あまりに不可解だった呆気ない幕切れ…『大改造!!劇的ビフォーアフター』再最終回の裏事情

建築のプロたちが、依頼者から持ち込まれた家屋を見事に改造し、喜ぶ家族の姿が印象的だった人気番組が、突然の終焉を迎えた。10年以上も好評を博し続けながら、あまりにも“テレビの事情”に固執し続けたことが原因だった――。 (取材・文/フリーライター 黒川健三)

20170529 14
2002年に放送が開始されるや、依頼人の中古家屋がプロの手によって文字通り“劇的なリフォーム”を施されるという斬新な企画で、瞬く間に人気番組にのし上がった『大改造!!劇的ビフォーアフター』(朝日放送・テレビ朝日系)。その後、様々な事情から一旦はレギュラー放送を終了。すると、視聴者の後押しを得て不定期放送となると、2009年にシーズン2として再びレギュラー放送へ復帰。だが、2016年11月、いきなり“再最終回”を迎え、一先ずのところ、14年間の歴史に幕を下ろすこととなった。同番組の熱狂的なファンからは終了を惜しむ声も相次いだが、そうした巷の熱狂ぶりとは裏腹に、同局サイドは今後、特番としての放送をするという含みを持たせたものの、レギュラー復帰について局側はお茶を濁す形となっている。高視聴率をキープしていたにも拘わらず、何とも呆気ない幕切れとなった同番組。各番組が低視聴率に喘ぐ中、何故鉄板コンテンツを呆気なく手放してしまったのか? 疑問を投げかける視聴者やファンも多かったが、このようなあまりにも不可思議な形での打ち切りについては、その背後に「2002年のシーズン1放送開始時から続く様々な問題があるのではないか?」と指摘する向きも少なくない。「まぁ、あの番組は最初から無理がありましたからね。十数年もよく持ったほうだと思いますよ」。そう語るのは、若手時代に最末端の構成作家として同番組の制作に携わっていたこともあるというK氏(38)。彼の話によると、同番組はスタート直後からクレームが相次ぎ、真面な感覚ならば、とてもレギュラー放送を続けられるような番組ではなかったのだという。

「元々クレームが多かったんですよ、スタッフからも匠からも、そして依頼者からも。以前、訴訟を起こされたりしたこともありましたけど、家の改造を突貫工事で、レギュラー放送のスケジュールに合わせるなんて抑々無理なんです。だから、放送日までに全然間に合わず、『カメラで撮らない部分は後回しで…』なんてことはしょっちゅう。しかも、平気でそのまま放置したりしていたから、依頼者からのクレームが凄いのも当然ですよね」(K氏)。更に番組では、無事に“完成”を迎え、依頼者ファミリーが感動しながら喜び合うというシーンがお馴染みとなっている。だが、驚くべきことに、この段階で完成していたのは画面に映る表側の部分だけで、実際には残る裏側の施工が終わっていないまま“完成”と言って放送していた物件があるというのだ。しかもその後、依頼者側からのクレームにより“無かったこと”にできなくなっても、放送が終わってしまっているコンテンツに追加予算を投入できるほど、今のテレビ局側の財布の紐は緩くない。その為、ここから更なる被害を生むのだという。「…まぁ、工期が延びればそれだけカネもかかる訳ですから、誰かが泣かなくちゃいけない。そうなると、先ず局側は是が非でも建設業者に押し付けにかかる。それが訴訟ヘと繋がったんだと思われるんですけど、それでも業者側が首を縦に振らない場合はどうなるか…。実は、私の知る限り、何軒かの家は、土木作業員のフリをした番組ADたちが仕上げの作業をしたそうです。当然、素人ですから、その完成度はかなりヤバいことになっている筈なんですけどね(苦笑)」(同)。建設業者にサービス残業を強いるだけでなく、建築の知識なぞ何一つ無いADまでもが駆り出されていたというのだ。因みに、依頼者側が予算に応じて支払う金額そのものはガチとのことなので、とんだ不良品を押し付けられた家族もいた訳である。「私が聞いた噂では、実際に大金を支払ったにも拘わらず、逆に欠陥だらけのリフォーム物件を押し付けられてしまって、困り果てている人もかなりいるらしいです。でも、番組側はそれを無かったことにして、いつまでも次から次へとリフォーム物件を乱造している訳ですからね。被害者目線で見れば、『それなら先ず俺の家を仕上げてからにしろ!』とも言いたくなりますよ。今回の打ち切りは、そういう怨嗟の声が積もりに積もって、限界に達したからなんじゃないでしょうか」(同)。虎の子の貯金を叩いてまでリフォームを依頼し、結果として、長年住み慣れた我が家を欠陥住宅へと改悪されてしまった同番組の歴代依頼者たち。家は拙くとも、幸せに暮らしていることを祈りたい。


キャプチャ  第6号掲載
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