“ランドセル祈祷”好企画に学ぶ…岩手県興性寺の新たな行事創出

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『ランドセル祈祷会』が、新入学を迎える親子に喜ばれている。岩手県奥州市の真言宗智山派興性寺(司東和光住職)が昨年から始めたものだ。本堂内陣で参詣者の願いが書かれた護摩木を焚き、真新しいランドセルを翳してお清めすると共に、子供たちの交通安全・学業成就・健やかな健康を祈る。特筆できるのは、御守り付きで3000円の祈祷料は、東日本大震災の被災地へランドセルを贈る為に使われることだ。この行事を発案したのは、同寺の司東隆光副住職(33)だ。興性寺に生まれて、12歳で得度し、大学卒業後は東京で会社員生活を送った。30歳で智山専修学院に入り、1年間の修業後、興性寺に戻って感じたのは“若い世代との接点の少なさ”だった。そこで考えたのが、子供たちのランドセルを祈祷する催しだ。「お子さんの無事成長を願う護摩供なら、普段はお寺に足を運ばない若い親御さんとのご縁もできるのではないかと考えました」(司東隆光副住職)。今年3月の祈祷会には、11人の子供たちとその家族が参列し、実に9家族が同寺を初めて訪れたというから、まさにお寺との新たな縁となった訳だ。子供たちにも「ランドセルが燃やされるかとビックリしたけど、とっても楽しかった!」と、強烈な印象を残したようだ。「この体験が子供たちの心に残って、自分が親になった時に思い出してもらう。そうなれば何よりです」と前出の司東隆光副住職が語る。新入生のランドセルに着目した副住職の小さなアイデアが、お寺にしかできない行事を創出し、新たな仏縁を結んだ。他寺にも参考になるだろう。


キャプチャ  2016年6月号掲載
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【中外時評】 裁判員制度はどこへいく――“不参加8割”の危うい現実

7年前の夏を思い出す。2009年8月3日。その日、東京地裁で全国初の裁判員裁判が始まった。どこにでもいる普通の人たちが、プロの裁判官と共に公判に臨み、人を裁くという重大な権力行使に直接携わる。同時に、権力をチェックする役割も果たす。そんな画期的な仕組みが動き出したのが、あの夏であった。幕開けの裁判はメディアの注目を浴び、熱気に包まれたものだ。法廷に普段着の男女6人が並ぶ光景は、時代の変化を印象付けた。見知らぬ市民が議論を重ね、決断を下し、社会正義の実現に力を貸す。多くの人々が、そこに民主主義の新たな可能性を感じ取った筈である。ところが今、そうして始まった制度が危機に立たされている。裁判員候補者として呼び出されたのに選任手続きに出席しない人が増え、実に8割近くが“不参加”という現実があるのだ。制度否定派が「ほら見たことか」と持ち出しがちな数字だが、この“不都合な真実”こそ直視すべきだろう。それなくしては、裁判員制度の課題は語れない。最高裁が公表しているデータを、ここで少し詳しく見ておこう。

裁判員制度が始まってから今年5月末までに、候補者に選ばれた人は累計85万人余。その内の7万人近くが裁判員・補充裁判員を務めた。“市民法廷”の広がりがわかる。しかし一方で、辞退者が増え続けている。年間13万人前後の候補者の内、当初53%程度だった辞退率は、現在は約65%に上昇した。本来なら、辞退は特別の場合にしか認められないが、運用はかなり柔軟だといっていい。それでは、辞退しなかった人は必ず裁判所に行くのだろうか。残念ながら、これもそうなってはいない。辞退を申し出る機会は裁判所に行くまでに2回あるが、その手順も踏まず無断欠席する人が相当数に上るのだ。今年1~5月の統計を見ると、出頭する筈だった約2万人の内、35%ほどが裁判所に現れなかった。無断欠席は2009年には約16%に留まっていたから、倍増である。結局、辞退や無断欠席を合わせると、今や候補者の76%余が裁判員裁判に参加していない。無断欠席には罰則(10万円以下の過料)もあるが、そんな決まりはどこ吹く風といった雰囲気だ。このままでは、裁判員になる人は社会の特定の層に偏ってしまうかもしれない。「ならばいっそ、裁判員候補者への締め付けを強めたらどうか」という声も出よう。辞退の条件を徹底的に厳格化する。無断欠席には法律通り罰則を適用する。そうすれば、人は裁判所にもっと出向いてくれるに違いない。が、制度をそんな堅苦しいものにしてしまっては本末転倒だ。「憲法が禁じた“苦役”に当たる」という声だって高まりかねない。ここが、この問題の厄介なところである。

