【貧困女子のリアル】(03) 「酔っ払いのオッサンにしょっちゅう絡まれます」…月4万円の“ファンからの募金”で生活するホームレスアイドル

20170201 03
「毎日がサバイバル。“人間RPG”を生でやって生きています」――。厳しい筈の状況を明るいテンションで語るのが、現役地下アイドルながらホームレス生活を1年以上続けているというiwamiマリアローズⅡ世さん(年齡非公開)だ。黒い大きなキャリーバッグを抱えているが、そこに着替え・食料・ライブで使う衣装・ファンに売る為の物品・お風呂セット等、生活の全てが詰め込まれている。元々は地元で始めたアイドル活動だったが、関係者からのセクハラや嫌がらせに度々遭って、イベント出演の機会を奪われた為、アイドルとして輝くことを夢見て、着の身着のまま東京に出てきたのが凡そ1年前。そこからずっと定住場所の無い、文字通り“フリー”のアイドルとしてホームレス生活をしている。「24時間やっているマックやファミレスで朝までジュース1杯で過ごしたり、少しお金が入ったら会員証のあるインターネットカフェに泊まります。最近は東京で友だちが増えてきたので、友だちの家に泊まらせてもらうこともありますが、そうでない時は新宿の思い出横丁のお店から段ボールを貰って、西口の地下で寝ています」。とはいっても、うら若き女性だ。酔っ払いのオッサンに絡まれることはしょっちゅうあるが、危険な目に遭ったことは運よく一度も無いという。「食事は、ドンキホーテのお菓子が200~300円も出せば結構買えるので、それで済ましたり、仕事でスタッフさんに食べさせてもらえる時だけ食べたりして、アイドル活動の為に節約しています」。

上京当初は、日雇いのティッシュ配りやイベントの手伝い等のアルバイトで月に10万円ほどは稼いでいたとのことだが、現在、持っていたパスポートを盗まれてしまって、更に身分証が無いこともあり、アルバイトすらできないという。しかし、地下アイドルを続けていくには、衣装代や交通費等、出ていくお金もかなりある。そこで、ライブの際には手製の募金箱を置いて、募金を募っている。「私の固定のファンは、未だ2~3人しかいません。でも、ありがたいことに、週2回くらいのペースでイべントをやると、1ヵ月で4万円くらいの募金額になるんです。そのお金で生き永らえています」。アイドルである以上、外見には気を遣わなければならない。ホームレス生活では、その辺りに問題は無いのだろうか。「お風呂セットを常に携帯していて、インターネットカフェに入れない時は、デパートのトイレで髪を洗ったり、夜中の公園の水道や噴水で体を洗ったりもしますよ。一度、3日以上髪を洗えなかった時に、インターネットラジオの共演者に『ちょっと臭うよ』と言われたことがあったので、今は兎に角、気を付けて清潔にしています」。よくいる家出少女のように、「サポートを男性に求めたりはしないのか?」とも思うが、小中学生の時に男子から凄惨な苛めに遭ったこともあり、男性と深く関わるのは今でも考えられないという。「今、困っていることは、奥歯が抜けてしまったのに、保険証が無いから治療を受けられないことです。体調が悪い時は流石に、この生活が不安になります」。それだけの無理をしてでも、アイドル活動を続けているのは何故なのだろうか。「最初は何となく始めたのは事実です。でも、東京で素晴らしい仲間と、少ないながらも熱心なファンの方もできました。私の歌を聴いて応援してくれる人が1人でもいるのなら、ホームレス生活なんて辛くありません」。最後に、今晩の泊まる場所を聞くと、「これから探します」。そう言って、iwamiさんはキャリーバッグと共に雑踏に消えた。 (取材・文/編集プロダクション『QBQ』 渡辺則明)


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