【その職業こそDark Zone】(04) 風俗店店員――「うちの店長は鬼ですよ」、末端従業員が語った地獄の風俗業界

20170201 08
「ここだけの話にしておいて下さい。ウチの店長は鬼ですよ。当初の条件で本当だったのは、住み込み可と寮費無料だけです。その住居っていうのも、風俗嬢の為に借りたウィークリーマンション風の使っていない狭い個室で、そのせいで自分のプライべートは24時間全く無い状態。いつ携帯電話が鳴るか怯えていますよ…」(風俗店見習い店員のA氏)。デリへル等の業種が客足を伸ばしている一方で、以前より稼ぎを減らしているかに思われる箱形の風俗業界。しかし、「客が減ったなら従業員の取り分を減らせばいい」とばかり、今も暴利を貪り続ける風俗店が存在する。冒頭に挙げた男性風俗店員のA氏も、その1人だ。A氏は1年ほど前までIT系の正社員だったが、会社が連鎖倒産し失職。インターネット難民を1年弱ほど続け、僅かばかりの貯金が尽きた頃、求人募集を見かけて風俗店に就職してきた。当初、掲載されていた条件は“住み込み可・寮費無料・日払い5000円・給与30万円以上”という、住所不定で無職の人間には飛びつきたくなるようなもの。しかし実態は、日払い金も店長の機嫌次第で、更に売り上げによってその額は変わるという。また、別の人間が休めば休日出勤は当たり前で、出かける際にはトンズラされることを恐れてか、訪問先や帰宅時間まで報告させられる始末。給与の額面は30万円ではあるが、意味不明の積み立て金の他、光熱費や飲食費、更に不思議な出資金等が引かれて、手元に残るのは多い月で僅か7万円ほどだという。因みに、同店では女性従業員の収入も減る一方だとか。就業時間に遅刻でもすれば、1分当たり1000円ほどの遅延金が発生。更に、店では知らぬ存ぜぬの本番行為も奨励されており、そこからも一部を上納させられるという。挙げ句、店長の気紛れで行われる“実習”…。それでも新規で入店してくる女性が後を絶たないというから、「一体、この国はどれだけ末期的な状況に陥っているのか」と考えさせられる。そんな店ではあるものの、A氏がこの店を辞めない理由は唯1つ。“自分が店長になる”という夢の為だという。人の入れ替わりが多いこの業界で、気付けば彼でも店のナンバー5には入るらしい。だが、条件はそのまま。いつか店長になり、現在の店長がやっているように、店のカネを着服して私腹を肥やす日々を夢想しているという。 (取材・文/フリーライター 本郷次郎) =おわり


キャプチャ  第5号掲載
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