【Test drive impression】(20) 『マツダCX-3 XD Lパッケージ 4WD』――クリーンディーゼル搭載! コンパクトSUVの実力とは?

今、勢いに乗る国産メーカーの1つである『マツダ』ですが、その人気の秘密は、洗練されたスタイリングとツウを唸らせる走りの楽しさです。今回、ご紹介する『CX-3』は、マツダのラインナップの中で最もコンパクトなクロスオーバーSUVとして、2015年から発売を開始したモデル。以来、改良の手を緩めない現在のマツダの製品造りを貫き、2016年11月に2度目の商品改良が行われました。変更点のトビックとしては、エクステリアのカラーバリエーションに新色が設定された他、インテリアの仕様変更に加え、車両運動制御を行うG-ベクタリングコントロールが全車に採用されたこと。更に今、車を購入する上では外せない予防安全装備についてもバージョンアップが図られており、衝突被害軽減ブレーキ機能は従来の前走車に対する制御にプラスして、カメラセンサーの追加により、歩行者検知機能が加わっています。車というのは、発売から時間が経つと途端に色褪せて見えることがありますが、CX-3は発売から2年が経過した今も、街ですれ違うと目を奪われてしまう“華”を備えているモデル。ムダな贅肉を削ぎ落とし、研ぎ澄まされたものだけが放つ本物感があります。サイドから眺めたシルエットは、リアに力を集めたロングノーズのスタイリングで、タイヤはボディーの外側に配置した安定した構え。コンパクトなSUVでありながら、存在感が抜群です! インテリアは、同じ価格帯の国産車と比較すると、頭2つ分ほど抜きんでるほどハイセンスな仕上がり。

中でも、上級仕様の『XD Lパッケージ』に採用されているレザーとラックススエードのコンビネーションシートは、腰周りのスエード調素材が乗員の体圧で撓んで体に馴染み易く、滑らかなレザーの手触りはうっとりした気分にさせてくれます。シートカラーはブラックの他にピュアホワイトも設定されていて、各部にあしらわれた赤の差し色とのコンビネーションがシックな印象。更に、全車共通として、ダッシュパネルにはレザー調の素材にステッチを入れる拘りようで、プレミアムなものに囲まれている充実感を与えてくれます。週末は遠出するシチュエーションを想定すると、気になるのが実用性。車内の間取りを見てみると、コンパクトカーのハッチバックと同様の使い方ができそう。例えば、街乗りが多いことを想定した場合、SUVのアクティブなスタイルに憧れはあっても、駐車場に収まらないサイズだと選択肢から外されてしまうケースも。その点、CX-3の全高は1550㎜に抑えられていて、一般的な機械式駐車場に収まるのも嬉しい。シートの座面は乗り込み易い高さに設定されていて、ドアの外に立った状態から、すっと腰を落とせば座れるようになっています。但し、家族で遠出する時は、荷室に積む鞄の形状に制約が出てきそうなのも事実。後席は膝周りに狭さを感じさせない空間を確保して、絞り込まれた形のテールゲートの影響で、荷室容量はSUVの割に少し狭め。大きな荷物を積む場合は後席の背もたれを倒すか、荷物をコンパクトに纏める工夫が必要になりそう。

とはいっても、車造りはある程度の割り切りがあるほうが個性は際立ちます。CX-3は、「荷室は程々の広さでOK。でも、カッコいいスタイリングは外せない」というスタンスで車と向き合えるなら、最高の相棒に! 日本の混み合った道路環境では、扱い易い車が人気を集めます。その点、CX-3のコンパクトなボディーは、街乗りがし易い現実的なサイズと言えるでしょう。走らせ易い理由としては、今のマツダ車は「正確な運転操作が安全に繋がる」という発想から、運転席はドライバーが座った位置から自然に手足を伸ばせば操作ができる環境作りにも拘りが。無理な姿勢にならない分、ストレスが少なく、ドライブが楽しめます。因みに、CX-3のエンジンはクリーンディーゼルのみですが、ディーゼルエンジンにありがちな発進直後のガラガラ音や振動は上手く封じ込まれています。低速から分厚いトルクが車体を押し出してくれるので、アクセルペダルは軽い踏み込みで流せ、実用燃費に効果がありそう。また、マツダ独自の技術であるG-ベクタリングコントロールにも注目です。エンジンのトルク制御を綴密に行うことで、車両の安定性を高めてくれるもので、ドライバーには操る楽しさと安心感を与え、同乗者には不快な揺すられ感を与えません。今、流行りのクロスオーバーSUVをカジュアルに乗りこなしたい人には、注目の1台です!


藤島知子(ふじしま・ともこ) 自動車ジャーナリスト・レーシングドライバー・『日本カーオブザイヤー』選考委員。1975年、神奈川県生まれ。文教大学女子短期大学英語英文科卒。レースクイーンやレーサーを経て、2002年より執筆活動を開始。『クルマでいこう!』(テレビ神奈川)にレギュラー出演中。


キャプチャ  2017年5月22日号掲載


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