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【火曜特集】(673) “隠し事”が多過ぎる金融庁出身幹部…SBI生命の金融庁天下り役員による暴力スキャンダルをスッパ抜く!

金融庁から過剰に天下りしている先が『SBIグループ』。そのうち、『SBI生命』取締役の金融庁OBが、痴情の縺れから暴力沙汰を起こしていた。金融庁OBのスキャンダルを詳報する――。 (取材・文/本誌取材班)



20231114 05
本誌先月号では、元金融庁長官で“天下りの達人”と綽名された遠藤俊英(※1982年に大蔵省入省)が、今年6月に『ソニーフィナンシャルグループ』社長兼CEOに就任する等、品のない天下りについて触れた。金融庁が所管し、しかも過去に不祥事で行政処分を受けた企業に、長官に上り詰めた人物が天下るのは如何なものであろうか。とはいえ、財務省や金融庁からは監督する民間企業への天下りが横行しているのが実態だ。特に天下り先の代表的な企業として知られるのがSBIグループ。北尾吉孝が代表取締役会長兼社長を務める『SBIホールディングス』だけを見ても、独立社外取締役に竹中平蔵(※元金融担当大臣)、福田淳一(※元財務省事務次官)、末松広行(※元農水省事務次官)と霞が関の大物OBが名を連ねる。更に、SBIと金融庁のズブズブな関係も知られているところだ。HD常勤監査役には元金融庁検査局総務課主統括検査官の市川亨がいる他、グループ会社にも相当数の天下りがいるとみられる。本誌取材班では金融庁の天下りについて改めて取材を進めていたところ、金融庁OBによる醜聞情報をキャッチ。先月号で短く伝えた。生保会社の役員を務める金融庁出身の男性が、内縁の妻がいるにも拘わらず、長年付き合った女性に痴情の縺れから暴力を振るった件である。実は、この生保会社とはSBI生命のことだ。同社の代表取締役社長は元財務省関東財務局長の小野尚。そして暴力を振るったとされているのは、取締役兼執行役員の鶴見佳久だ。取材を進めていくうちに、被害者の女性を知る関係者等からも情報が寄せられたことから、今回はこのスキャンダルについて詳報する。その経緯からは、一般人には理解し難い金融庁OBの生態が浮かび上がってきた。

「A子が鶴見から暴力を受けたのは、丁度1年程前の昨年6月頃です。場所は吉祥寺の繁華街にあるバーだと聞いています。A子は鶴見と8年も交際していたのに、鶴見に内縁の妻がいることを隠されていました。内縁の妻と思われる女性の存在を鶴見が認めたのはその少し前で、事件が起きた夜は口論から暴力沙汰に発展したようです」。関係者の話を元に状況を簡単に説明すると、鶴見とA子の2人はバーで口論となった。口論がエスカレートした結果、鶴見がA子を2回殴り、バーの電球を破損する等、警察を呼ぶ大騒ぎになったという。痴話喧嘩と言えばその通りだ。しかし、長年騙されていたA子が、謝罪されるどころか暴力を振るわれたことに関しては、鶴見の身勝手な行動と言えるのではないだろうか。ここで鶴見の経歴を見ていきたい。鶴見が金融庁を離職した時期は、内閣官房内閣人事局の公表資料『国家公務員の再就職状況の報告』に記載されている。退職は2017年7月で、当時56歳だった。退職直前の役職は“金融庁検査局総務課主任統括検査官兼検査局総務課保険会社モニタリング第一チーム長兼監督局保険課保険モニタリング管理官”。非常に長い役職名であるが、金融庁で保険会社を管理監督する立場にいたということだろう。SBI生命に再就職したのは同年10月。SBIホールディングスの人事部付けとなると同時に、SBI生命の執行役員兼経営企画部長に就任した。その後、執行役員となり、2020年6月に取締役兼執行役員に昇格。経営企画部とコンプライアンス部CS推進室担当の職にあった。関係者の話では、鶴見は大学卒業後に『朝日生命』に入社。その後、数社転職して金融庁に入庁したとみられる。民間企業を経験し、検査局総務課主任統括検査官を経てSBIグループ入りするのは、『富士銀行』や『みずほフィナンシャルグループ』を経て金融庁入りした前出の市川と同様の経歴と言える。関係者の話によると、鶴見がA子と知り合ったのは金融庁に在籍していた頃で、10年余り前だったという。出会った場所はカルチャーセンター。最初はお互いに顔を知る程度だったが、2014年頃に鶴見がA子に「つきあっていただけませんか?」と交際を申し込んだようだ。独身のA子は8歳年下で、鶴見からのアプローチを受け入れたことで交際が始まった。その時の状況を友人が証言する。「カルチャーセンターで、鶴見はバツ1ということで知られていたそうです。それが、交際を申し込まれた時に、実はバツ2であることを明かされたそうです。鶴見から周りに隠していることを正直に話してもらったからと、A子は信用してつきあい始めました」。その後、2人の交際は順調に続いていた。2017年に鶴見がSBI生命に再就職する際には、就職活動の様子を逐一伝えていたようだ。「A子にはSBI生命への不満も漏らしていたそうです」(同)。何れにしても、再就職後も2人は週末を中心に会い、京都等に旅行に行くことも多かった。ただ、つきあい始めてからA子がずっと疑問に思っていたこともあったという。「A子は、『つきあい始めてから随分経つのに、いつまで経っても(鶴見に)自宅を教えてもらえない』と話していました。疑問を持ちながらも、根底では鶴見を信じていたようです」。

