【ニッポン未解決事件ファイル】(12) 『足立区女性教諭殺害事件』(1978)――北朝鮮による拉致も疑われた女性教諭行方不明事件の真相

1978年、1人の若い女性教師が突如、行方不明に。「北朝鮮に拉致されたのではないか?」という憶測もあったが、事件は26年後に意外な展開を見せた。だが、その事件の真相はわからないままとなっている――。 (取材・文/ノンフィクションライター 八木澤高明)

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1978年8月15日、東京都足立区の小学校女性教論・石川千佳子さん(当時29)は、その日、小学校の当直当番となっていた。しかし当日、彼女は学校に姿を現すことはなかった。小学校の校長は「何か急用で北海道の実家にでも帰ったのか?」と思い、家族に電語を入れたが、「帰ってくる予定などない」と困惑した様子であった。これはおかしいということになり、直ぐに家族から家出人捜索願が出された。しかし、その後も行方は全くわからずじまいだった。石川さんの行方がわからなくなってから、北朝鮮の拉致問題が大々的に報じられると、家族は藁にも縋る思いで、2003年には特定失踪者リストにも名前を載せた。しかし、石川さん失踪事件は思わぬ形で決着する。事件から26年後の2004年8月21日、石川さんを小学校で最後に目撃した用務員の男が警視庁綾瀬警察署に自首し、「彼女を殺害し、自宅の地下に埋めた」と言ったのだ。男の供述に基づいて、翌日、足立区内の自宅のあった場所を捜索したところ、1階和室の床下約1.1mから、防水シートに包まれた石川さんとみられる一部白骨化した遺体が見つかった。男の供述によると、1978年8月14日16時30分頃、校舎の廊下で石川さんと口論となり、口を塞ぐ等して殺害し、自宅まで遺体を運び、妻が外出している間に床下に埋めたという。既に公訴時効の15年が成立しており、何の罪にも問われなかった。抑々、男が自首したのは、後悔の念に苛まれた末という訳でなく、自宅が区画整理によって立ち退きを求められたことから、遺体が発見され、事件が明るみになることを恐れて自首したのだった。その後、遺族が民事訴訟を起こし、男には4225万円の支払い命令が出されている。現在、千葉県内に暮らす男は、判決後、マスコミの取材に対してこうコメントしている。「謝る気は全くありませんから…」。犯人は自首したが、事件の真相は闇に包まれたままの陰鬱な気分にさせられる事件である。


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