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想定外の激震に2度見舞われた熊本の寺院――「地震は無い」と信じていた矢先の震度7、突然の被災に住職は何をしたか

死者・安否不明者合わせて50人、関連死20人と大被害を齎した熊本地震。余震は1ヵ月で1400回以上、建物損壊は8万2884棟、600ヵ寺以上が被災し、寺院住職にも疲労が蓄積している。

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「何とか声は出せたけん。『助けてぇ、助けてぇ』と呼んだんよ。近所の人と後から消防団の人が来てくれたけん、生きとうとよ。朝5時くらいに何とか出らてねぇ。『住職とお姉さんが未だ庫裡にいるから』と一緒に探して。そん時は、住職は大丈夫だったんだけどねぇ」――。瞳を潤ませてそう語る60代女性のAさんは、2度目の強震が襲った4月16日未明、熊本市西区の白川沿いに建つ浄土真宗本願寺派常通寺にいた。同寺には、住職(71)とその姉(76)の2人が暮らしていた。Aさんは2人の友人で、普段から草取り等お寺の手伝いをする間柄だった。15日は、前日に襲った震度7の地震の後片付けに終日、本堂の掃除に当たった。老齢の住職姉弟だけでは不安だろうとお寺に泊まり、漸く眠りに就いた。そこに再び震度7の地震。Aさんが休む客間の屋根が降ってきた。気が付くと、畳と梁の間にできた僅かな隙間の中にいた。奇跡的に怪我は無かった。客間の隣の庫裡に寝ていた住職の姉は、廊下の柱か梁かに両足を挟まれた状態で発見された。膝から下が赤黒く鬱血し、水泡だらけになっており、福岡県の病院に緊急搬送された。住職が休む奥の客室も倒壊寸前だったが、住職に大きな怪我は無かった。だが、間口六間の本堂を支える十寸超角の梁は真っ二つ。山門は倒壊寸前、井戸の屋根も全壊。庫裡や客間は音を立てながら、日に日に傾きを増していった。宗派は避難するように勧めたが、住職はそれから10日間以上、車の中で寝起きを続けた。その為、遂に臥してしまった。

4月14日21時26分、熊本県上益城郡益城町を最大震度7の地震が襲った。3時間後の15日0時3分にも最大震度6強の揺れがあったが、多くの人々、そして家屋も、これらの揺れには何とか耐えた。だからこそ、殆どの被災者が翌朝から1日中、自宅や寺院でも片付けに当たったのだ。だが、1日中働き詰めた後の16日1時25分、追い打ちをかけるように震度7の本震が襲った。これが決定的となった。震源地の益城町や熊本市内の木造家屋は、ミシリミシリと不快な轟音を響かせ、次々と倒壊。震源地付近にある寺院の墓石は半数以上が倒壊した。人的被害は死者49人、避難所生活で心臓疾患等を原因とする関連死の疑いが20人、安否不明者1人。避難者は、本震から1ヵ月たち、尚も1万人を超える。車中泊を続ける避難者が多いことから、エコノミークラス症候群と診断されて入院した患者は51人になる(『毎日新聞』5月18日付)。家屋倒壊等の建物損壊は8万2884棟(『読売新聞』5月14日付)。死者の多くは、家屋倒壊による圧死という。一夜の安堵の後に暗闇を襲った本震は、「また大きな揺れがあるのでは」「夜眠るのが怖い」と被災者の心の傷になっている。1400回を超える余震が続いているのも、その不安を増長する。更に、一度基礎がやられてしまった建物は、震度3ほどの余震でも大きく損傷してしまう。日一日と“倒壊し続けている”建物も多かったという。では、お寺の被害はどうだったのか。九州各県では600ヵ寺以上が被災したが、被害が集中した熊本県下の伝統仏教寺院に限ると、被害報告があるのは全990ヵ寺の内、528ヵ寺。半数以上のお寺が被害に遭ったのだ(5月18日時点)。宗派別ではどうか。最も被害寺院が多かったのは、浄土真宗本願寺派。冒頭の常通寺も同派だ。被害寺数は315ヵ寺(全4661ヵ寺)。天台宗は15ヵ寺(全15ヵ寺)、高野山真言宗は約40ヵ寺(全46ヵ寺)、真言宗智山派3ヵ寺(全3ヵ寺)、曹洞宗9ヵ寺(全123ヵ寺)、浄土宗40ヵ寺(全98ヵ寺)、真宗大谷派80ヵ寺(全119ヵ寺)、臨済宗妙心寺派4ヵ寺(全12ヵ寺)、日蓮宗22ヵ寺(全108ヵ寺)。真言宗豊山派は熊本県下に寺院が無い。住職・寺族から死者は出ていないという。被災寺数は、本堂全壊等甚大な被害があった寺院から、位牌が落ちる程度の軽微な寺院も含む。軽微な場合、宗派に報告していないお寺もあるようだ。また、現地を取材した限りでは、震源地付近や川沿いに建つ寺院、川を埋め立てた土地と伝わる場所に建つ寺院が大きな被害を受けたようだ。無論、寺院の建築様式や年代、震源からの距離にもよるだろう。専門家や各宗派の調査報告を待ちたい。それでは、実際に被災した寺院住職たちの生の声を聞こう。

