【貧困女子のリアル】(08) パニック障害で引きこもり、不摂生から糖尿病も発症…娘の小遣いを援交で稼ぐシングルマザー

20170315 05
「娘が私立高校に進学して、学費やクラブ活動費、あと年頃なのでお洒落もさせてあげたい。『お金のことは心配しないでいいよ』と言っていますが、光熱費・食費を削っても、やっぱりお金が足りない。かなりの貧乏生活です」――。中嶋えりさん(仮名・40)は、高校生の一人娘を育てるシングルマザーだ。16年前、結婚を意識していた恋人が、突然の交通事故で亡くなってしまった。その後、お腹に恋人の子供が宿っていたことがわかる。「『彼との愛の証だ』と思いました。両親も認めてくれて、私・両親・娘の4人での暮らしが始まりました」。しかし、数年後に父が他界。家庭を支える男手がいなくなってしまった。「母は精神的な病気を患っていて、仕事はできません。母が幼い娘を育てて、私は運送関係のパートを始めました」。えりさんの収入は月10万円程度。これに、母が受け取る遺族年金がある。家賃月3万円の市営住宅に住み、贅沢はできないが何とか生活してきた。しかし5年後、えりさんは仕事を辞めざるを得ない状況になってしまう。「私自身がパニック障害になってしまったんです。仕事中に突然、息苦しくなって動けなくなってしまう。迷惑をかけてしまうし、仕事を続けられませんでした」。結果、えみさんの収入は月4万円程度の児童扶養手当だけとなってしまった。「全く何もやる気が無くなってしまって。でも、娘が成長するにつれて学費や生活費は増えていきます。その焦りで、またストレスが増えて、その解消はお菓子を食べることでした」。

家に籠り、異常な量のお菓子を食べて寝るだけ。運動不足の不摂生な生活が祟ったのだろう。えみさんは糖尿病を発症してしまった。「糖尿病の診断を受けて、『もう、これで完全に働くことができない』と思い、目の前が真っ暗になりました」。パニック障害も一向に治る気配がない。鬱屈した日々を送るえみさんだったが、2016年の冬頃、友人から出会い系サイトを教えてもらう。「友だちから、『出会い系で男と会えば、食事はタダだし、気分転換になる』って言われて。当時の私の娯楽はテレビを観るだけでした。亡くなった恋人を愛してますが、『男性とデートを楽しんでみたい』って気持ちもありました」。男性経験の少ないえみさんは、出会い系にドラマのようなロマンチックな恋愛を期待したが、それは直ぐに裏切られた。「見ず知らずの大人の男女が2人きりで会うのですから、最後はホテルでセックスですよね。最初は拒んでいたんですが、『お小遣いをくれる』って言われて、つい…」。セックスの報酬は1万円。臨時収入は、娘が友人と遊ぶ際の交際費に回しているという。「ふと我に返ると、『自分がこんな女になるなんて…』と切ない気持ちになりますが、貧乏女の性なのでしょうか。段々と罪悪感も感じなくなりました」。現在は頻繁に出会い系サイトを利用し、稼いでいる。「『娘の為に…』と自己暗示をかけて、お金を貰っていましたが、本当は違うんですよね。結局、これは私の楽しみで、ストレス解消なんです。ただ、平凡な生活から抜け出したかった」。不安を上げれば限が無い。「娘を大学まであげてやれるか。その後の生活はやっていけるか…。年金を貰っている母親が亡くなったら愈々、生活の目途が立たなくなります。それなのに、出会い系で臨時収入があると、ついついコンビニで高い飲み物やおにぎりを買ってしまったり…止めないといけないですよね」。パニック障害の患者は、社会生活を営めない不安や自責の念から、高い確率で鬱病も併発するという。その場凌ぎであれ、心の安定を求めて出会い系に走るえみさんを、誰が責めることができるだろう――。 (取材・文/フリーライター ラチャダー村岡)


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