【警察・腐敗する正義】(20) ヤクザやDQNにからかわれても「なんくるないさー!」…日本最弱を誇る沖縄県警の素晴らしき日常

20170526 02
地元民から“泣く子も笑う”と揶揄される弱小警察、それが沖縄県警である。暴走族は勿論、成人式で荒れ狂う若者すら取り締まれない不甲斐無い組織である。沖縄県警が駐留アメリカ軍・自衛隊・ヤクザ・左翼よりも下の存在だということは、県民なら誰でも知っている。しかし、県民に愛されていることも確かなのだ。“沖縄の背骨”たる国道58号線では、今夜も暴走族が大挙して騒音をまき散らしている。本土で見られなくなって久しい改造二輪車の大規模迷惑走行だ。その後ろを、回転灯を光らせたパトカーが、注意警告を発しながら控えめについていく。「無理に追いたてることで事故を誘発してはならない」と言うのだが、何とも緩い。長きに亘り激しい“戦世”が続いていた沖縄ヤクザだが、現在は『旭琉會』として一本化されている。しかし、2011年の抗争終結までの戦いは極めて過酷だった。警察など完全に無視して、そこかしこで銃撃戦が行われた。1972年の沖縄本土復帰前からアメリカ軍の重火器が横流しされていた為、手榴弾やマシンガン等が普通に出回っていたのだ。特に有名なのは、1977年8月11日の銃撃事件だ。琉真会事務所を警戒する機動隊がいる中、殴り込んできた旭琉会は、カービン銃と手榴弾で正面から銃撃戦を演じた。県警は、抗争で沖縄ヤクザの7割強となる幹部146人を含む588名を検挙するも、壊滅には至らず、抗争は止められなかった。毎日のように報道されるアメリカ軍基地移設問題。辺野古は勿論、移設が予定されている普天間基地周辺等には、本土からの応援組を含めた左翼活動家が様々な集会を行っている。工事関係者の作業やアメリカ軍基地住人の出入りを邪魔するといったかなり強引なパフォーマンスにも、県警は手を出せず、彼らを排除することはしない。民事不介入や強引な執行によるバッシング等、弱腰になる材料が多く、雁字搦めの事情は大いに察する。それにしても、このだらしなさは、冒頭の暴走族と一緒にツーリングをするかのような長閑な光景となって表れるのである。

ギャンブル好きな県民性からか、沖縄は非合法賭博天国である。ウチナーグチ(沖縄弁)では“マシン屋”と呼ばれるパチンコ店が大規模に多数聳え立つのは全国的に見られる光景だが、営業時間は平日で朝の9時、土日祝日は8時から深夜0時近くまで、盆暮ともなれば終夜営業という凄まじさだ。そんなマシン屋の周りや繁華街、更には国道沿いには、無数の裏ギャンブル店が存在する。花札ゲームは“喫茶店”、スロットやパチンコは“ビリヤード・ダーツ場”として、どこか怪しげな風体で眠らない鉄火場となっている。不思議なのは、その堂々たる様子。中には、“新台入荷”と花札模様のペナントを掲げる所さえある。携帯電話での出会い系売春が人気の沖縄だが、裏風俗が盛んなのも沖縄の特色だ。東京下町のソープ街からその名をとった吉原や新町等の無数のちょんの間(※1回5000円程度の簡易本番をスナックの体で営業)地域は、2010年からの一斉検挙でほぼ壊滅した。しかし、まるで分裂して飛び散るドラゴンボールのように、沖縄各地に分散して商いを続けている。那覇の一部を走るモノレール以外に電車が存在しない沖縄では勿論、駅も無い訳で、ところどころに突如として盛り場が現れるが、如何にも怪しい雰囲気の店であろうと、不思議と検挙は少ない。「これらが成り立つのは、一部の警察官の情報漏洩によるのだ」と、沖縄の闇ギャンブルや裏風俗に精通する関係者は語る。「東京だと闇カジノとか当たり前ですけど、沖縄のギャンブルや売春で動く金額なんてたかが知れたもの。でも、非番の警察官が遊びに来た時にはちょいと勝たせたり、飲み食いし放題のサービスをしたりする。警察官たちは少しずつたかっているんです。正確な数はわからないけど、結構な人数ですよ」。更に呆れる話もあるという。「それでも時々、収賄で解雇になる警察官はいるんだけど、そいつらが今度は裏ギャンブルや売春を商売にしたりするんですよ。警察OBとして、捜査情報なんかは入り放題なんでしょうねぇ…」。無論、極一部とはいえ、そうした警察官もいるのである。しかしその半面、庶民への優しさを大いに感じることもある。那覇の繁華街では路駐切符は大抵切られるし、危険な酔っ払い運転の取り締まりは徹底しており、それらの点で大いに島の平和が守られている。親しみのあるお巡りさんは多いし、ある意味で“弱さは優しさ”なのだ。一概に批判されるものではないだろう。美ら島に伝わる“チムグクル(思いやり)”を持つ弱くも優しい愛すべき警察官たちには、琉球の伝統である。 (取材・文/フリーライター 金崎将敬)


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