【それはハッカーが知っている】(40) CIAが日本の顔文字を収集、その真意とは?

先月上旬、各種機密情報を保管・公開しているサイト『ウィキリークス』から衝撃的な発表が! 何と、『アメリカ中央情報局(CIA)』が日本の顔文字を収集していたことが判明した。

――これはどんな目的で収集されたと考察できるんでしょうか?
石川「今回、公開された顔文字は、“∩(・ω・)∩ happy dog”や“(・∀・) well or good”のように、顔文字の意味もちゃんと表記されていたのがポイントです。なので、これはCIAが情報の検索精度を上げる為に収集したのではと思います。CIAでは膨大な量の文章を処理していますから、検索時に使用する文字データベースとして収集していたんでしょうね。データベースを作成しておけば、文章内に“∩(・ω・)∩ happy dog”が入っているものだけピックアップすることができますからね」

――同じくウィキリークスからだと、CIAがスマホやタブレットから盗聴&盗撮する技術を開発済みというのもありましたが?
石川「最早IoTの時代ですから、スマホやタブレットだけでなく、自動運転カーやドローンもハッキングの対象です。監視カメラも管理するサーバーがハッキングされれば、映画のように乗っ取ることが可能ですからね」

――ところで以前、ハッカーが諜報機関にスカウトされている話がありましたが、諜報機関に伝説的なハッカーなんかいるんですか?
石川「実は、日本出身の方がいます。現在はアメリカ国籍ですが、下村努さんが有名ですね」

――下村さんは、どんな事件に関わったのでしようか?
石川「1994年の“ケビン・ミトニック事件”の解決に協力しました。ハッカーであるミトニックは、連邦捜査局(FBI)を始めとする政府機関や民間ネットワークへ侵入し、機密データを入手して逃亡していました。オンラインから足取りを追い、FBIが逮捕する手がかりを掴んだのが下村さんです」

――下村さんとは、どのような人物なんですか?
石川「元々、カリフォルニア大学でスーパーコンピューターの研究をしていたんですが、当時からその腕を買われて、アメリカの捜査機関に協力していました。この事件をきっかけに、世界一のハッカーとして有名になりました。下村さんとミトニックの戦いは、映画“ザ・ハッカー”として映画化されました。因みに、ノーベル化学賞を受賞した生物発光研究者の下村脩さんは、彼の父親です」

――それで、ミトニックさんはどうなったんでしょうか?
石川「ミトニックは逮捕され、禁固5年。しかも、電話回線さえあればどこでもハッキングできるほどの腕なので、独房に入れられたと言われています。しかし、出所後は更生し、今度はFBIに協力するようになりました。この辺りの柔軟さが、如何にもアメリカ的だったりします(笑)」


石川英治(いしかわ・ひではる) 『東日本インターネット事業協同組合』理事。1969年、埼玉県生まれ。『西武鉄道』退社後、弁護士秘書・外車販売・訪問販売等の職を経て起業。1998年までハッカーグループ『UGTOP』の主催者として活動。1998年に実業家として、日本初のインターネットセキュリティー専門会社『アルテミス』を起業。2000年から2011年まで携帯電話公式コンテンツを運営する『サイバーエデン』を起業。著書に『まるわかりカジノ読本』(廣済堂ベストムック)・『子どもたちが危ない!スマホの現実』(ロングセラーズ)等。


キャプチャ  2017年4月24日号掲載
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