【Jazzyの裁判傍聴ライフ】(35) 知っていると便利? 裁判用語あれこれ

法廷では、日常生活で殆ど使わない言葉をよく耳にします。聞いたことのない言い回しや用語もしばしば…。そこで今回は、知ったら使いたくなるかもしれない裁判用語をご紹介致します!

■「異議あり!」
裁判といえば、この言葉を連想する方も多いでしょう。でも、実際は殆ど耳にすることはありません。勿論、異議を唱えることはあるのですが、多くの場合は異議の内容をいきなり言い出すか、「異議があります」と発言します。弁護人や検察官が異議を多く出すと、「頑張っているな!」「真剣だな!」という印象を受けます。

■口淫・手淫
性犯罪の裁判でよく登場する言葉です。“口淫”は口で性器を刺激するオーラルセックス。“手淫”は手で性器を刺激する行為です。以前、“足コキ”を強要した被告人を見ましたが、“足淫”という言葉は無く、普通に「足で陰茎をしごかせた」等と表現していました。基本的に日本語の正式名称というか、お堅い言葉で表現されることが多いのですが、弁護人が“金玉”を連発したことがあります! 本当は“陰茎”と言いたかったところでしょうが、被告人が先に“タマ”と表現したので、優しい弁護人はそれに合わせてあげたのかも。

■「○○と聞いていいですか?」
私は裁判を傍聴するまで、この言い回しを聞いたことがありませんでした。被告人や証人が供述したことを復唱したり、要約して「こういう意味ですか?」と聞く時には、ほぼ必ずといっていいほど「○○と聞いていいですか?」。特に検察官は絶対にこれなので、私生活でも出ちゃうのでは…?

■規範意識の鈍麻
これは論告や判決文の超定番ワード。前科のある被告人に対して、「同種前刑終了後、僅か1ヵ月で再び犯行に及んだもので、規範意識の鈍麻は著しい」といった感じで使われます。「“社会のルールや倫理を守ろう”という意識が鈍くなっている」という意味です。結構便利な言葉なので、私は度々日常で使用。少しアレンジを効かせて、「矯正施設で処遇を施し、規範意識を涵養することが必要」という使い方も!

■然るべく
これは、検察官又は弁護人(※民事の場合、原告又は被告)のどちらかが証拠の取り調べを裁判所に求めた時に、裁判所は相手方に調べていいかどうかを確認します。“然るべく”は、その返答として用いる言葉です。殆どの場合、相手方はこちらに不利な証拠を出してくる筈なので、積極的に「いいよ、いいよ~!」とはなりません。「ちょっと嫌だけど、裁判所がどうしてもと言うならいいですよ」というニュアンスが“然るべく”なのです。

弁護人「被告人の母親の証人尋問を請求します」
裁判所「検察官のご意見は?」
検察官「然るべく」

因みに、「OKだよ!」の場合は「同意」、絶対に嫌な時は「不同意」と言います。ともあれ、“然るべく”ってとっても便利な言葉ではないですか? 「あまり気が乗らないけど、どうしてもと言うなら…」という時に是非使ってみたいですよね! 因みに、私は未だ使ったことはありません。


キャプチャ  2017年4月17日号掲載
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