【崩壊する物流業界】(12) 新倉庫の運営に苦戦する『ユニクロ』

20170522 09
東京都江東区有明。レインボーブリッジを望む一角に、カジュアル衣料の『ユニクロ』を展開する『ファーストリテイリング』の物流倉庫(※左画像)がある。「配送リードタイムを大幅に削減し、お客の要望に直ぐに応える体制にする。店舗とeコマースが融合した、今までにないデジタルフラッグシップストアを作る」――。柳井正会長兼社長は、この構想を実現する為に、“有明プロジェクト”と呼ばれる物流改革を始動した。その中核を担うのが、首都圏向け商品の物流拠点であるこの倉庫だ。ところが、昨春に動きだしてから未だフル稼働に至っていない。人手が足りず、増加する注文への対応ができていない為だ。繁忙期に当たる昨年11月~今年1月には、オンラインストアで購入した商品の発送には1週間前後かかることがサイト上に明記され、翌日配送のサービスを中止した。ファーストリテイリングは今年8月期、国内ユニクロ事業でインターネット通販の売り上げ前期比4割増の目標を掲げているが、有明倉庫が機能しなければ画に描いた餅になりかねない。「今春には、当初から目指していた運営になるように変えていきたい」(岡崎健CFO)という。今年2月上旬、ユニクロの商品や情報部門を担う約1000人の社員が、本社のある六本木から有明倉庫の最上階5000坪の新しいオフィスに移った。商品企画と物流部門が密な関係を築き、商品開発のスピードを速めるのが目的だ。現在は、店舗でどの商品が売れているかだけでなく、顧客の属性データを収集し、購買履歴も把握できる仕組み作りをしている。ファーストリテイリングは、有明を含め、全国10ヵ所で同様の次世代物流センターを稼働させる。有明倉庫の躓きを換回し、思い描く物流の体制を作れるのか、手腕が試される。 (取材・文/本誌 菊地悠人)


キャプチャ  2017年3月4日号掲載
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