【トランプショック】(17) TPP漂流、中国は一息――倪月菊氏(『中国社会科学院』研究員)

20170117 09
――『環太平洋経済連携協定(TPP)』の発効が難しくなりました。
「中国が一息つく機会を与えてくれた。TPP合意後には、韓国・フィリピン・タイも加わると言っていた。アメリカとヨーロッパ連合(EU)の環大西洋貿易投資協定も合意していれば、中国は不利だった。TPPを深く分析したが、(金融等)サービス面の開放要求がとても多かった。中国も、『TPPは国際貿易の新しい潮流を代表している』と考える」

――中国は『東アジア地域包括的経済連携(RCEP)』に注力しますか?
「RCEPの交渉で、日本等はTPPの条文を使って高い水準を要求していたが、交渉がやり易くなる。ただ、RCEPは東南アジア諸国連合(ASEAN)主導で、中国は主導していない」

――米中間の貿易摩擦が高まりませんか?
「アメリカは、鉄鋼や労働集約型の商品で中国に圧力をかけるだろう。高関税をかけるかは別だが、『彼是調査する』というだけで、中国経済には大きな影響がある」
「トランプ氏は反グローバル主義だと言うが、この2年もアメリカの保護主義は酷かった。イギリスのシンクタンクによると、2015年から2016年5月まで、アメリカが世界で最多の貿易保護措置を取った」

――中国は、どんな対抗策を取りますか?
「我々も、どう訴訟をするのか学んできた。以前は中国企業も訴訟ができなかったが、今はできる。保護主義措置は諸刃の剣だ。実際には、双方に不利になる」 (聞き手/北京支局 原田逸策) =おわり


⦿日本経済新聞 2016年12月22日付掲載⦿
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