超一流エリート出版社の呆れた内実…“妻殺し”容疑者が働く『講談社』マンガ編集部とは?

在日コリアン3世の編集者が自分の妻を殺害して逮捕されるや否や、一気に世間の注目を浴びた『講談社』のマンガ編集部。日本を代表する漫画雑誌『週刊少年マガジン』を作っているのに、あまり内実が語られることのない同編集部。一体、どんな職場なんでしょうか? (取材・文/本誌編集部)

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講談社の“エリート漫画編集者”である朴鐘顕容疑者(41・左画像)が、自分の妻を殺した疑いで逮捕された。一流出版社の社員が不祥事を起こすことはよくあるが、殺人というのはあまり例がなく、前代未聞の事態に様々な憶測が広がっている。報道によると、事件が起こったのは2016年8月。東京都文京区にある朴容疑者の自宅で、妻の佳菜子さん(当時38)が死亡した。朴容疑者は「帰ってきたら妻が倒れていた」と通報、警察の取り調べには「妻は自殺した」と供述したという。しかし、それから約半年後に事態は急転。2017年1月10日、警視庁捜査1課は「殺人の疑いが高まった」として、朴容疑者を逮捕した。在日韓国人3世の朴容疑者は、京都大学を卒業後、1999年に講談社へ入社。週刊少年マガジンの編集者となり、『GTO』(作・藤沢とおる)等の人気作品を担当していたという。2009年には『別冊少年マガジン』の班長(編集長)に就任。雑誌を軌道に乗せ、2016年には『モーニング』の編集次長に就任した。社内外から敏腕編集者しての評価が高く、朝日新聞に『子どもを読む』というコラムを連載する機会を得るほどの活躍をみせていた。4人の子供に恵まれ、順風満帆な人生だった朴容疑者に何が起こったのか。そこで、講談社マンガ編集部の内部事情に詳しいA氏に解説してもらった。

「朴は、キャリアを考えると年収1500~2000万円ぐらいは貰っていたと思います。逮捕前に就いていたモーニングの編集次長という役職も一時的なもので、実質的に次期編集長のポストが内定していたと思います。立場上、仕事はあまり無いので暇だった時期かもしれないですが…」(A氏)。講談社は多数の漫画雑誌を出版しているが、社内的にトップとされているのが週刊少年マガジン編集部だという。「講談社のマンガ班には、週刊少年マガジンを中心に、マガジンSPECIAL・月刊少年マガジン・月刊少年シリウス・少年マガジンエッジ等の兄弟誌があり、この少年誌班がトップです。週刊ヤングマガジンやモーニング等の青年誌班は部数もぐっと下がるので、社内的には2軍扱いです。新入社員は、先ず少年誌に配属されて結果を出して、それから青年誌に流れたりしながら編集長を目指すというのが出世コースですね」(A氏)。朴容疑者は、まさにこのエリートコースに乗っていたと言える。嘗て講談社に在籍したことのある編集者・B氏も、こう語る。「抑々、講談社に新卒で入っただけでエリート。新卒なら、2年目の平社員でも年収1000万位は貰える。編集部には、編集プロダクションから出向している派遣社員や、フリー編集者の机もあるけど、彼らの月給は50万くらいが天井。しかも、どんなに頑張ってヒット作を出しても、社員として中途採用されることは一切無い。アルバイトはもっと酷い扱いで、彼らは雑用を頼まれるだけで、原稿には一切触れることができない」。その徹底した格差が正社員編集部員たちを冗長させるのか、講談社のマンガ編集者は作家に対して高圧的という声をよく聞く。「新人作家なんて、“絵を描く道具”ぐらいにしか思っていない編集者は多いですね。作家に意見を言わせないし、勝手に直す。中には、自分で原作を書いてそれを描かせるヤツもいます。結果を出したベテラン作家も簡単に切り捨てるし、他誌で実績のある作家にも『嫌なら描かなくていいですよ』という態度で接する。確かに、他社さんと比べても“嫌なヤツ”が沢山いると思います」(A氏)。そうした高慢さは、社内の人間に対してもぶつけられていく。「パワハラなんて当たり前。皆の前で大声で説教して追い込んだり、激昂して殴り付けたりする上司もいる。精神を病んでしまい、会社に来なくなってしまうヤツなんて沢山いますよ。でも、休職している間もそれなりの給料は出るし、追い込んだ上司も基本的にお咎め無し。それに、社内で起こった不祥事は絶対に外に漏れないので、最早“無法地帯”ですよ」(A氏)。

