FC2ブログ

【教科書に載らない経済と犯罪の危ない話】(169) 人種差別撤廃…“BLM”を錦の御旗に掲げる危うさの正体

“Black Lives Matter(BLM=黒人の命は大切だ)”――。白人警察官による黒人男性の暴行死事件に端を発した抗議デモは、瞬く間に全米へ広がった。だが、白人の命も黄色人種の命も大切なのだ。破壊と暴力の限りを尽くす過激なBLM運動は、デモの名を借りた破壊活動でしかない。放火に略奪、銅像の破壊等、黒人の命とは全く関係のない暴力の連鎖は、まるでアメリカ版文化大革命だ。BLM運動の目的から外れた過激な破壊活動には、黒人からも多くの批判が出ている。黒人女性の若手コメンテーターであるキャンディス・オーウェンズもその一人だ。「毎年、黒人は白人に殺される数の倍以上の白人を殺している。我々は全米の暴力犯罪の85%を占め、全殺人事件の50%が黒人によるものだ。事件に巻き込まれて殺害される黒人の90%以上は、黒人によって殺害されている。にも拘わらず、我々は黒人が白人に殺される度に、それを人種差別だと訴えているのだ」。これは彼女が自身の『ツイッター』で発信したものだが、「人種差別を助長する」との批判を受け、アカウントの削除という措置が取られた。抑々は、被害者意識ばかりを強調して、人種差別をイデオロギーの対立に利用するのを止めようという、至極真っ当な意見である。ところが、ツイッターは彼女の発言に規制をかけた。表現の自由と、それに対する責任は別の問題だ。ツイッターのこの対応は検閲とも受け取れる。そして先日、『フェイスブック』が有害な可能性がある投稿にラベル表示すると発表した。投稿が有害か有害でないかを、どういった基準で誰が判断するというのだろうか?

フェイスブックやツイッターのヘイトスピーチ対策が不十分だとして、『ユニリーバ』はフェイスブックとツイッター、そして『インスタグラム』への広告を取り止める決定をした。勿論、両社の株価は大幅下落である。自由な発言のプラットフォームであるSNSが、相次いで表現規制に乗り出すさまは、民主主義の自殺を感じさせる。人種差別という錦の御旗を掲げれば暴力も破壊も許され、その行動に対して批判さえ許さないという風潮は異常だ。BLM運動は、構造的な人種差別の撤廃を主張している。この趣旨には賛成だが、暴力的・破壊的な行動で目的を達成できるわけがない。種族的な問題の解決を図るには、双方の努力が欠かせない。新型コロナウイルスの感染拡大にBLM運動という名の破壊活動で、アメリカは内戦状態とも言えるありさまである。これで、ドナルド・トランプ大統領の再選は不可能になったと筆者は見ている。雇用と株高がトランプ大統領のセールスポイントだ。足元は、大型経済対策と金融緩和で数字が持ち直しているように見える。だが、それも長続きしない。大統領選までに大きく悪化するのは避けられない情勢だ。暴力的・破壊的な活動と言えば、香港の民主化デモも同じだ。民主化には賛成だが、民主主義を求めるのに暴力的手法を使うのは本末転倒である。あくまでも香港は中国の一部であり、他国が口出しするのは内政干渉でしかない。イギリスは、1985年に交わされた共同声明と基本法を基に、一国二制度維持を中国に要求している。まるで香港が元から自国領土であったかのような主張だ。イギリスはアヘン戦争で香港を奪い、以後、150年間も植民地支配をしていただけである。盗人猛々しいとはこのことだろう。これについては日本も同じだ。中国に対して、香港の統治をとやかく言う資格はないのである。 (http://twitter.com/nekokumicho


キャプチャ  2020年7月14日号掲載
スポンサーサイト



テーマ : 政治・経済・社会問題なんでも
ジャンル : 政治・経済

轮廓

George Clooney

Author:George Clooney

最新文章
档案
分类
计数器
排名

FC2Blog Ranking

产品搜索
广告
搜索
RSS链接
链接