【Jazzyの裁判傍聴ライフ】(34) 卑劣極まりない! 睡眠薬を使った犯罪

日本では、5人に1人が不眠症と言われています。自力で満足な睡眠を得ることができず、薬に頼らざるを得ない人も多いでしょう。病院で睡眠薬を処方してもらい、その効能からよからぬことを思いつき、法に触れるとわかっていながら実行してしまう…。睡眠薬を使った犯罪は物凄く多いのです。

■キャバ嬢を眠らせて現金を奪う
30代後半の男は、新しい睡眠薬を医師から処方された際、「強い睡眠作用があり、多量に服用すると命に関わる。万が一紛失した場合、犯罪に悪用される可能性がある」と注意を受けました。実際、その薬の効果は絶大で、今まで体感したことのない効き目だったといいます。そして、お酒と一緒に飲むと眠気に即効性が増すことを体感した男は、「人に飲ませて何かできないか?」と思案。男は無職で、生活保護や親からの仕送りで生活していましたが、キャバクラ等の遊興に浪費し、早急にお金が必要でした。そこで、「キャバ嬢ならば素性がバレ難く、お酒が飲ませ易い」と思いついたのです。男は2名の被害者に対して、同じ手口で犯行に及びました。同伴出勤を装って被害者を飲食店に呼び出し、カクテルに睡眠薬を混入して飲ませ、昏睡状態の被害者から現金を奪って逃走。男は有罪になりましたが、5年間の執行猶予が付きました。犯行に使われたのは、強力な鎮静催眠作用から“飲む拘束衣”と称されることもある劇薬指定の向精神薬。「命に関わるような重篤な副作用が生じる可能性がある」として、昨年末に販売中止になりました。男は、このような危険な薬物を酒と一緒に飲ませたのです! 只の昏睡強盗で済まされるのが納得いかない悪質な犯行です!(怒)

■店員と結託して薬物混入
40代の男は、“援助交際”として性交を承諾した女性と会うことになりました。ところが、男は「昏睡プレイがしたい!」という理由から、女性に睡眠薬を飲ませることを画策。男はバーの店員に謝礼を約束して、飲み物に睡眠薬を混ぜて提供してもらうことに。更に、薬理効果を高める為、複数の薬を調合して粉末状にするという手の込みよう。そして、何も知らない女性は薬入りのお酒を飲み、昏睡状態に陥りました。男は女性をホテルに連れ込んだものの、行為の途中で目を覚ましたことから、幸い姦淫は未遂に。ところが、これだけでは終わらず、男は女性から現金を奪っていたのでした(最低!)。判決で裁判長は、「睡眠薬が被害者の身体に悪影響を及ぼす危険性があった。周到に準備した上で行った犯行で、計画性が高い」と指摘し、男を懲役4年6ヵ月の実刑に処しました。“昏睡プレイ”という言葉、そして睡眠薬を使った事件で店員と“結託”というのを聞いたのは、これが初めてです。強制わいせつ・強姦・殺人等、睡眠薬絡みの事件があまりにも多いので、裁判を傍聴し始めてから、あまり親しくない人と飲食する際は、物凄く警戒するようになりました! 席を一旦離れる時はお酒を飲み干し、戻ってから自分で注文。店員がグルの場合は防ぎようがありませんが…(汗)。キャバクラ店が店ぐるみで昏睡強盗を行うケースもあります。よく知らない人物や店舗には、くれぐれも気を付けて!


キャプチャ  2017年4月10日号掲載
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