【労基署ショックが日本を襲う】(17) 証拠集めアプリまで登場! 残業代奪還㊙マニュアル

“残業代貰い過ぎ社員”が蔓延ろうとも、残業代が出るだけその職場は未だマシだ。ここでは、正当な残業代を払わないブラック企業から未払い残業代を奪還する術を伝授したい。

20170410 10
大手広告代理店『電通』の過労死問題が浮上して以降、賃金不払い残業やサービス残業に対する世間の問題意識も再燃している。その時流を先取りするように、弁護士によるサービス残業に苦しむ人の為のスマートフォンアプリが今年5月に登場。未払い残業代の推計と残業の証拠確保ができる『残業証拠レコーダー』だ。このアプリを作成した『日本リーガルネットワーク』の南谷泰史CEOは弁護士でもあり、その専門知識を基に「“未払い残業代請求のハードルを無くす”という考え方でアプリを作った」と語る。そこで、このアプリの機能や弁護士への取材結果を基に、誰でもできる未払い残業代の請求方法を右図に纏めた。先ずは、「残業代を支払う必要はない」という企業側の説明を鵜呑みにしないこと。そういうケースは稀だからだ。

「みなし残業だから残業代は出ない」。これは、ブラック企業による典型的な嘘だという。企業がそう言う場合は、裁量労働・固定残業代・事業場外労働みなしのどれかを指すことが多い。しかし、裁量労働は対象が19職種等に限られており、固定残業代は雇用契約書の中でいくらかになるかの明示が必要だ。事業場外労働みなしも、「厳格な制度で適用できる場合は限定的なのに、導入企業が多い」(『旬報法律事務所』の大久保修一弁護士)。今は携帯電話があり、「職場外にいるから労働時間が管理できない」という論法も通じ難い。ブラック企業の嘘を見破ったら、次は残業の証拠集めをしよう。「始業と終業の時間の記録を取ることが大事」(大久保弁護士)だ。出勤表やタイムカードのコピー、パソコンの起動やメール送受信の履歴が証拠になる。会社にある時計の写真を撮るのも手だ。「メモは後で書き足したと思われないように、毎日小まめに記録する」(同)。残業証拠レコーダーの場合は、スマホの衛星利用測位システム(GPS)等の位置情報と手入力メモで、毎日残業の証拠集めをする。これらの記録は、「ユーザーが編集や改竄をできない為、証明力が高い」(南谷CEO)。実は、未払い残業代請求は、これらの証拠があれば、ほぼ労働者に軍配が上がる“勝ち戦”だという。弁護士報酬に決まりはないが、請求額や獲得額の4分の1程度であることが多いそうだ。サービス残業に苦しむ人は、今日から証拠集めを始めてみよう。


キャプチャ  2016年12月17日号掲載
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