【貧困女子のリアル】(02) ヒモ男に捨てられ鬱病に…自殺願望を持つ三十路グラビアアイドル

20170125 04
グラビアアイドルとして10年近く活動する船橋梨子さん(30)。超難関の中央大学法学部を中退後、“有名になる”という夢に向かって芸能界に飛び込んだ彼女は、地上波テレビの出演は殆ど無いものの、イメージDVDやインターネット番組への出演等、それなりにアイドルとしての階段を上っていった。しかし現在、梨子さんは水道が止められてしまうほどの貧しい生活を送っている。「最初に所属した芸能事務所に紹介されたアルバイト先が、テレアポの会社でした。寮を用意してもらえたのでありがたいと思い、引き受けたのですが、仕事の内容はまるでデート商法でした。毎日毎日、膨大な数の電話リストから男性だけに連絡し続けます。そうして、実際に会ってくれた男性に絵を売りつける。それが仕事でした」。しかし、生活の為に我慢して働いていたにも関わらず、数ヵ月に亘って給与の支払いが無かった為、アルバイトも事務所も止めざるを得なくなったのだという。「紹介元の所属事務所からも、ギャラの支払いは一度も無かったですし、騙されていたんです」。社会の悪い面を知らずに生きてきた梨子さんが、社会に出て初めて遭遇した災難だったという。住まいも仕事もグラドルの肩書きさえも、一気に失った梨子さんが次に身を投じたのは、夜の世界。キャバクラではそこそこの売れっ子になり、月収は数十万円になった。

“グラビアアイドルになる”という夢からは外れるが、先ずしなければならなかったのは生活を立て直すことだった。住まい無し・収入無しの生活は改善されたものの、次に待ち受けていたのはヒモ男だった。「当時、追っかけをしていたバンドマンと付き合うことができたんですが、彼に収入が無かったので、金銭的に面倒をみることになったんです」。家賃は勿論、日々の食事や身の回りの買い物まで梨子さんが支払う。水商売でいくら稼いでも、お金は出ていくばかり。「贅沢よりも心の充実を優先した結果」と本人は言うが、高収入を得るようになっても貧しさは改善されなかった。数年後、ヒモ男が梨子さんの下を去ってしまうと、孤独になった梨子さんはメンタルをやられ、精神科に通うことに。口癖のように自殺願望を仄めかした。軈て、知人の勧めもあってグラビアアイドルの活動を再開したが、時代はアイドル戦国時代。テレビや雑誌の仕事は競争率が高く、多くて月1~2本。収入は精々1~2万円程度。DVDのリリースがある月のみ、もう数万円ほどの収入がある程度で、結局、生活の為に再び、夜のお店に出勤することになる。「でも、表の仕事で長く働くとまた病むので、最低限しか働けません。7万円の家賃を何とか払って、後は引きこもっています」。収入の目標額は高くはないが、鬱病で家から出られない日が続くと公共料金の未払いが続く為、水道まで頻繁に止められているという。毎日の食事は、『富士そば』で1食だけ。それが1日の唯一の出費で、生きる為の最低限の栄養だという。衣服やアクセサリーは新しく買わない。抑々、ショッピングに出かけない。奢ってもらえる飲み会のみ参加し、あわよくばタクシー代を期待する。「贅沢をすることに憧れはありません。今は、したいことが何なのかもわかりません。死ねないから生きている、そんな感じです」。生気が感じられない言葉だけを繰り返す。詐欺紛いの行為にあったことは勿論、男に恵まれなかったこと、何より貧しさが、梨子さんの生きる気力さえ奪ってしまったのだろうか――。 (取材・文/フリーライター 雨宮める)


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