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<画像3枚> 元テレ朝アナウンサー・石井希和、イケメン社長と濃厚キス不倫現場撮った! 『楽天イーグルス』前社長の夫とは別居生活中

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銀座の人気和食店から出てきた直後の2人。ずっと手を繋いだまま、幸せそうな笑顔を浮かべていた。

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銀座から東京都内にあるS氏のマンションに向かう途中、熱いキスを交わす。取材中、何度もこの光景を目撃した。

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<画像1枚> 東京都知事選“第4の男”上杉隆、準ミス・ユニバースの知花くららと蜜愛ツーショット写真流出!

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仲睦まじいツーショット。ジャーナリストとして活動していた上杉氏は、知花に社会情勢を教えることもあったようだ。

上の写真を見てほしい。黒髪のロングヘアーにどこかエキゾチックな顔立ち。座っていても抜群のスタイルだとわかるこの美女は、2006年のミスユニバースで2位に輝いた人気ファッションモデルの知花くらら(34)だ。そして、彼女が座る椅子に右手をかけ、こちらを向く男性。彼は現在、東京都知事選に無所属で出馬している元ジャーナリストの上杉隆氏(48)である。どちらかの誕生日祝いなのか、バースデーケーキを前に幸せそうに微笑む様子からは、2人の親密さが窺える。 同じく、候補者の鳥越俊太郎氏(76)が女子大生への淫行疑惑で支持率をみるみる落とす中、今度は都知事選“第4の男”上杉氏と知花の蜜愛写真が流出した。2人は、上杉氏がメディアカンパニー『NOBORDER』を立ち上げた2012年に出会い、この写真が撮られた頃は真剣交際の真っ最中だったというのだ。「丁度、上杉さんが自身の会社を設立した頃、知花さんもタレントとして過渡期を迎えていたんです。彼女は準ミスユニバースのモデルという肩書きから、文化人として仕事の枠を広げようとしていた。実際、知花さんは上智大学文学部卒で、英語・スペイン語・フランス語も堪能なインテリですから。共通の知り合いを介して出会った2人は強烈に惹かれ合い、自然と付き合うようになったんです」(上杉氏の知人)。当時、2人は相当深い仲だったようで、上杉氏は地方の仕事があれば知花を連れていく等、公私共にパートナーとして行動を共にしていたようだ。「上杉さんは彼女のことを大事にしていましたよ。知花さんも上杉さんに惚れ込んでいて、彼の事務所にどんな椅子や机を置けばいいのか等、甲斐甲斐しく考えていました。2人は将来のことも見据えていたのでしょう。上杉さんは知花さんの出身地である沖縄まで赴き、両親に挨拶をしたとも聞きました」(同前)。ところが、順調に交際を続けていた2013年、2人は引き裂かれてしまう。「知花さんの周囲は、彼女を未だ暫くは独身タレントとして売っていきたかった。それだけに、『上杉との結婚でタレントとしての価値が落ちてしまう』と考えたんでしょう。2人を別れさせようと、敢えて関係者がスポーツ紙等に情報をリークし、交際を潰そうとしたと聞いています。実際、それがきっかけで2人の関係はギクシャクし、最終的には破局してしまった。そんな事情があるので、今ではお互い会うのを遠慮しているようです」(芸能事務所関係者)。本誌は今月下旬、有楽町駅付近で街頭演説を終えた上杉氏を直撃すると、「そのことについては、もう過去のことですから。私から申し上げることは何もありません」とキッパリ答えるのだった。男性経験の無い女子大生に強引にキスを迫り、精神的に追い詰めたという悪質な鳥越氏のスキャンダルと比べ、上杉氏の場合は哀しい恋だったようだ。


