【刑務所のリアル】(04) 苛められても和田真一郎を信じた元エリート大学生の末路…『スーパーフリー』逮捕者・Aの悲惨な少年刑務所生活

20170131 04
2003年に発覚した『スーパーフリー事件』は、早稲田大学の学生を中心とした学生サークルによる悪質な強姦事件で、集団強姦罪・集団強姦致死傷罪創設のきっかけになる等、社会に大きなインパクトを与えた。サークル内では“芸能人より有名な大学生”として崇められていた代表の和田真一郎に懲役14年、13名のサークル幹部に懲役10年から2年4ヵ月の実刑判決が確定している。その内の1人で、当時、学習院大学に通っていたAと函館少年刑務所で一緒だったという安藤誠氏(仮名・33)が、Aの刑務所での様子を詳細に教えてくれた。「自分がAと一緒だったのは、函館少刑の炊場工場です。ヤンチャなヤツらに混じって1人だけ真面目な口調でしたし、見た目も眼鏡をかけたガリ勉タイプで、明らかに浮いていました。声だけはデカいんで、『お前、うっせぇよ』とかいつも怒られていましたね」。安藤氏が配属されたのは、Aから遅れること1年。炊場内では、Aがスーパーフリーの事件で捕まったことは周知の事実だった。「2週間ぐらい経った時、『あいつはレイプ。スーフリだよ』って教えてくれるヤツがいて知りました。本人も『スーフリでは幹部だった』『週刊誌にも載ったんです』なんて言っていたし、担当の刑務官も『お前、Aが何で捕まったか知っているか?』なんて雑談のネタにしているぐらいでしたから。知らないヤツはいなかったですよ」。収容者の食事を作って運搬する炊場は、時間に追われながらの重労働を求められ、体力的に最もキツい配属先だ。配属順に役割が決まっており、新人には単純でキツい仕事が割り当てられていた。

「Aより後に入ったヤツは多いのに、間抜けで失敗ばかりしていたんで、Aは一番下っ端の洗い場をやらされていました。後から入った年下からもタメ口で、まぁ苛められていましたよ」。延長食として出される甘味物は、キツい仕事に対するご褒美だ。しかし、Aの分はというと、コーヒーの中にグチャグチャになった揚げパンが突っ込まれていたりする。炊場が嫌で態と懲罰になり、他の工場へ行きたい新人が、「何でテメェがもたついている分を俺がやんなきゃいけないんだよ!」と胸座を掴んで居直る相手も、Aの役目だった。炊場は少年刑務所のエリート工場ということあって、舎房は個人の居室と集会室を自由に出入りできる開放処遇が取られていた。「集会室で雑談とかしている時、Aは皆の暇潰しにスーフリのことを聞かれていました。Aが『パーティーを開いてですね。まぁ、自分、7番目の幹部だったんですけど』とかって言うと、他の受刑者から『お前、最初“3番目”って言っていたじゃねぇかよ』『どうなんだよ、A!』って詰められて、『すみません、見栄張っていました』とか…。兎に角、ツッコミどころが多いんですよ」。私本の購入時、Aに選択権は無い。「お前んち金持ちだから、俺らの分も宜しく」と、皆が読む雑誌を数冊買わされていた。それでもAは打たれ強く、天然なところがあり、「自分、女をバックでイカしたことがあるんです」等と余計なことを言う。すると、「じゃあ、どうやったのかやってみろ」と皆の前で腰を振らされ、この余興は飽きるまで数日続けられたという。「Aぐらいだと皆に部屋を勝手に開けられちゃうんですけど、1回、Aがズボン下げていた時があったんです。『てめぇ、センズリこいてたべ』って指摘されて、勃起してんのに『いや、違いますよ、違いますよ。デキモノができていたんで』とか言い訳して、また皆の笑い話にされたり…。まぁ、暇潰しのアイテムでした。あれだけ苛められても折れないから、『頑張ってんな』って思いましたけどね」。Aより先に出所した安藤氏だが、Aと交わしたこんな会話を覚えている。「俺が『和田さんってどうなの?』って聞いた時、目を輝かせて『いや、あの人は凄い人ですよ』って言うから、『出たらあの人について行くの?』って言ったら、Aは『はい。また和田さんのところに行きたい。一緒になんかやりたいですよ』って、和田さんを崇拝していましたね」。 (取材・文/フリーライター 池田潮)


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