教師が抗争に参加、先輩は“かわいがり”で後輩を半殺し…将軍様や祖国より喧嘩が大好きな朝鮮学校の日常

「反日教育を受けた学生たちが、日本人に横暴を繰り広げる」――。未だそのようなイメージを持たれている朝鮮学校だが、実態は違う。祖国への愛や、将軍様への忠誠は二の次。絶対的な上下関係の下、力がものを言う朝鮮学校の日常を見よ! (取材・文/本誌編集部)

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「日本人に喧嘩で負けると、先輩方から半殺しにされますからね。相手にボコボコにされることよりも、それのほうがよっぽど怖いですから、殴りかかる僕らも必死。返り討ちに合って病院で目を覚ましても学校には戻れず、勝つまで何度でも戦いに行きましたよ」(金さん・男・45歳)。祖国の将軍様に忠誠を誓い、反日教育を叩き込まれた女子生徒たちはチマチョゴリに袖を通して登校。そして、男子生徒たちは街で日本人相手に横暴を繰り広げる――。在日朝鮮人たちが通う朝鮮学校のイメージは大抵こうしたものであり、周辺地域の日本人は「チョン高(校)生に近付いてはいけません」ときつく言われて育っている筈だ。だが、そのスクールライフは我々の想像以上に壮絶で、彼ら自身の心にも大きなトラウマを残している様子。その象徴として彼らが口を揃えたのが、ホームルームで行われる“自己批判”である。「小中高問わず、朝鮮学校では授業が終わった後に“生活総和”・“総括”と呼ばれる時間があります。例えば、校内では朝鮮語で話すことが義務付けられているのですが、『敬愛なる将軍様、私は本日トイレで日本語を使用してしまいました。申し訳ございません』等と、生徒たちが自発的に反省を述べるんです。誰もいない場合は、『○○君と△△君が休み時間に日本語を使っていました』等とチクリ合い。誰かが批判されないと帰れないんです」(金さん・女・32歳)、「高校生くらいになると、『今日は俺が批判されるよ』等と生徒同士で口裏を合わせていましたね。先生によっては、批判された生徒が翌日、別の生徒を批判する“指名制”の場合もあったかな。日本語の使用に関しては、教室の後ろにグラフが貼ってあって、月毎に最下位になった生徒は、クラスの全員から泣くまで糾弾されていましたね」(金さん・男・36歳)。

こうした自己批判の匙加減はクラスによって区々だが、やはり彼らの脳裏に焼き付いているのは、朝校名物の鬼教師だ。男性教師は殴る・殴る・頭突くと暴力的で、女性教師は校内中に響くほどの金切り声でヒステリックに怒鳴り続ける。これは決して昔の話ではなく、生徒の親たちからの要望でもあるので、今でも教師らは決して手を緩めない。「『うちの子には特別厳しく接して下さい』『うちの子を真の朝鮮人にして下さい』と、入学時から親は教師に頭を下げますからね。僕なんか、先生から廊下で投げ飛ばされて肋骨まで折れたのに、両親は『お前が悪い』の一言でしたから。女子生徒でも容赦なくビンタされて、教室の壁まで吹っ飛んでいましたよ」(金さん・男・24歳)。最早、学校というより軍隊に近い朝鮮学校だが、巷で噂されているような“スパイ養成学校”ではないと彼らは断言する。祖国の歴史についてはかなり力を入れて勉強させられるが、“反日教育”自体は行われていないようだ。「寧ろ、『“進歩的な”日本人と仲良くしなさい』と頻りに教育されますし、“朝日(日朝)友好”を叩き込まれますね。と言いつつ、国技であるサッカーとバスケットボールについては絶対日本人に負けることは許されず、“反則してでも勝て”の精神です(笑)。怪我人が続出するので、僕の時代には既に練習試合をしてくれる(日本人)学校が無くなっていましたね」(金さん・男・30歳)、「中学生くらいになると、色々と外からの情報も入ってくるからか、皆はっきりと口にはしないまでも、将軍様もすっかり尊敬されなくなっていましたよ。それに、マスゲームというか、皆で行進したり、人民体操をやらされるのですが、これも非難囂々。修学旅行で初めて祖国に行った際、『今時、そんな朝鮮語を使っているのはジジババしかいねーよ』と笑われたのもショックでしたね(笑)」(金さん・女・29歳)、「チマチョゴリ風の制服については校内でのみ着用で、登下校時はブレザー風の“第2制服”を着ていました。これは私の時代(※1990年代)に(制服を)街で切り裂かれる事件が頻発したのが理由と言われているんですけど、その割には被害に合った子の話は聞いたことがありません(笑)」(金さん・女・28歳)。また、意外なことに彼らは、キムチと焼肉以外も口にする。実際、学食にはカレーや丼といった普通のメニューもあるが、やはり圧倒的に人気なのはビビンパと冷麺だ。一番の話題といえば祖国の情勢よりも日本のバラエティー番組だが、堂々と日本語を使えない事情で、朝鮮語と日本語擬きを組み合わせた独自の言葉や流行語が生まれるそう。その一方、うっかり日本のアイドル等に熱を上げると周りから引かれるらしく、思春期たる彼らの心中も複雑である。「茶髪やピアスの類は殆どいませんね。そうでなくとも、だらしない格好をしていると『お前はチョッパリ(日本人)か?』と馬鹿にされるので、生徒たちはかなり小綺麗にしています。コンビニ袋を皿代わりにして鍋を食べたり、雑巾で顔を拭くのは普通なんですけどね(笑)」(金さん・男・32歳)。尚、日本人から見ればかなり似た顔の多い朝鮮人だが、これには彼らも同意。昔のアルバムや写真を見返しながら、「皆、同じ顔をしているよな」と自虐するのは“朝鮮人あるある”なのだとか。

