【それはハッカーが知っている】(34) 現代のスパイが大活用するハイテクグッズとは?

金正男氏が暗殺され、毒針や毒ガス噴射器等に注目が集中! ではでは、スパイや工作員が使用するハイテクなグッズは、どんなものがあるのか!

――それでは石川さん。先ずは通信機器ではどうでしょう。やっぱ、ジェームズ・ボンドのような特殊ガジェットを使用中なんですか?
石川「私の知っている限りですと、普通のスマホですよ」

――えっ? そこらで買えるiPhoneとかですか?
石川「はい。電話もインターネットも特殊に暗号化された回線ではなく、一般の回線を使用しているそうです」

――それじゃ、色々とダダ漏れじゃないですか!
石川「いや、防諜用に特殊な回線を作ったら、そっちのほうが目立って捜査対象になりますよ。なので、一般回線を使い、暗号解読等にはカスタムされたアプリを使用してやり取りを行います。また、スマホ本体も市場に流通している民生品を使うことで、足も付き難いですからね」

――って、石川さん! 何でそんなこと知っているんですか?
石川「まぁ、ハッカー崩れでそっちに流れてしまう人間もいますからね(笑)」

――ではでは、盗撮用のカメラなんかはどうでしょう?
石川「民生品の超高解像度のCCDカメラがあれば十分ですね。ただ、レンズには無反射のフィルターを装着します。このスペックでも5万円もあれば揃います」

――録音機器はどうですか?
石川「特定の周波数を細分化できる録音装置が便利なんですけど、実はこれもスマホのアプリで十分なんですよね(笑)。カメラにしても録音機器にしても、専用の機器を使用するより、民生品を使用したほうが目立ちません。ほら、iPhoneで撮影するなんて普通の光景じゃないですか。自撮りをするふりをして、その背景に重要なものを写し込めば、誰にも怪しまれずに、どこでも撮影することができます。なので、スマホのカメラが民生品より解像度が高く、撮影した画像を特殊なカメラロールに保存できる等のカスタマイズされたスマホがあると、工作員も便利でしょうね(笑)」

――確かに! それって便利かも!
石川「あと、昔のスパイ映画のように盗聴とか盗撮とかをやるより、スパイ対象者のPCやスマホをハッキングしたほうが、安全で確実に情報を入手できるんですよ。だから、各国の諜報機関は、それらのハッキングに対応ができる有能なハッカーを求めて、大学やハッキングの大会等でスカウトを行っているんです」

――先程、チラッと話題が出た“ハッカー崩れ”もそっちに?
石川「過去にインターネット犯罪等で逮捕歴がある連中は、正規で諜報機関や大企業には雇用されないから、ダークサイドで暗躍します(笑)。彼らは抑々、腕はいい訳ですから、もったいないですよね」


石川英治(いしかわ・ひではる) 『東日本インターネット事業協同組合』理事。1969年、埼玉県生まれ。『西武鉄道』退社後、弁護士秘書・外車販売・訪問販売等の職を経て起業。1998年までハッカーグループ『UGTOP』の主催者として活動。1998年に実業家として、日本初のインターネットセキュリティー専門会社『アルテミス』を起業。2000年から2011年まで携帯電話公式コンテンツを運営する『サイバーエデン』を起業。著書に『まるわかりカジノ読本』(廣済堂ベストムック)・『子どもたちが危ない!スマホの現実』(ロングセラーズ)等。


キャプチャ  2017年3月13日号掲載
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