【Jazzyの裁判傍聴ライフ】(24) 公然わいせつ罪は被害者がいない?

法律では様々な行為が犯罪として定められていますが、中には「どうしてこれが?」と感じるものも少なくありません。今回は、そんなお話を。

■被害者がいない?
“社会的法益に対する罪”というものがあります。殺人・詐欺・強盗等は“個人”に対する罪として罰せられ、被害者が存在しますが、社会的法益は秩序や道徳等に対するものなので、“被害者はいない”とされるのです。これに該当する代表的な犯罪は“公然わいせつ罪”。露出狂もこれに相当します。知らない人の下半身を一方的に見せつけられた側は、不快だったり、怖い思いをしても、“被害者”には当たらないのです。乱交パーティーやハプニングバーも“公然わいせつ”です。これに関しては、本当に被害者はいないですよね! その場にいる誰もが“如何わしい行為”を想定・期待しています♪ それでも、不特定又は多数人が認識できる状況で露出や性的行為をすると、処罰の対象になってしまうのです。気をつけましょう!
■愛し合っていても…
13歳未満の女子と性交すると、如何なる場合でも“強姦”になります。お互いに愛し合っていてもダメ! 以前、傍聴した裁判では、20代の男性が、インターネット上で知り合った12歳の女子と同意の上で肉体関係を持ちました。被害女子は彼のことが大好きだったようですが…。勿論、実刑になりました。
■様々な傷害罪
「人の身体を傷害した者は、15年以下の懲役または50万円以下の罰金に処する」――。傷害の定義は、「人の生理的機能に継続的な障害を生じさせたり、人の身体の完全性を害する」、そして「身体の外観に重大な変化を加える」とされています。女性にとって大切な髪の毛を切ってしまった場合は、外観が変化するにも関わらず“暴行罪”(2年以下の懲役若しくは30万円以下の罰金)に止まることが多いですが、過去に傍聴した夫婦vs夫婦の喧嘩事件では、嫁が他方の嫁の髪の毛を束で引っこ抜いて出血! 罪名は“傷害”となっていました! しかし、毛根から引き抜くのではなく、剃る等して外観が大きく変わった場合でも、暴行罪に止まった判例があり、何だか矛盾していますよね。また、ドッキリで落とし穴に転落させたり、病気をうつす行為も傷害罪に該当。実際、性行為で性病を感染させて傷害罪となったケースも聞きました! それから、同意があっても傷害行為が許されないケースがあります。例えば、ヤクザに頼まれて医師が麻酔下で指を詰めた場合は罰せられます。更に、情交関係にある男性に何と“陰茎分与”を求め、承諾を得た上でちょん切ってしまい逮捕! SM業界では結構ありそうな話ですよね。M男の乳首を切り落とすとか、亀頭をメスで二股に割るとか…(汗)。でも、それは犯罪です。ダメですよ女王様! また、嫌がらせの電話等を繰り返したりして、相手をノイローゼやPTSDにさせるのも傷害罪に含まれます。こうしてみると、傷害罪の範囲はとっても広~い! 知らぬ間に罪を犯してしまう可能性は誰にでもあります。今回の記事が少しでもお役に立てたら幸いです!


キャプチャ  2017年1月30日号掲載
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