キャプチャ  2016年8月12日号掲載

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<画像2枚> 千葉真一の息子・真剣佑(19)、ロサンゼルスに5歳の隠し子!――「息子は交際相手にレイプされた!」、父・真一の怒り爆発!

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台本を持っていたり、足元がサンダルだったりといった小さな変化はあるが、これが真剣佑の“通勤スタイル”。

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本誌記者が隠し子の件を問うても無言。記者を一顧だにせず、真剣佑はいきなり全力ダッシュで大逃げを打った。

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【「佳く生きる」為の処方箋】(12) 夏の突然死にご用心

予報によると、今年の夏は例年以上の猛暑になるそうです。夏は暑さ・脱水・睡眠不足等で体調が崩れ易い季節。心筋梗塞や解離性大動脈瘤等による心臓突然死も起こり易くなります。特に、高血圧や心臓に持病のある人は、自覚症状が無くても知らず知らずのうちに体への負担が蓄積していますから、夏場はこれまで以上に体調管理に気をつけてほしいものです。降圧剤を服用している人は多いと思いますが、冬場からずっと同じ薬を飲み続けていないでしょうか。季節に合わせて衣替えをするように、本来なら降圧剤も薄着ならぬ減量をするべきです。何故なら、冬と夏では血圧が大きく変動するからです。皆さん、冬場は寒さの為に発汗が少ないと思いますが、それは皮膚の毛細血管が収縮して熱を放散しないようにしているからです。逆に夏場は、皮膚への血流を保ち、発汗を促して体温調節をする為、血管の抵抗が下がったりして自然と血圧が下がります。個人差はありますが、冬場に比べ10~20mmHgほど低下します。例えば普段、降圧剤で収縮期血圧を130〜140mmHg経度に抑えている人が、夏場になると110mmHgくらいにまで下がることもありますが、これは明らかに下がり過ぎです。実際、この時期は待合室等で低血圧発作を起こす患者さんが出てきます。時間は朝の11時から11時半辺り。やっと診察が終わって、後は会計だけとホッとした頃に、朝飲んだ降圧剤が効いてきて血圧が急低下し、倒れてしまうのです。診察が終わったという解放感・脱水・薬の効き過ぎ等が複合的に働いた結果と考えられます。何故か週の前半に多い傾向があります。因みに、心筋梗塞の発作は月曜日の午前に多いことがわかっています。

降圧剤を飲んでいる人は血圧を小まめに測って、下がり過ぎていないか、是非チェックをして下さい。いつもより2割も低下していたら要注意。薬を替えたり、量を減らしたりする対応が必要です。勿論、ふらつき・立ち眩み・手足が冷たい等の症状が出ている場合は既に黄色信号ですから、医師に相談を。降圧剤の効き過ぎは低血圧を招くだけでなく、腎臓への負担にもなります。もう1つ、注意したいのが脱水です。体の水分が足りなくなると血液がドロドロになり、血管が詰まったり、血栓(血の塊)ができ易くなったりします。誰でも汗をかくと脱水に傾きますが、降圧剤を飲んでいると、それが特に進み易い。抑々、降圧剤には体液量を減らす作用があるからです。また、狭心症のカテーテル治療で冠動脈にステント(金属製の筒)を留置している人も脱水が進み易いので、血栓ができ易くなります。そういうところに薬の飲み忘れが重なったりすると、いきなり冠動脈が詰まって心筋梗塞を起こすことも。最悪の場合、突然死に至ることもあります。脱水による体液バランスの乱れは、心房細動等の不整脈も招きます。心房細動は脳梗塞の引き金になりますが、脱水で血液がスムーズに流れないと血栓もでき易くなり、脳梗塞の危険性が上がるのです。兎も角、夏場は十分に水分補給をして脱水を予防することが肝心です。暑いからとビールをがぶ飲みしたりすると、アルコールの利尿作用で脱水が更に進むことも知っておいて下さい。確かに、キンキンに冷やしたビールは格別ですが、やはり飲み過ぎはいけません。働き盛りの方は無理をせず、「疲れた」と思ったら休憩することも大切です。夏本番。心臓を労り、元気に猛暑を乗り切りましょう。


