【科学捜査フロントライン】(15) 内偵中に「離脱しろ!」のメッセージが…『LINE』を使用するイマドキ公安警察官の通信事情

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2014年11月4日、京都市にある京都大学のキャンパス内で、京都府警の公安警察官と思われる人物が内偵捜査を行っていたところ、学生たちに発見され、拘束されるという事件が起こった。新聞等の報道によると、その日のキャンパス内では、その2日前に東京で開かれた『11.2全国労働者総決起集会』で、京大生2人を含む3人の学生(当時)が公務執行妨害で逮捕されたことに抗議する一部学生らによる演説が行われていた。その際、見慣れぬ30代の男性がその模様をカメラで撮影しているのを不審に思った学生が問い質し、その男性が所持していた保険証や免許証等から、京都府警の警備2課に所属する警察官であることが判明した。京都府警警備2課は、国内の過激派対策等を行う公安部門の部署で、京大周辺には数十人もの捜査員や機動隊の車両等が集結し(右画像)、キャンパス内は一時騒然となったという。京都大学の副学長が現場に駆けつけ、この警察官を大学施設内に引き入れて事情の説明を受けた後、数時間後に京都府警に身柄を引き渡した。この事件は、今から60年以上前の1952年、東京大学で『ポポロ劇団』という学生劇団が政治色の強い演劇発表をしていた際、学生が会場にいた私服警察官に暴行を加えて問題となった『東大ポポロ事件』を捩って、『京大ポポロ事件』と呼ばれた。今回の事件では、拘束していた際、公安警察官が所持していたスマホの画面を学生らが確認したところ、無料通信アプリの『LINE』に「離脱しろ!」のメッセージが残っていたことが判明。そのことから、「公安は連絡手段にLINEを使っているのか?」と、日本の公安警察の情報伝達手段に疑問が持たれることとなった。

LINEは、全世界の利用者数が2億人を超え、日本では7000万人前後の利用者がいるが、このアプリを提供している会社の親会社は韓国系企業。LINEは、その日本法人が企画・開発した日本製アプリではあるものの、親会社が韓国系企業であることに変わりはない。その為、「韓国国家情報院(※嘗てのKCIAから改編)により、LINE内でやり取りされている情報が抜かれているのではないか?」という噂が絶えない。そんな機密漏れの恐れがあるアプリを、日本国内の諜報機関とも言える公安の警察官が使って問題はないのだろうか。所謂諜報機関というと、一般人からしてみれば、連絡のやり取りには慎重を期し、外部との連絡ではすれ違いざまにメモを渡したり、符丁を使って電話連絡したりといったイメージがある。通信のデジタル化が進んだ現在なら、「特殊な回線や回線暗号化装置等を使って連絡を取り合っているのではないだろうか」と想像してしまう。果たして実際のところ、日本の公安警察官は日頃、どのような連手段を使っているのだろうか? 各国情報機関の最新動向・国際テロ・日本の防衛安全保障等に詳しい軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏に話を聞いた。「捜査官同士の連絡にLINEを使っていたのは、流石に公安として脇が甘いと思いますが、協力者というかネタ元となる新聞記者や商社マンといった外部の人たちとの連絡では、実は公安はGmailのようなフリーメールをよく使っているんです」。何と、公安も一般人と同じように、普通にメールのやり取りを外部としているのだという。「但し、そこでは本名は勿論、自分の身分も書きませんし、メールアドレスも頻繁に変えています。連絡内容についても、具体的な内容等は書きません。若し、他の誰かに見られてもいいように、名前は偽名ですし、固有名詞も出しません。警察のことも、本社とか支社とかいった言い方をしています。但し、自宅のパソコンは危ないので、そこから連絡するのは禁止されているのではないかと思います。携帯電話も複数台持っていて、公務用と個人用と使い分けている。フリーメールは、そのサービスを提供する外国企業や、そのサーバーに侵入している外国の諜報機関に中身を見られる可能性はありますが、見られて拙い内容は先ず書かないですし、国際的な諜報関連の事案は兎も角、国内の案件では外部との連絡で流石にそこまで警戒はしていません」(同)。

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確かに、京大ポポロ事件でも、LINEに残っていたメッセージは「離脱しろ!」のみで、これだけでは他の人には何のことか意味がわからない。では、公安警察官たちは、どのようにして外部と情報のやり取りをしているのだろうか? 「基本は会って話を聞きます。これは、情報漏れを防ぐというよりも、協力者と会うということが彼らの仕事だからです。メールでも十分な場合もあると思うのですが、それでは仕事をしているように見えない。実際には新聞に出ているような話しか聞けなくても、『誰それに会ってこういう話を聞いた』という報告書を書くのも彼らの仕事なんです」(同)。しかも、諜報活動の大御所とも言えるアメリカの『CIA』やイスラエルの『モサド』等も、普通にメールを使っているという。「これもケースバイケースですね。機密案件なら強固に暗号化された秘匿回線を使うこともありますが、それを普通の諜報員がよく使うかというと、そんなことはない。日本もそういった秘匿回線があるのでしょうが、余程重要な案件でしか使っていないと思います。抑々、そんな微妙な案件は今の公安では少ないですから。極左とかいっても、未だに革マル程度ですからね」(同)。結局、「“平和な日本”の公安では、そこまでハイテク化された秘密通信手段を使う必要はない」ということなのだろう。 (取材・文/フリーライター 大室衛)


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