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儒教の教えによって上下関係に厳しいとされる朝鮮人だが、実際、そうした習慣は朝鮮学校でも徹底される。特に、初等学校・中級学校に比べて一段と生徒数が減る高級学校(高校)に進めば、それも過激さを増し、まさに“先輩が黒と言えば白いものでも黒くなる”世界で、口答えさえ許されない。言うまでもなく、入りたてほやほやの一年生は特別“かわいがられる”。「『お祝いをしてやるから酒とつまみを買ってこい』と入学早々命じられ、その代金は当然僕ら持ち。それから、煙草やカップラーメンや週刊少年ジャンプを連日要求されるんですが、部活が強制なのでアルバイトもできない。でも、お金持っていないじゃないですか。一応、恐喝と泥棒は“民族の掟”で禁じられていましたが、やるしかないですよね(笑)」(金さん・男・36歳)、「1年生はサンドバッグですね。基本的に先輩と目を合わせることさえ許されないのですが、そうでなくとも彼是理由を付けられ、ゴルフクラブやらバーベルのシャフトで連日、ヤキを入れられます。基本的に正座で、後ろ手に組んだまま、顔には傷が残らないようにやられるのですが、特に先輩方の機嫌が悪い時は、そんなの関係無し。朝まで殴られ続けて、仲間全員顔面ボコボコで、僕らも誰が誰だか見分けがつかないほどでしたよ」(金さん・男・32歳)。因みに、映画『パッチギ!』(シネカノン)で有名になり、ヤンキー漫画の影響で“チョーパン”という名称も一般的になった頭突きだが、実際に彼らは日常的にこの技をよく使用する。劇中でよく描かれる喧嘩の場面のみならず、“教育的指導”として教師まで使いこなすのだが、勿論、これはやった本人もかなり痛い。それ故、「(武器ではなく)パッチギで先輩からヤキを頂いた時には、未だ愛情を感じた」と当時を振り返る者も多かった。

「“厳しい先輩”の中には朝鮮系大企業の子息等も多く、校内においては完全に治外法権でしたね。部活ではレギュラー&良いポジションを与えられ、芸術競演大会(文化祭)でも主役となり、後輩への横暴もお咎め無し。何しろ、卒業生の大部分がそうした企業にお世話になりますから、先生ですら彼らやその親の機嫌を損ねる訳にはいかないんです」(金さん・男・30歳)。そうした先輩たちによる教育の中で最も嫌だったと彼らの一部が語るのが、仲間同士のタイマン。これは、お互いの絆や友情を確かめる為に強いられたもので、時にはどちらかが倒れるまで順番にパッチギを打ち合わされたのだそう。こうして育った彼らも、後輩ができればそれ以上の仕打ちを繰り広げ…と思いきや、「僕らの代になってからは、後輩にそんな酷いことはしなかった」と必ず誰もが胸を張る。それでは一体、どの代が酷かったのかは、朝鮮学校七不思議の1つである。連日の壮絶なヤキに加え、放課後の部活においてもスポーツ科学を完全に無視した鬼の筋トレを強いられていた彼ら。これなら、“チョン校生は腕っぷしが強い”のも無理はない。だが彼らは、不良っぽい日本人を見かければ問答無用で因縁を付けていた訳でもないようだ。「喧嘩の相手は先輩が決めるんです。『おう、あそこを歩いているヤツやってこい』と。当然、楽に勝てそうな相手は選んでくれないのですが、負けたら先輩に何をされるかわからないので、噛み付いてでも勝っていましたよ(笑)。たった1回だけ、現役の相撲取りに張り手一発で数m飛ばされて失神した時は、『ありゃ仕方ねぇよな』と先輩たちも笑って許してくれましたが、『こっちは死ぬとこでしたよ』って(笑)」(金さん・男・40歳)、「先輩から度々、『○○駅前のロッテリア買ってこい』とパシらされるのですが、その場所は僕らの隣町で、その地域の不良の巣窟。『1時間以内に帰ってこい』と言われるので、片道4~5㎞ほどマラソンして、ゼエゼエ言いながらの喧嘩ですからね。おまけに命辛々戻っても、『ポテトが冷めてんじゃねぇか!』と殴られて(笑)。今考えても、よく生き延びたなと思います」(金さん・男・36歳)。こうした朝鮮高校の周辺には大抵、同じくらい“不良偏差値”の高い学校が存在し、長きに亘って両校の間では抗争が繰り広げられるのがお約束。特に、東京における国士舘との争いは有名であり、“サンペン(※ペン先が3本重ねられた朝鮮学校の徽章)vs蛇腹(蛇腹タイプの国士舘の制服)”等と周辺の学生からも恐れられたものだ。「今ではあまり無くなりましたが、僕らの時代はそういう生徒や暴走族が学校まで乗り込んできていましたね。すると、僕らは教室から校庭に飛び出し、女子生徒も窓から机や椅子を投げて応戦するんです。この時ばかりは先生も見て見ぬ振りどころか、思いっきり乱闘に加勢して、相手をボコボコにしている先生までいましたよ(笑)」(金さん・男・45歳)。ただ、拳で生まれる友情とはよく言ったもので、「乗り込んできた日本人側も先輩から命じられて嫌々来ているのだ」という事情は、彼らにもわかる。復讐に次ぐ復讐で、世代によっては「血を見なかった日は無い」と語る彼らだが、「何でここまでやらなきゃならないんだろうか…」と泣いた夜も少なくなかったようニダ。 (イラスト/ルポライター 村田らむ)


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