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【食品値上げのリアル】(02) 「5g減らすしかない」

20220513 07
「調達コストは前年の2倍。企業努力でどうにかできるレベルではない」――。先月末からコンビニエンスストア向けの『ポテトチップス のり塩』で容量を減らす実質値上げに踏み切った『湖池屋』。生産と調達を担う執行役員の柴田大祐は昨年夏以降、食用油の相場高を受けた対応策を練ってきた。コスト増を価格に単純転嫁すると、店頭想定は162円から190円になる。事前の市場調査では、200円に近付くほど顧客離れが起きるとの結果が出た。社内での議論を経て、5g減の83gにすることを決めた。柴田は「コスト増を吸収できるぎりぎりの内容量」と話す。2006年に90g入りで発売した商品の実質値上げは、今回で2回目だ。消費者からは“ステルス値上げ”とも呼ばれる実質値上げ。節約志向が根強い中で、価格帯を変えずに済む利点がある。今回の値上げ局面では、『カルビー』のポテトチップスや『味の素AGF』のコーヒー、『日本ハム』のハム等も取り組み、店頭で目にする機会も増えている。「450gの特売偏重型の販売施策を見直そう」。『キユーピー』社長の長南収は来月のマヨネーズの再値上げに向けて、これまでの販促策を見直すことを社内に呼びかけた。従来の主力商品は450g入りのマヨネーズ。来月の値上げで、参考小売価格は現在の402円から34円上げて436円となる。同社が対応策として進めるのが、販促策の350gへのシフトだ。価格は春の値上げ後で363円。昨年7月の1回目の値上げ前の450gの378円に近い水準だ。今後、スーパーマーケットの陳列棚では、少しサイズの小さいマヨネーズが目立っている可能性がある。1年間に2回もの値上げをしたのは、2000年以降では初めてだ。創業以来の看板商品を維持できるか、販促策にも知恵を絞る。今月から主力商品『ミートボール』の出荷価格を14年ぶりに引き上げた『石井食品』。消費者からは見えない形で量について細かな工夫を凝らす。このほど、商品包装の梱包を見直した。従来は1箱に10袋を入れていたが、箱詰めの工夫で20袋を入れるようにした(※右画像)。一度の配送量を増やすことで配送回数を減らし、コスト削減に繋げる狙いだ。ブランド戦略担当の執行役員の池田明子は、「シェアは低下させたくない」と話す。コスト削減を原資にキャンペーン等を実施し、ブランド力の維持に努める考えだ。 《敬称略》


キャプチャ  2022年2月2日付掲載
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