その疑問が疑惑に変わったのは今から2年程前、鶴見の車でドライブした時だった。車内から女性用の使用済みマスクが2枚出てきたのだ。「一緒に住んでいる女性がいるのかもしれない」とA子は鶴見を問い質したものの、はぐらかされてしまう。そういう事が続き、徐々に喧嘩をすることが増えてきた。そして昨年の春頃、鶴見は遂に女性と一緒に住んでいる事を認めたという。「鶴見はA子に、自分が使っている鬘のメーカーに務める女性と暮らしていると白状しました。しかし、内縁の妻とは認めませんでした。それでA子が第三者に相談し始めた頃、暴力事件が起きたのです」。暴力事件について、友人はA子から次のように聞いたという。その日は食事をした後、2軒目に訪れたバーで口論になった。鶴見は全てがばれたにも拘わらず、やはり同居の女性が内縁の妻であることを認めず、しかも「A子とはつきあえない」と言い始めた。鶴見が「いつまでもお前のことが好きだと思ったら大間違いだぞ!」と言い放ったことで、A子が鶴見に水をかけると、鶴見はA子を1発殴る。A子が店員に「警察を呼んで下さい」と言うと、鶴見は更に手を挙げた。A子の頬を強く殴打し、その際に店の電球も割ってしまった。この騒ぎに警察も駆けつけ、2人は武蔵野警察署で事情聴取を受ける事態となったのだ。A子は顔面の痛みだけでなく、後頭部に痺れが続く程の怪我を負った。警察の勧めもあって、診断書を取得。左頬部打撲左顏面神経不全麻痺で全治10日間と診断された。実際に痺れが取れるまでは3週間かかったという。左上の診断書の画像は、A子から事件直後に友人のLINEに送られてきたものだ。暴力を振るわれたことと、8年間騙されたことについて、A子は第三者を通じて鶴見に謝罪を求めたものの、鶴見の対応に更なるショックを受けたと別の友人は話す。「裁判をする方法もありましたが、A子は『何よりも先ず謝罪が欲しい』と考えていました。でも、鶴見は『謝罪は遠慮する』と書面で返してきました。その上、警察にはA子のことを“割り切った関係”だと主張していました。40代から8年間も騙されていたA子がどれだけ傷付き、悲しんだか、鶴見は理解しているのでしょうか」。鶴見は、暴力行為でA子に怪我を負わせたことについては金銭で解決したが、依然として謝罪はしていない。以後、2人は会っていないが、失意のA子を見て友人は憤る。「A子は心を深く傷付けられた上に、暴力によって痛めつけられました。にも拘わらず、鶴見は以前と変わらない生活を送っています。社会的な地位のある人物がこのような暴力沙汰を起こしても、カネさえ払えば何事もなかったように許されるのでしょうか」。取締役が起こした痴情の縺れの末の暴力沙汰を、会社は把握しているのだろうか。SBI生命に質したところ、「回答できる担当者がいない」の一点張りだった。また、親会社である『SBIインシュアランスグループ』に質したところ、鶴見氏の暴行の事実は「承知しておりません」、また「不祥事案については内容に応じて適正に対処」すると答えた。あまりに隠し事が多過ぎる金融庁OBの取締役に対し、SBIグループはコンプライアンス機能を発揮できるのだろうか。 《敬称略》


キャプチャ  2023年8月号掲載
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テーマ : 社会ニュース
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