【政治の現場・民進党1年】(01) 支持低迷、看板外す都議

『民主党』と『維新の党』が合流した『民進党』の結党から1年が過ぎた。結党宣言で“政権を担うことのできる新たな政党”を掲げたが、支持率は低迷し、展望は開けないままだ。民進党の現状を検証する。

20170419 01
「小池知事と共に、新しい都民ファーストの政治を進めていきたい」――。先月30日朝。東京都台東区のJR鶯谷駅近くの交差点で、都議の中山寛進(44)は道行く通勤客らに、こう訴えた。傍らに立つ幟旗は、東京都知事・小池百合子(64)のイメージカラーである緑色。小池のキャッチフレーズである“都民ファースト”の文字が大きく躍る。民進党の現職都議で、7月の都議選に党公認が決まっていた中山は先月9日、離党届を出した。父の義活(72)は鳩山内閣で首相補佐官を務めた元衆議院議員で、民主党都連の中心的存在だった。中山は「民進党に愛着はあるが、議員バッジを外したら只の党員だ。選挙は党勢が影響する」と、民進党の“看板”を外した理由を説明する。党勢低迷の一因と考えているのが、昨年9月の党代表選時に明らかになった党代表・蓮舫(49)の二重国籍問題だ。口にする人は少なくなったが、「今も尾を引いている」と中山は指摘する。離党届を提出した夜、区内の集会所に支援者約50人を集め、苦悩の決断に理解を求めた中山に、意外な声がかけられた。「民進党にいるよりは安心した」「今まで言えなかったけれど、離党してくれて良かったよ」。支援者の本音に接し、中山は改めて民進党への逆風を感じた。

定数2の台東区は、自民党現職と、小池が事実上率いる地域政党『都民ファーストの会』新人の出馬が決まった。中山は、同会2人目の候補としての公認を期待する。党に残る議員も、苦心しながら都議選に備える。江東区の地下鉄清澄白河駅前でマイクを握った都議の野上幸絵(47)の横にも、小池のキャッチフレーズを捩った“江東ファースト宣言”の幟旗がはためいていた。その前では、野上の夫で、党本部の役員室長を務める柿沢未途(46)がビラを配る。A4判で4ページのビラには、“小池都知事、江東から東京大改革を発信”との見出しが躍る。3枚の小池の写真と共に、小池都政を絶賛する内容だ。一方、蓮舫の写真は1枚のみだ。柿沢は、「民進党が掲げる政策の方向性と大変近い小池知事を支持し、後押しする党の立場を理解してもらいたい」と話す。ただ、幟やビラの“民進党”の文字は小さい。都議会に2つあった民進党系会派は2月、会派名から“民進”の文字を消し、“東京改革議員団”として合流した。小池が掲げる“東京大改革”に肖ったものだ。それでも、期待する小池からの支援は見通せない。一方で、都民ファーストの会は民進党を支持する『連合東京』と政策合意を結ぶ等、支持基盤が切り崩されつつある。党内では、「政策合意が新たな離党を誘発しかねない」との懸念が広がる。「大変に残念なことながら、離党者が増えている。厳しい状況を直視しながら、一致結束して、戦いの歩みを進めていきたい」。一昨日、党本部で行われた都連常任幹事会。党都連会長の松原仁(60)は険しい表情を崩さず、都議選に向けた協力を呼びかけた。党の公認候補36人の内、既に7人が離党を表明した。残る候補は生き残りの道を模索するが、当選への道筋は見えない。東京改革議員団は現在18人。党関係者からは、「当選は4~5人かもしれない」と悲痛な声が漏れている。 《敬称略》

■党の勢い示す重要な選挙戦
東京都議選は、党の勢いを示す重要な選挙戦と各党が位置付ける。民進党の前身である民主党は、2005年に都議会第2党、2009年には第1党と着実に議席数を増やし、同年の衆院選で政権交代を果たした。しかし、2012年の衆院選で惨敗し、政権から転落した翌年の都議選では、議席数が改選前の約3分の1となる大敗により、第4党に転落。直後に行われた参院選でも大敗し、野党が参議院で多数を握る“ねじれ”が解消された。


⦿読売新聞 2017年4月5日付掲載⦿

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