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こんな職場環境だと、編集者は大きく2つのタイプに分かれていくという。1つは、本当に漫画が好きで、周りが荒れていようが、自分が良いと思う漫画を作り続けていく職人派の編集者。もう1つは、漫画にそれほど愛情が無く、兎に角「出世したい」と思うギラギラした編集者だ。「最初は皆、一編集から始めるので、ライバルも多いし、兎に角忙しい。漫画好きの編集者は、本当に漫画以外の趣味が無いから、カネはあるけど使うアテがない。服にも気を使わないから、皆ダサいんだよね(笑)。住む場所だって、会社から近い一等地に格安で入居できる社員寮があるから、カネを使わない。作家との打ち合わせで高級な飲食店に行くことも多いけど、以前は領収書で落とせた。今は稟議を出さないと1万円が上限になったんだけど、カネが余っているから自腹でもバンバン飲み食いしてる。高い買い物といえば車。売れた作家さんと競い合うように、外車をキャッシュで買ったりしているよ。でも、乗る時間なんて無いから、独身寮の駐車場には埃を被った高級車がズラリと並んでいる」(B氏)。このご時世なので会社の経費は使い難いが、カネは持っているので高級クラブに通い、風俗はソープ、30m先に行くにもタクシーを使う…。そんなバブル時代のような編集者が、未だに多く存在するというのだ。その中から、カネと出世だけを目的にしたギラギラ系編集者が生まれてくる。「出世する為には兎に角、結果を出してライバルを蹴落とさないといけない。こういうヤツは、新人作家と組んで育てていくなんてまどろっこしいことはしないで、フリーの編集者をコキ使って企画を立ち上げさせて、ヒットしたら『俺がやりました』と手柄を横取りする。そうやってポイントだけ稼いで副編集長、そして編集長の座を狙っていく」(B氏)。

編集部の中で最も忙しいのは、全体の進行等を担当する副編集長クラス。編集長まで上り詰めると、実務は激減するという。「編集長になると担当は無くなるので、適当に会議に出てカネ勘定だけしていればいいので、出入り業者とゴルフ三昧とか、真っ昼間から飲酒なんてザラ。女関係も社内で不倫・略奪は当たり前で、派遣社員を愛人にしているのも多い。何をやらかしても、社内で起こったことであれば全て不問。外部で事件を起こしたとしても、有罪にならなければクビにならない。今回の事件も、朴は未だ解雇されていないのは、有罪になっていないからだろうね」(B氏)。順調に出世を果たしてきた朴容疑者は、このような“ギラギラ系編集者”だったのだろうか? 雑誌の立ち上げから編集長として参画した『別冊少年マガジン』からは、『進撃の巨人』という大ヒット作が生まれている。今回の逮捕報道でも“進撃の巨人を生んだカリスマ編集者”等と伝えた媒体も多く、一部のファンからは「担当編集者でもないのに“生みの親”等と言うのは間違っている」という意見も多かった。「確かに、朴は進撃の巨人担当ではないし、ストーリーや構成にもタッチしていないでしょう。しかし、あの時点で上手いとも下手とも言えない独特な画風で、内容も少年誌にしてはエグい食人シーンが満載の新人作品を掲載することに、編集長としてゴーサインを出したのは凄いことだと思います」(A氏)。進撃の巨人は漫画だけでなく、アニメ化や実写映画化されることで、より大きなプロジェクトとなり、莫大な利益を齎した。この予期せぬ大ヒットが、朴容疑者の何かを狂わせてしまったのだろうか。「アニメがヒットしようがグッズが売れようが、マンガ班は関係ないんですよ。他の会社はどうかわかりませんが、講談社の場合、雑誌と単行本以外の売上げが還元されるようなことはありません。作品の知名度が上がって、相乗効果で単行本が売れれば利益がありますが、タイアップものは基本的に、漫画を作っている編集部には関係ないんです。抑々、他社と比べて講談社は、そういう商売が下手というのもあります」(A氏)。因みに、漫画雑誌の巻頭を飾るアイドルのグラビアを作っているのも別班だ。「グラビアは専門のチームがいて、マンガ班の編集者たちは一切タッチしないようになっている。お互いの交流も殆ど無いね。2002年に大麻所持で逮捕された編集者がいたけど、彼はグラビア班だったし、接待とかそれなりに美味しいこともあったかもしれない。でも、マンガ班はいくら権力者になったところでアイドルと接点は無いし、接待されることも無い」(B氏)。要するに、講談社のマンガ班の編集者は、只管に漫画だけを作り続けなければならない環境にいる。そんな彼らが最もフラストレーションを感じるのが、社内的な“扱い”だという。「講談社は古い体質の会社なので、未だに漫画は一段低くみられている空気があります。社内的には、文芸誌等のほうが位が高い。文芸と漫画なんて売上は天と地のほどの差があるのに、基本給は一緒。利益を生み出しているマンガ班に対して、赤字を垂れ流している文芸や老舗雑誌の編集のほうが偉そうにしているので、廊下ですれ違うと舌打ちする編集者もいます。講談社の役員になれるのも、基本的には文芸班出身。マンガ班は、週刊少年マガジンの編集長が辛うじて可能性があるくらいでしょうか。それが不満で辞めていく編集者も多いですね」(A氏)。