天野篤(あまの・あつし) 心臓外科医・『順天堂医院』院長。1955年、埼玉県生まれ。日本大学医学部卒。『亀田総合病院』『新東京病院』等を経て、2002年に順天堂大学医学部心臓血管外科教授に就任。2012年2月18日に天皇陛下の冠動脈バイパス手術を執刀。2016年4月より現職。著書に『一途一心、命をつなぐ』(飛鳥新社)・『この道を生きる、心臓外科ひとすじ』(NHK出版新書)等。


キャプチャ  2016年7月28日号掲載

テーマ : 医療・病気・治療
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【男の子育て日記】(12) ○月×日

妻の最近の口癖は専ら「辛い」「しんどい」だ。ちょこちょこ動き回らないと気が済まなかった女が、日曜日に仕事もプライベートも予定を入れず、只管に寝ている。39歳の高齢出産は、話に聞いていた以上のダメージを彼女に与えている。「母乳をあげるっていうのは、血を抜かれているのと同じなんだよ」。そういえば僕の周りでも、然も当たり前のように「母乳で育てろ」と言う男たちがいた。彼らは自分の関与することではないので、あれだけ強い口調で断言できたのだろう。何様のつもりなのかと思う。妻の話に戻る。以前は本当に、馬車馬か高麗鼠のように寝ないで働くことができた。本業は勿論のこと、『松竹芸能』に所属するタレントとして、こちらが「そんな無茶なスケジュールは止めろ」と止めても聞く耳を持たなかった。あれは2014年の師走か。東京のテレビ特番の為、スタジオで徹夜をし、休むこと無く関西ローカル番組『キャスト』(朝日放送)が組んでくれた自分の企画の為、小豆島へと移動した。天候は最悪。暴風雨と寒風吹き荒ぶ中、山の上にある霊験灼たかな神社を目指した。チェーンを握り締め、剥き出しの岩壁を攀じ登るがっしりとした足腰に、帯同したスタッフ曰く、「甲子園常連校の高校球児のようだ」と感嘆の声を漏らした。しかし、今は望むべくもない。兎に角、幾ら寝ても疲れが取れないという。性欲も減退し、夫婦生活もご無沙汰だ。“性豪”“女竿師”“絶倫女王”の名を恣にしてきた人だけに、浮気を疑っているが。

しかも、最近は髪がよく抜ける。家の床は幾ら掃除しようとも長い毛が散乱している。ジムに週に1~2回通ったおかげで、どうにか顔は元のサイズに戻りかけてきたが、腹の余った皮と肉は手の施しようがない。揶揄い半分に腹肉を摘むのだが、水が汲めそう。バケツの代わりになるのではないかと思うほどだ。今度はバレーボールに通うという。てっきり、先輩ママさんに混じってボールを打つのかと思いきや、チュチュを着けてシューズを履くという。40を目前にして初体験だ。夫として何かしてあげられることはないだろうか。せめて、他愛のないジョークでリラックスさせてあげたい。「あーしんどいしんどい」「鬼の霍乱ですね」「もう一度言ってみろゴラ」「安倍政権の暴走にも困ったものですね」。無理矢理でも卒乳させれば、しんどさは無くなるかもしれないという。しかし、それでは益々痩せないのでは。現時点で、体重は出産前のプラス10kgのままだ。其々のおウチで「母乳は○歳まで」と方針は違うだろう。ウチでは、「何歳になろうと本人の気が済むまで飲ませる。実際、今は母乳を飲みながらだと安心して長い時間眠るのだから」と話していたのだが。買っておいたアイスクリームをかき込みながら、妻の愚痴は止まらない。「あれほどお願いしたのに、代わりに産んでくれなかったし、授乳もしてくれない。あんたは一体何なの?」。断乳か体重か、それが問題だ。


