と格差拡大。イギリス国民をEU離脱に駆り立てた事象は、今やEU各国からアメリカまでが共通して抱える火種だ。それは、グローバル化と競争という資本主義の根幹に根差し、一朝一夕に解決できない構造問題だ。だからこそ、この衝撃は断続的に長期間世界経済を揺さぶることになる。

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【教科書に載らない経済と犯罪の危ない話】(10) SWIFTさえ欺いた81億円不正送金事件の闇

バングラデシュの首都・ダッカは、エコノミストの調査で“世界で最も住み易い都市”のワースト2に選ばれた都市だ。ワースト1は内戦中のシリアのダマスカスであるから、相当なものだ。筆者がダッカを訪れた8年前には、「バングラデシュは裸足で歩くだけで砒素中毒になる」と言われるほど砒素による汚染が問題になっていた。幸い砒素中毒にはならなかったが、3日目に激しい腹痛・下病・発熱に襲われ、病院に運び込まれた。検査の結果は細菌性の食中毒で、水が原因であるらしかった。しかし、飲み水はミネラルウォーター、食事は熱の通った物しか口にしていない。不思議に思っていたら、ホテルに戻ってその謎が解けた。部屋に用意されているミネラルウォーターのボトルをよく見ると、キャップに一度開けられた痕跡があったのだ。恐らく、ホテルの従業員が空のボトルに水道水を詰め、正規のミネラルウォーターとすり替えていたのだろう。5つ星のホテルとはいえ、従業員にとって外国製のミネラルウォーターは高価なものなのだろう。外に出ると、ダッカの街は迷路のような路地に人が溢れ、埃と騒音で歩くのも辛かったほどだ。そんなダッカで今月1日、日本人7人を含む20人の犠牲を出す武装勢力による襲撃事件が起きた。犯人グループはイスラム過激派のようだが、最早、どこにいてもテロに巻き込まれる可能性があるということだろうか。バングラデシュを巡っては、今年2月に興味深いニュースがあった。『世界最大の銀行強盗』という派手な見出しが躍るロイター発のニュースは、世界中の銀行関係者を驚かせた。

事件は今年1月、『ニューヨーク連邦準備銀行(FED)』にある『バングラデシュ中央銀行』の口座から、約8000万ドル(約81億円)が盗み出されたというものだ。犯人はバングラデシュ中央銀行のシステムをハッキングし、総額1億ドルをフィリピンやスリランカの複数の口座へ不正に送金していた。この内、フィリピンの『リサール商業銀行』へ送金された8000万ドルが、既に引き出されていたという。これは、『日本銀行』の口座から淡路島の銀行へ送金されたようなもので、システムと慣習上、考えられないことだ。この不正送金に使われたのが『国際銀行間通信協会(SWIFT)』システムである。国際間の送金や決済業務に必ず使用され、今や世界中の国際間業務をSWIFTに頼っている銀行にとって、この事件がどれほど衝撃的であったかは想像に難くない。犯人は、バングラデシュ中央銀行のコンピュータシステムに侵入し、マルウェア(悪意のある不正プログラム)を仕込んで、SWIFTのアクセスコードと送金指示に関するコードを入手。その後、バングラデシュ中央銀行になりすまして、ニューヨーク連邦準備銀行の口座から指示を出して送金している。合計35回、総額で約90億ドルの送金指示を行っており、その内、フィリピン宛の4回が成功していた。残りの送金が失敗したのは、送金先口座名のスペルミスと、経由銀行の担当者が多額の送金を不審に思った為である。SWIFTの調査によると、バングラデシュ中央銀行にハッキングしたIPアドレスはエジプトの首都・カイロ、現金が引き出されたフィリピンの銀行口座は偽名で作られていたという。若し、これと同じ事件が続いたとしたら、SWIFTの信頼性が低下して、国際間の金融取引が混乱するだろう。筆者たちのような国際金融取引を行っている者の間では、「フィリピンの銀行は信用するな」という共通認識がある。「送金先となったフィリピンの銀行が何らかの関与をしている」と筆者は思っているが、真相は未だ闇の中にある。 (http://twitter.com/nekokumicho


キャプチャ  2016年7月19日・26日号掲載

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ボクシング界最大のスキャンダル『毒入りオレンジ事件』…薬物投与は本当にあったのか?