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狭き門を潜り抜けて入社しても、醜い出世争いと各種のハラスメントが横行する。作家は使い捨てられ、同僚たちは病んでいく。そこで必死に頑張って結果を出しても、その成果は偉そうにしている老害たちに吸い上げられていく…。これだけでも、講談社で漫画編集者として生きていくことは、かなりストレスフルなことがわかる。「若い編集者なんかには、休みになるとアムステルダムなんかに行って色々と羽を伸ばすってヤツもいるよ。あとは女関係。音羽系の編集者は何故か遊ぶ場所も限られていて、飲むのは神楽坂で、風俗は池袋界隈。あの辺で出会ったキャバクラ嬢と付き合ったり、結婚したというヤツも多いね」(B氏)。神楽坂のキャバ嬢が、いつの間にか編集部のアルバイトに採用されていたりするパターンもあるという。「アルバイトで入ってきた子が『どこかで見たことあるなぁ…』ってことは多いけど、それはもう誰かの“お手付き”ってことなので、皆黙っている。社内でも社員同士で直ぐにくっ付くし、女性のフリー編集や漫画家の女子アシスタント等は喰われまくっているよ。でも、漫画編集者なんて遊び慣れていないヤツばっかりだから、愛人関係をずっと引きずったり、刃傷沙汰のトラブルになることも多い。それでも、社内で起こったことは基本的に黙認で、何かあっても揉み消し対象になるから、誰も懲りないんだよね」(B氏)。こういう雰囲気の編集部で逆に不気味なのが、品行方正な編集者だという。「酒も飲まず、女も買わず、只管に漫画のことだけしか考えていない編集者は、それはそれで変態ですよね(笑)。表面上は真面目にみえても、行き場の無くなったストレスが溜まり続けて、どこかで爆発してしまうことはあると思います」(A氏)。漫画編集という特殊な業種の中でも、更に特殊な雰囲気を帯びている講談社のマンガ班。それでも、彼らは年収1000万円を超えるエリートであることは間違いない。女性の中で、若し彼らとの出会いを求めるなら、神楽坂界隈の飲食店で働いてみることをお勧めする。尤も、たとえ上手く結婚できたとしても、何かの事件に巻き込まれ、“自殺”と報道されてしまうことがあるかもしれないが。


キャプチャ  第18号掲載



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