樋口毅宏(ひぐち・たけひろ) 作家。1971年、東京都生まれ。帝京大学文学部卒業後、『コアマガジン』に入社。『ニャン2倶楽部Z』『BUBKA』編集部を経て、『白夜書房』に移籍。『コリアムービー』『みうらじゅんマガジン』の編集長を務める。2009年に作家に転身。著書に『日本のセックス』(双葉文庫)・『ルック・バック・イン・アンガー』(祥伝社文庫)・『さよなら小沢健二』(扶桑社)等。


キャプチャ  2016年7月28日号掲載

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<画像1枚> 夫婦同前!? 『TOKIO』松岡昌宏(39)、“10年恋人”と立ち飲みデート

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次にゴールインする『TOKIO』メンバーは松岡昌宏(39)!? そう確信したくなるようなデート現場を本誌記者がキャッチした。お相手は、30代半ばの色白美女。別れた時期もあったものの、松岡とは10年以上の付き合いだという。今月19日19時過ぎ、2人は東京都内の立ち飲み屋に入った。ここは松岡の自宅から程近く、2人にとっては馴染みの店。チューハイ1杯380円の庶民的な酒場だ。モヒートを立て続けに飲みながら、終始2人はリラックスモード。彼女のことを“ウチの”“かあちゃん”とも称するだけあり、その雰囲気は長年連れ添った夫婦そのものだ。2人が外に出て来た(上写真)のは、凡そ3時間後。『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)で体を張りまくっている松岡とは違い、彼女が疲れていないか心配だが、そこは“夫唱婦随”といったところか。その後はタクシーで移動、スーパーに立ち寄り、2人は愛の巣へと消えたのだった――。

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【その職業こそDark Zone】(02) 坊主――「檀家と共に女も騙す」、仏の道に生きる男の肉欲生活

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いくら修業を積んだとはいえ、僧侶と雖も人の子。古来より“生臭坊主”という言葉があり、近年でもカネと女に目が眩んだ僧侶たちの珍事件は数多報道されるほど、欲望に目をギラつかせた輩が多いのも、この業界の特徴だ。特に、寺で生まれ育った2世たちは、性欲旺盛な10代後半から20代前半に本山での修業を課せられる為、その反動で僧侶の資格を得てからハジけるケースも少なくない。北陸地方の由緒ある寺の長男は、大学進学の為に東京に出たまま帰ってこなかったという。「元々、実家の寺を継ぐことを嫌がっていた典型的なバカ息子で、大学在学中に父親が無理矢理京都の本山で修業をさせて僧侶にしたものの、卒業後も『暫く関東に留まりたい』と駄々を捏ね、取り敢えず関東地方の某寺に仕えることになったんです」(同じ地区の知り合いの僧侶)。ところが、その後も一切連絡など寄越してこない。業を煮やした父親が実家に連れ戻そうと、抜き打ちで息子の住所に向かったところ、そこはウォーターフロントに建つ超の付く高級マンションだった。「唖然として見上げていると、地下の駐車場からバカ息子が真っ赤なフェラーリに乗って出て来たそうです。会社勤めの傍ら、寺に仕える“兼業僧侶”の身分で、こんな生活ができる筈はない。その場で車から引きずり出して問い質したそうです」(同前)。すると、息子は重い口を開けた。「学生時代に始めたホストのバイトで売れっ子になり、辞められなくなった」。夜な夜な高級スーツに身を包み、ホスト稼業を熟す傍ら、寺から要請がある度に袈裟に着替えて法事を熟していたというのだ。また、女子であっても修業を課せられるケースもある。四半世紀以上前、某宗派の本山に、テレビドラマで活躍した有名セクシー女優が修業に入った。実家が厳格な寺で、女優を続けることを認めず、父親が強制的に事務所を辞めさせて修業に入れたのだ。ドラマで年下の男の子を誘惑する役どころを熟していた女優が頭を刺られ、彼女以外は全員男子(しかも、ほぼ童貞)という世界に1年間も放り込まれたのだ。結果、全員と墓場でセックス。1年後の修業終了時には、修行僧皆兄弟になっていたという伝説が今も語り継がれているという。 (取材・文/フリーライター 本郷次郎)


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