加計学園問題“忖度行政”下手人の正体は小物官僚…“A級戦犯”藤原豊の説明責任

20170607 14
首相・安倍晋三の友人である加計孝太郎が理事長を務める学校法人『加計学園』(岡山市)を巡る疑惑。獣医学部新設計画に関する記録文書を巡り、国家戦略特区を担当した内閣府地方創生推進室次長・藤原豊(※右画像)への風当たりが強まっている。問題の文書には、内閣府側が文部科学省に対して「(早期の開学は)総理のご意向だと聞いている」等と語ったという記述があったが、この発言の主こそ、当時、内閣府の担当審議官だった藤原だ。疑惑の渦中にある藤原は、衆議院農林水産委員会で「内閣府として『総理のご意向だと聞いている』等と申し上げたことは一切ない」と、内容を真っ向から否定している。この文書で藤原が名指しされ、現在、針の筵に座らされた理由は、「獣医学部特区認可の過程で、藤原の強引なやり方に対して文部科学省側の反発が大きかったからだ」(政治部記者)という。藤原が事務局を務めた国家戦略特区ワーキンググループの議論では、文科省は完全に抵抗勢力扱いとされ、官僚はWG委員の格好のサンドバッグになった。

昨年9月16日の獣医学部設置を巡るヒアリングでは、座長を務めた『アジア成長研究所』所長の八田達夫が「(獣医師の)需要があるないということに関する結論が遅きに失している」と、文科省や農林水産省への苛立ちを露わにした。他の有識者も口々に、「特区を認可する」という方向の意見を述べ、慎重論は僅かだった。議論の方向性は、事務方トップの藤原の描いた絵の通りになったのだ。また、「藤原は文科省から加計学園に天下りし、現在は同学園の千葉科学大学学長を務めている木曽功とも通じていた」(全国紙社会部記者)という。まさに、“加計学園特区”の為に奔走したA級戦犯なのだ。1963年生まれの藤原は、東京大学経済学部を卒業後、1987年に旧通商産業省に入省した。これまでに大臣官房参事官や技術振興課長等を歴任しているが、2000年以降、度々、内閣府や内閣官房に“出向”している。その間、規制改革や特区制度立案等に携わってきた。内閣府は、本省では使えない官僚の吹き溜まりのような役所だ。藤原は「経済産業省内でも評価が低い」(文科省関係者)といい、特区設置で成果を上げたかった思惑は透けて見える。本来は小物官僚である藤原が、文科役人から忌み嫌われるほど大きな態度に出たのは、「忖度したのではなく、明確に官邸の意向を背負っていたから」(政治部ベテラン記者)と見るのが自然だ。首相補佐官(特区担当)で、国土交通省出身の和泉洋人等から官邸、つまり安倍の要望が伝えられたからこそ、文科省の省を挙げた抵抗を押し切ることができたのだ。前出の政治部記者が語る。「政策論で説得できない無能な官僚ほど、“上の意向”等と言い出すのが常だ」。藤原は単純に、安倍の威光をちらつかせて文科省の役人を恫喝したに過ぎない。ここにきて、「官邸は、いざとなれば藤原に詰め腹を切らせて収束を図るという見方が広がっている」(別の全国紙記者)。森友問題と同様に“忖度問題”に矮小化し、藤原に責任を被せる腹積もりだろう。一学校法人への露骨な利益誘導に加担した藤原の責任が重いことは言うまでもない。このまま国民に説明することなく、“逃げ得”が許される筈もない。 《敬称略》


キャプチャ  2017年6月号掲載
スポンサーサイト

テーマ : 政治のニュース
ジャンル : ニュース

轮廓

George Clooney

Author:George Clooney

最新文章
档案
分类
计数器
排名

FC2Blog Ranking

广告
搜索
RSS链接
链接
QR码
QR