【水曜スペシャル】(579) バチカンで教皇と反対派が“内戦”…カトリック改革を巡り応酬

前ローマ教皇ベネディクト16世の昨年末の死去を契機に、バチカン(※ローマ教皇庁)が“内戦状態”になったとの見方が浮上した。アルゼンチン出身の現在のフランシスコ教皇(※右画像)は、カトリックの生き残りを懸け改革を急いでいるが、欧州を中心として「ベネディクト16世時代の改革を蔑ろにしている」との不満が出ていた。ここにきて反教皇派は、「生前のベネディクト16世は今のやり方に懸念を抱いていた」とリークし始めた。1月にはバチカンの元官僚が、フランシスコ教皇の側近集団を非難する書籍をドイツで発表。これに対し、フランシスコ教皇は反対派を「教会ではなく党派に属している」と強く批判している。

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