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【西村博之の「相手にYESと言わせる話術」】(64) 「前に食べたがっていた○○を食べに行こう」

掃除、洗濯、料理、ごみ捨て――。昨今は共働きが当たり前みたいな流れもあるので、忙しい日々での家事は大きな負担ですよね。育児負担はベビーシッターの補助金を出してくれる自治体もありますが、家事代行に補助金を出してくれる自治体を今のところ僕は知りません。家庭毎に家事の分担や交代制のルールを作っていたりしますが、それも根本的な負担軽減にはならないし、寧ろ“どっちの負担が大きいか”という夫婦喧嘩の火種になる可能性もあります。なので、本質的な問題解決策としては、スーパーマーケットで総菜を買ってきたり、部屋の掃除をルンバに任せたりと、積極的に“手抜き”をする工夫を一緒に考えたほうがいいと思います。極論を言えば、食事はきちんと栄養が摂れて美味しければ、自炊であろうが外食であろうが総菜であろうが、その違いは然して重要ではなかったりします。料理を作ること自体を楽しむ余裕がある状況ならいいですが、それ以外はできるだけ楽をしたほうがお互いウィンウィンになります。とはいえ、自分が料理担当の日に、いきなり「もっと手抜きをしてもいいんじゃない?」的な提案をしても、「私は料理をしているのに自分だけ楽をするの!?」と反発される可能性もあります。若し子供がいれば、尚更「ちゃんと作るべきだよね?」みたいな圧力とか空気感もあると思います。そういう時は、自分の負担が軽くなる要素を“相手が望んでいる”という内容に置き換えて伝えればいいと思うのですね。例えば、前に相手が食べたいと言っていたものを引き合いに出して、「今日は前に食べたいって言っていた○○を食べに行こうか?」とか言いつつ、「ご飯を作る必要はない」という手抜き環境を整備していくわけです。総菜を買うにしても「特売でお得だった」等とアピールして、相手のメリットを用意すればいい。そんな風に言われたら、ネガティブに受け止められる可能性は低いでしょう。つまり、自分がやりたくないことと、相手が望んでいることの“マッチング”を考えることがポイントなわけです。これは相手が家事を担当する時も同じで、「手抜きしていい」と思える“言い訳”をつくってあげるのがコツ。ただ、ここで相手が望んでいないことをセレクトしたら却下されるだけでなく、余計に手抜きに厳しくなる可能性もあるので、注意しながら提案するのがいいと思いますよ。 (聞き手・構成/編集プロダクション『ミドルマン』 杉原光徳)


西村博之(にしむら・ひろゆき) 英語圏最大のインターネット掲示板『4chan』管理人・『2ちゃんねる』創設者・『東京プラス株式会社』代表取締役・『未来検索ブラジル』取締役。1976年、神奈川県生まれ。中央大学文学部教育学科卒。『僕が2ちゃんねるを捨てた理由』(扶桑社新書)・『論破力』(朝日新書)・『自分は自分、バカはバカ』(SBクリエイティブ)等著書多数。


キャプチャ  2024年2月27日号掲載
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