【貧困女子のリアル】(14) 遅刻・欠勤・ホスト彼氏…罰金毎月20万円で借金塗れ、勤労意欲無しのキャバクラ嬢

20170509 06
静岡県の某高校を卒業後、憧れの東京へやって来た田島春香さん(仮名・21)。渋谷の道玄坂をぶらぶらしていたところ、スカウトに声をかけられた。「なるべく楽して稼ぎたいから」という理由でキャバクラで働き始め、早4年が過ぎた。夜の世界では中堅クラスだ。しかし、春香さんは貯金ゼロどころか、借金を背負っているのだ。一体、何が原因なのか? 春香さんの働く歌舞伎町のキャバクラは、時給5000円。相場としては平均レベルだ。19時の開店から25時の閉店まで6時間働けば、たとえその日指名が入らなくても日給3万円になる。「時給はいいんだけど、その分、罰金も高いんですよ。例えば、当日欠勤は日給80%の罰金。無断欠勤は100%。遅刻は10分単位で時給の10%取られちゃいます」。時給をべースに罰金が計算されるとなると、ルーズな女性にとっては高い時給がリスクに繋がる。「私、朝は本当に起きられない。『他の職業より楽だろう』と思って夜の仕事にしたけど、夜型の生活になったら、今度は夕方でも起きられない。起きていてもべッドから出るのが面倒で、ついつい休んでしまうんです」。ただ面倒臭いというだけなので連絡が入れ難く、理由を考えているうちに時間が過ぎ、無断欠勤になってしまうこともしばしばという。すると、1日働いた日給が丸々罰金に消えるという悪循環となる。更に春香さんは、1年ほど前から彼氏ができ、当日欠勤が更に増えたらしい。

「歌舞伎町だと仕事後に近くのホストクラブに付き合いで行くことが多いんですが、そこで出会ったのが今の彼。ホストとして全然売れていないから、貧乏でうちに転がり込んできました」。歌舞伎町のキャバ嬢とホストのカップル、よくある光景だ。「彼が休みで家にいると、ついつい『休んじゃおうかな』って思ってしまって。『1日くらい大丈夫かなぁ』って。そんな時に限って喧嘩して、暫く病んでしまって、連日、当日欠勤することもしばしばです」。抑々、出勤自体が億劫な春香さんは、彼氏の存在によって仕事はよりルーズになり、罰金が収入を上回る月まであったとか。また、罰金システムは欠勤や遅刻だけではないという。「指名ノルマが毎週5本ずつあって、1本取れない度に日給の10%が引かれます。働き始めた当初はそれなりに営業メールをしていましたが、今ではやる気も無くて殆どしません。当然、お客さんは激減りしています」。そんな勤務態度がお店側にも伝わるのであろう。客入りの悪い月・火は、23時頃に早上がりさせられてしまう始末。日給は2万円だ。「週5日出勤し、罰金さえなければ月50万~60万円の稼ぎがある筈なんですが、実際出勤するのは週2~3日ほどで、30万円弱の稼ぎです。そこから罰金で20万円ほど引かれる月も多くて。それでは家賃が払えなくなるので、お店側に来月の給与から返済する約束で引かずに貰ったりすることもあります」。贅沢している訳ではないが、歌舞伎町のキャバ嬢というプライドが邪魔して、辺鄙な場所には住まない。毎日のへアセット代は、安い店でも2000円はかかる。ネイル代は1回6000円程度で、2週間に1回は通いたいところだが、月1回で我慢しているという。今は仕事後の飲みの付き合いは断っているが、ホストの彼氏のお店には顔を出すようにしているという。こんな生活が1年続き、クレジットカードの他、両親や友人合わせて溜まった借金は200万円弱。今更、昼の仕事で借金を返せるとは思えず、キャバクラを辞めたくても辞められない生活が続いている。 (取材・文/フリーライター 雨宮める)


キャプチャ  キャプチャ
スポンサーサイト

テーマ : 社会問題
ジャンル : ニュース

轮廓

George Clooney

Author:George Clooney

最新文章
档案
分类
计数器
排名

FC2Blog Ranking

搜索
RSS链接
链接
QR码
QR