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【行ってはいけない!世界ミステリーゾーン】(18) HAARP研究施設――地震兵器等への軍事転用も疑われるアメリカ軍主導の“電離・電波科学”の研究施設

20220131 03
HAARPとは“High Frequency Active Auroral Research Program(高周波活性オーロラ調査プログラム)”の頭文字をとったもので、アメリカ軍とアメリカの主要大学が共同で行なっている研究のこと。1993年に研究施設の建設が開始され、2005年にほぼ完成した。アラスカ州ガコナに設置された研究施設のアンテナ群から電波を発し、上空の電離層を調査することが主な目的とされているが、アメリカ軍が関与していることから、陰謀論の世界では“気象兵器”や“地震兵器”と見做され、2010年のハイチ地震や2011年の東日本大震災をHAARPの仕業と主張する者も少なくない。例えば、元ミネソタ州知事のジェシー・ベンチュラは「東日本大震災はHAARPによって引き起こされた」と述べている。こうした陰謀論に対し、科学者らは「巨大地震を起こすには大きな発電所で1年間発電した程の莫大なエネルギー量が必要であり、それを一度に遠方へ飛ばして地震を起こすなど不可能だ」と反論する。

だが、閲覧可能な公式文書には「HAARPはオーロラの電気力学的回路に影響を及ぼせる」と書かれており、オーロラの中に流れている発電所100個分の電気の流れを誘導して、低周波の電波を発生させることができる可能性を示唆。そして、その低周波の電波は海底や地下へ影響を及ぼせるという。それがそのまま地震兵器に繋がるかは別として、開発を進めていると疑われても仕方のない研究内容だ。何れにせよ、HAARPの研究が軍事利用を意識しているのは明らかで、先の公式文書には通信システムや遠隔探査システムへの干渉や人工衛星の活動、寿命への影響、赤外線探査衛星の視界の遮断等がHAARPで可能であると記されている。このHAARPに関してはロシアも注視している。ロシアの軍事専門誌の記事によると、HAARPはプラズマの塊を打ち出すことができ、イギリスくらいの広さであればそこにプラズマを打ち込むことで、そのエリアにある全ての電子機器を破壊できるという。そうなると戦車や戦闘機、ミサイル等は機能せず、インターネットもテレビも通じず、自動車も列車も止まってしまうわけで、一瞬で一つの国を軍事的にも経済的にも無力化できてしまう。これは大地震よりも怖いことかもしれない。2014年、アメリカ軍は老朽化を理由にHAARP施設を閉鎖。2015年にアラスカ大学が施設を引き継いで、研究活動が続けられているという。アメリカ軍が手を引いた理由は、狙ったような成果が出なかったからなのか、それとも試験的な段階が終わり実用段階に入ったからなのか、明らかにされていない。 (西洋占星術研究家 神谷充彦)


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