『週刊文春』といえば、今や日本のマスコミにおいて一人勝ちとも言えるスクープ週刊誌。その文春が昭和57(1982)年に世間を騒然とさせたスクープが、ボクシング界を根底から覆す『協栄ジム』の金平正紀会長による『毒入りオレンジ事件』だった。記事によると、日本を代表する世界チャンピオンである具志堅用高の世界戦の多くは、相手に毒物を入れて戦力をダウンさせていたという衝撃の内容だった。果たして、その真相は――。 (スポーツライター 浅沢英)

20160726 01
昭和ボクシング界最大のスキャンダルである『毒入りオレンジ事件』が週刊文春によって報じられたのは、昭和57(1982)年のことである。協栄ジム会長の金平正紀が、所属選手の対戦相手に薬物入りオレンジを差し入れたというのである。疑惑は、既に引退していた具志堅用高が成し遂げた連続13度の防衛戦にも注がれた。当時、疑惑を報じた文春の記事から浮かび上がるのは、気鋭のジム会長であった金平の狂気である。具志堅5度目の防衛戦前、挑戰者であるハイメ・リオスの宿泊先ホテルのコックと接触した金平は、用意したクスリを自ら飲んで見せる。「悪いクスリじゃないんだ」。クスリはコックによって料理に混ぜられ、リオスに供せられたという。金平は、9度目の防衛戦前には、挑戦者サイドの通訳兼世話役の日本人某氏にこう言う。「クスリを混ぜてくれ」。そして、挑戦者であるラファエロ・ペドロサの下痢を知り、「ウワッハッハ」と笑ったというのである。金平は、11度目の防衛戦で世話役の某氏が投薬を断り、その影響で具志堅が苦戦すると、「クスリをやっとけばよかったんだ」と言い、12度目の防衛戦後には遂にこう言ったという。「貴方のクスリはどうにも効果が薄い。今後、クスリはこっちで用意する」。文春によれば、世話役の日本人は金平に「やった」と答えた時も、実際にはやらなかったという。具志堅の防衛戦における“投薬劇”の大半は、金平の一人芝居ということになる。それでも、金平はジムの一室でチューインガムにクスリを染み込ませる秘密の研究を、独り黙々と続けていた。1人のジム会長をここまで狂わせたものは何だったのだろうか? 疑惑を告発した文春の記事の中に、世話役某氏を叱責した金平が最初に育てた世界王者である海老原博幸について語る場面がある。海老原は、敵地のタイで前王者と再戦して、僅か4ヵ月で王座から陥落するのだが、この時、シューズに苛性ソーダを仕込まれて足に火傷を負い、思うように動けなかったというのである。「見つからない限り、どんなことでもやるのがプロなんだ」。世話役某氏に語ったという言葉には、積年の思いが宿っていた。文春は世話役が手元に残していた薬剤を分析して、「下剤で始まった挑戦者への投薬交錯は、最後は筋弛緩剤だった」と報じた。しかし、簡単には入手できない危険な薬剤が本当に使われたのか。抑々、投薬工作は行われたのか。真相は未だ闇の中である。疑惑報道から7年後、文春と金平の民事訴訟はグレー決着の和解で幕を閉じている。


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熊本の被災者よ、目を覚ませ! 金儲けの臭いしかしない似非ゆるキャラ『くまモン』の真っ黒な正体

熊本の震災以降、復興のシンボルに祭り上げられ、まるで聖獣かのように扱われている『くまモン』。しかし、騙されてはいけない。このくまモンは、プロが計算ずくで生み出した生粋の商業キャラクター。人心を惑わす黒い熊の正体について説明しよう。

20160725 12
甚大な被害を齎した熊本地震から2ヵ月が経った。今月5日、熊本県甲佐町に建てられた仮設住宅への入居が開始。また、熊本空港の国内線は全便が通常運行となり、9割ほどに本数を減らしている九州新幹線も、来月4日から通常運行に戻すことが決定している。依然としてマグニチュード3以上の余震が頻発し、梅雨入りの影響で今後は土砂災害にも注意を払う必要があるものの、復興に向けて一歩ずつ歩みを進めている。そんな中、被災者たちの心の拠り所となっているのが、熊本は勿論、今や日本を代表するゆるキャラとなった『くまモン』だ。4月14日の地震発生後、各地でのイベント活動は素より、ツイッターやフェイスブックからも姿を消していたくまモンだが、先月5日のこどもの日から活動を再開。“復興のシンボル”として、支援・PR活動に勤しんでいる。ほっこりとするハートウォーミングな話…のようにも聞こえるが、どうにもしっくりとこない。「お帰りなさい、くまモン!」「くまモン復活に泣いた」等の反応を見ていると、モヤモヤとした居心地の悪さを感じてしまう。たかだかゆるキャラの活動再開に「お帰りなさい」とか「泣いた」って(笑)。いや、笑ってしまって申し訳ないが、Eテレの子供向け番組なら兎も角、いい大人たちがそんなこと言っているんですよね? はぁ…。どうでもよくないですか?

