fc2ブログ

【食品値上げのリアル】(04) 外食探る価格の最適解

20220513 09
「いきなり値上げだ」――。昨年12月1日、ステーキ店『いきなり!ステーキ』を展開する『ペッパーフードサービス』が同日から主力メニューを値上げすると発表すると、SNS上で批判の声が集まった。2割前後の値上げ幅に消費者の反発は強く、同月の既存店の来店客数は2020年12月比で8.2%減と大きく減った。“ミートショック”とも表現される食肉の国際相場の上昇。コロナ禍での需要と供給のバランスが崩れたことが要因で、食肉卸大手『スターゼン』常務の鶉橋正雄は「今年1年も価格の上昇が続く」と語る。ファミリーレストランや牛丼店でメニューの値上げが相次ぐ。先月の『丸亀製麺』、来月の『ミスタードーナツ』等、市況が高騰する小麦を原材料に使う飲食店でも価格改定が進む。顧客離れを防ごうと、最適な価格を探る動きも出始めている。海外勢との買い付け競争の激化で水産物の仕入れ価格が上昇し続ける回転寿司店だ。昨年12月、8年ぶりに値上げした銚子丸。「一皿10円引き上げよう」「一律値上げでは客が離れる」。営業利益の約5割に匹敵するコスト増との試算に、同年10月から社内で値上げの検討を始めた。議論の末、6段階ある価格帯のうち、中間価格帯だけを20~30円値上げすることを決めた。一方、130円等の低価格帯は価格を据え置いた。割安感を維持しつつ、コスト増も吸収できるとの判断だ。社長の石田満は、「“適正価格”への値上げで安定した品質で寿司を提供できる」と話す。値上げ後も既存店の来店客数は値上げ前と同水準を維持する。『FOOD&LIFE COMPANIES』が展開する『スシロー』。昨年10月末、人気商品のいくらの税別価格を50円引き上げた。郊外店では150円に、都市部の店舗では170円になった。人件費や家賃に地域差がある為、約6年前から地域別価格を導入した同社。原材料価格の上昇で、社長の水留浩一は「国内の地域別価格の差は今後も広がるかもしれない」と語る。先月中旬、東京都内のステーキ店を訪れていた葛飾区在住の男性会社員(39)。「値上げで逃げ場がない」とこぼし、外食の機会を減らすという。進む食品値上げが消費者を包囲し始めている。 《敬称略》 =おわり

                    ◇

篠原英樹・河野祥平・安田龍也・出口広元が担当しました。


キャプチャ  2022年2月4日付掲載
スポンサーサイト



テーマ : 経済ニュース
ジャンル : ニュース

轮廓

George Clooney

Author:George Clooney

最新文章
档案
分类
计数器
排名

FC2Blog Ranking

产品搜索
广告
搜索
RSS链接
链接