【東京情報】 きれいな女性を愛でて何が悪い

【東京発】毎日新聞のインターネット版に変な記事(『“女性はお飾り”を毎年強調する東証大発会の昭和感』)が載っていた。これを書いた同紙の紙面審査委員・山田道子は、『東京証券取引所』の大発会で晴れ着姿の若い女性がずらりと並んで微笑んでいるのが気に入らないという。女性たちは東証や証券会社の社員の希望者、着物会社の顧客の女性だが、山田は奇妙なことを言い出す。「髪の毛を結ってもらう美容院代や着物のレンタル代は会社から出るのだろうか」「女性たちの持ち出しなら“搾取”ではないか」。フランス人記者が唸る。「未だにこういう困ったおばさんがいるんだな。記事の続きも凄いぜ。『いまだに女性は飾りもの、若くてきれいなほうがいいという価値観を臆面もなく振りまいているのは珍しい』『このような時は“人種”で考えるとよく分かる。例えば、アメリカの何らかのオープニングパーティーで黒人だけを着飾らせて拍手させるというシチュエーションがあったらどうか』。余計に意味がわからないのだが…」。随分と捻くれたものの見方をする人だ。大発会に晴れ着の女性が花を添えることの何が悪いのか? アルバイトの小暮君が、資料を整理しながら言う。「新年の行事で晴れ着を着るのは、新鮮な気持ちになる為です。女性が着飾ること自体を否定するなら、自由と人権が抑圧された国で人民服でも着ていればいいんですよ」。抑々、男が“若くてきれいなほうがいいという価値観”を持って何が悪いのか? 綺麗な女性がモテて、ブスがモテないのは、本能によるものである。

アメリカの女性心理学者であるジュディス・ラングロワが、こんな実験をした。人間の顔写真のスライドを数百枚用意し、大人たちに魅力があると思った写真に点数を付けてもらう。次に、同じ写真を生後3ヵ月と6ヵ月の赤ちゃんたちに見せ、どの写真に興味を示したかを調べた。すると、ほぼ同じ結果が出た。美人の定義は国や文化で違う部分もあるが、基本的に人間は整った顔立ちに反応を示すことが証明されたのだ。生物は、優秀な子孫を残そうとする。そこで、顔を見て相手を判断する。顔には多くの情報が含まれている。悪人は悪そうな顔をしているし、不健康な人間は病的な顔をしている。要するに、美男・美女がモテるのは、「健康で運動能力が高く、知的である」と本能が判定するからだ。また、生物は優秀な遺伝子を持つ異性を惹きつける為にお洒落をする。ライオンやクジャクを始め、人間以外の生物はオスがお洒落をすることのほうが多いが、何れにせよ、異性を惹きつける行為を否定するのは人間性の否定に等しい。イギリス人記者が、分厚い銀縁の眼鏡を外す。「こういう記事を書くようなフェミニストが、女性の解放を阻害してきたんだ。女性がお洒落を楽しむ権利を、“男に対する奉仕”・“苛酷な労働”と曲解する。昭和30年代頃までの女性は、親が決めた相手と結婚するのが普通で、結婚前に着飾ることはできなかった。他の男に手を付けられては拙いからだ。よって、嫁入り前の娘の父親は、娘がお洒落をしたら怒り狂ったんだ」。昔は、おめでたい席にいる華やかな女性は皆がプロだった。“酌婦”と呼ばれる半売春婦である。その後、時代が変わり、女性の権利が拡大し、誰もがお洒落を楽しむことができるようになった。普通の女性たちが華やかな場に華やかな装いで出て来るようになり、自分の職場の式典を自分たちで華やかに演出できるようになった。“女性の権利”がどうこう言うフェミニストが、女性の地位の向上にケチをつけているのだから、常軌を逸しているとしか思えない。精神が歪んでいるのだ。楊貴妃と玄宗の悲劇を詠んだ『長恨歌』は、楊貴妃の美しさが無ければ成立しない。玄宗は部下の反乱を抑える為、泣く泣く楊貴妃を殺した。女の美しさに翻弄され、最後はその女を殺すしかなかった男の悲しさが伝わってくる。

しかし、若し楊貴妃がブスだったら、よくある殺人事件の1つになってしまう。東証の大発会に着物姿で出て来る女性も、楊貴妃とまではいかないが、良い着物を纏えば美しく見える。心のこもった晴れ着姿は、社会も必要としているのだ。昔は、新年に晴れ着姿で出社する女性が1人か2人はいた。それを見て、誰もが新年の清々しい空気を感じた。これは、人間として大切にすべき心の動きだと思う。フランス人記者が顎鬚を撫でる。「フェミニストの女性が何故ああなってしまうかといえば、『自分は容姿ではなく、知識・経験・能力で勝負しているのだ』と思いたいからだろう。結局、不安なんだ。現実社会では、企業の採用も美男・美女が優先される。目も当てられないような容姿の女性ばかりを採用している企業など見たことがない。採用する側だって、一緒に働く気を無くしてしまう。こうした現実を認められない女性が、空想の世界に逃げ込み、こんな与太記事を書いたりするんだ」。イギリス人記者が笑う。「昔、某出版社で労働組合の交渉に立ち会わされたことがある。交渉が煮詰まって殺気立っている時に、可愛い女子社員が上役のデスクの上にお尻を乗せて、主張を呑むように迫った。ミニスカートの中も見えていたのだろう。やはり、女の武器は強かった」。政治家も美人のほうが出世する。ドイツのアンゲラ・メルケル政権の国防大臣はウルズラ・フォン・デア・ライエンだが、優秀な美人なので、メルケル退任後の最有力候補と言われている。一方、日本の稲田朋美防衛大臣は、次の組閣でクビになる可能性が高い。防衛省の中でも極めて評判が悪い。小暮君が頷く。「他の女性閣僚だと、総務大臣の高市早苗と、東京オリンピック担当大臣の丸川珠代か…。小渕優子も田中眞紀子も失脚しましたが、彼女たちが若し美人だったら未だ生き延びていたかもしれません」。今日の会合は、フェミニズムに毒されているアメリカ人記者がいなかったので、非常に充実した議論ができた。こういう話は男だけでしないといけない。 (『S・P・I』特派員 ヤン・デンマン)


キャプチャ  2017年2月2日号掲載

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