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抑々、地震発生から3週間も身を潜めていた癖に、被災地の混乱や関連報道が落ち着いてきた頃を見計らって復活というのが気に入らない。熊本県くまもとブランド推進課では「くまモンのやんちゃなキャラクターやSNSでの言動が、地震に見舞われた方々への心情にそぐわない部分があると考えていた」とコメントしているが、こうした時こそ、沈みがちな被災者たちの心を励ますのが“人気者”の役目ではないのか? それどころか、「くまモン、大丈夫?」「くまモンの無事を祈っています」等と逆に心配される始末。要は、「不謹慎だ」「空気を読め」等のバッシングを恐れ、丸いシッポを巻いて逃げ出していたというところだろう。過去の大規模災害時、多くのタレントやお笑い芸人たちが「私たちには、これぐらいしかできることはないから」と、批判も覚悟の上で笑顔を振り撒いてきたのを見ていなかったのだろうか? 結局、デザイナーとぬいぐるみ業者によって作られた能面のような笑い顔しか持たない熊には、それだけの覚悟は無かったということだ。何を「みなさんの思いに応えて帰ってきました!」とか感動物語に仕立てているのか。チャンチャラおかしいモン! 被災者だって、熊の心配をしている場合ではないだろう。悲惨な現実を前に思考停止したい気持ちも理解できないではないが、その途方もない呑気さに、貧乏な癖してクレーンゲームに毎月数万円を注ぎ込み、低所得者向けのワンルームマンションをぬいぐるみというゴミで更に狭くしているバカを思い浮かべてしまう。まぁ、こんな時にSNSで「くまモンが心配」等と呟いているのは、実際には何の被害も受けず、モニターに映された被災地を他人事として眺めているだけの“見物人”なのだろう。それにしても、心配の向ける先が違う。こうした心が底冷えするような似非ハートウォーミングエピソードが届く度に、あまりのくだらなさと幼稚さに慄き、「ニッポンという国は大丈夫ですか?」と憂国の想いに駆られてしまうのだ。くまモン如きを“シンボル”なんかにしているようでは、復興がなるのもいつになることやら…。

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【Jazzyの裁判傍聴ライフ】(02) 初心者の為の裁判傍聴ガイド!

今回は、初心者の為の裁判傍聴ガイドです。裁判は“民事”と“刑事”の2つに分かれますが、ここでは“刑事事件”についてお話しします。

①開廷表
裁判所の入り口近くにあり、そこには法廷番号・開廷時間・被告人名・事件名等に加えて、新件・審理・判決の何れかが記載されています。新件とは第1回公判のこと。これを傍聴すると、事件の全貌がバッチリわかります! 審理は第2回公判以降の証拠調べ。証人尋問・被告人質問・論告・弁論等が行われます。判決は、審議が全て終わった被告人に量刑が言い渡される緊張の公判になります。傍聴したい裁判が決まったら直接法廷へ。受付等は無いので、そのまま入ってください。また、傍聴券無しの裁判は出入り自由なので、途中で他の法廷に移動するのもありです。

②冒頭陳述
では、実際の裁判はどのような流れで進められるのか。これを理解しておくと、効率良く裁判を見ることができます。第1回公判では、検察官が起訴状を朗読した後、“冒頭陳述”といって、これから検察官がどのような証拠によって犯罪事実を立証していくのかが説明されます。ここで事件の全体像が見えるので、興味が無いのであれば迷わず他の法廷に移動です。

③証拠取り調べ
「これは興味深い事件だ、もっと知りたい!」と思ったら、続く“証拠取り調べ”をチェック! ここでは証拠写真は勿論、防犯カメラ映像・110番通報時の音声・共犯者とのLINEのやり取り・実際に使用された凶器や薬物等の現物が示されたりします。犯行現場の生々しい写真は全て白黒加工が施されているので、気分が悪くなることはほぼありません。但し、凶器は血液等が付いたままの状態で登場することがあるので、苦手な方は注意が必要です! 最近、私が見た現物証拠品で印象的だったのは“ウサギ用ケージ”です。両親による監禁致死事件で、実子(3歳)を閉じ込めたそのケージのサイズに物凄い衝撃を受けました。小さ過ぎる! あれじゃ全く身動き取れないじゃないか!

④証人尋問
扨て、証拠開示の後は愈々証人尋問や被告人質問へ。出廷する証人は被害者や事件の関係者だけではなく、科捜研職員・法医学者・精神鑑定医・宗教学者・爆傷専門家・ハッキングに精通した大学教授等々! マニアック過ぎる貴重な話を聞けることがありますよ! ある爆弾事件に出廷した共犯者は、軍用爆薬のレシピを公開。超絶上手い手描き図面を示し、化学の知識ゼロの素人にもわかり易く解説。その説明の上手さに驚愕! ベテラン教授の講義を受けている気分でした! 全ての証拠調べが終わると、検察と弁護人が其々の意見を述べる“論告・求刑”“最終弁論”があり、“最終陳述”では被告人が反省や謝罪の気持ち・意見を述べて結審。通常は、数日後に判決が言い渡されます。判決宣告後に「納得いかねーよ!」や「控訴するよ!(怒)」と捨てゼリフを言う被告人も極稀にいます。友人が見た判決公判では、被告人が退廷時に裁判官に唾をかけたそうです! このように、基本的な裁判の流れを押さえておくと、より有意義な傍聴ができます。皆さんも是非、お近くの裁判所に出かけてみては如何でしょうか。法廷では、怒り・憎しみ・悲しみ、そして時々笑いや喜びが詰まったリアルな人間ドラマが毎日繰り広げられていますよ!


キャプチャ  2016年8月1日号掲載

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