【Jazzyの裁判傍聴ライフ】(31) 女子大生シンガーストーカー刺傷事件傍聴記

昨年5月、芸能活動をしていた冨田真由さん(21)が、ファンの男・岩埼友宏被告(28)にナイフで襲われました。首・胸・背中等34ヵ所を刺された冨田さんは一時、意識不明の重体に…。冨田さんは、岩埼被告からの執拗なSNSへの書き込みや付き纏いに恐怖を感じて、警察に「殺されるかもしれない」と相談していました。この事件で殺人未遂等の罪に問われた岩埼被告の裁判員裁判・第3回公判。黒いスーツに身を包んだ岩埼被告。通常は被告人1人に対して2名の刑務官が付き添いますが、“暴れん坊”と判断されたのか3名でした。岩埼被告は3年前に雑誌で冨田さんを知り、何度かイベントに足を運んで、その度に本・お菓子・花等をプレゼント。昨年1月には腕時計を渡し、しつこく食事に誘ったものの玉砕。それ以降、SNSにコメントをしても無視されたことから、「プレゼントを返して」等と書き込み始めました。そして、実際に腕時計等が自宅に届き、悲しみと怒りが込み上げました。弁護人からの質問には落ち着いて答えていた岩埼被告ですが、反対質問で豹変! 女性検察官の追及に苛立ち始めました。

検察官「どういう気持ちで冨田さんを刺した?」
岩埼被告「残念な気持ちですよね。残念な気持ちじゃ違いますか?」
検察官「殺すつもりだった?」
岩埼被告「あっ、殺すつもりはないです~っ!」
検察官「でも刺していますよね、複数回?」
岩埼被告「34回ですね!」
検察官「初日は、殺意も含めて公訴事実を認めましたよね?」
岩埼被告「…あ~、黙秘します」
検察官「何故黙秘?」
岩埼被告「黙秘します」

1撃目は冨田さんの首でした。

検察官「首を狙った?」
岩埼被告「いや、狙った訳ではないです。手を伸ばした時に首があったので。そこに腹があったら腹。顔面だったら顔面です」
検察官「取り調べでは、最初から 『首を狙った。人間の急所ですから』と言っているが?」
岩埼被告「急所? 『急所だから狙った』って言っていますか? 記憶に無いです~」

犯行直後、岩埼被告は冨田さんの目を見ながら、「生きたいの? 生きたくないの?」と聞きました。

検察官「何故、そう聞いた?」
岩埼被告「何故!?…え~、何故か…わかりません!」
検察官「当時、被害者に死にたいと感じる理由はあった?」
岩埼被告「無いですねぇ~!」
検察官「被害者にしてみたら、生きたいに決まっていますよね?」
岩埼被告「意志の確認だったと思いますよっ♪」

最後の“よっ♪”がワントーン上がって浮かれた感じ。完全にナメています。通常、罪体に争いが無い被告人は、演技でも反省した態度を取るものですが、岩埼被告にはそれが一切無し。一応、謝罪をしましたが、冨田さんに対する憎悪の念は消えていないと思います。冨田さんは岩埼被告に気を持たすような態度は一切取っておらず、会ったのは“タレントとファン”という仕事の一環で5回のみ。全く落ち度の無い彼女や家族の人生が、何故こんな身勝手な自己中男にめちゃめちゃにされなければならないのか…。岩埼被告は、未だ十分に人生をやり直せる年齢で刑期を終えて、社会に戻ってきます。


キャプチャ  2017年3月20日号掲載
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