客に生中出しされて妊娠も…親からも客からも搾取される沖縄“貧困少女”未成年売春の実態

20170616 02
暖かさが残る沖縄の初冬、ほんの半年前に中学校を卒業したばかりの女の子2人と、沖縄県北谷町の海で待ち合わせた。何度も会う約束をしては連絡が取れなくなり、この日は連絡を取るようになってから、丁度2ヵ月が経っていた。胸元が開いたギャルっぽい服装をしている女の子2人がやって来た。「こんばんは、私たち夜型だから中々会えなくてごめんね」と、にっこり微笑む。名前は結花(仮名・15)と夏美(仮名・15)。「今日は売春について話が聞きたくて来たんですけど、売春しているんですか?」。いきなりのストレートな質問に、2人は躊躇いなく答えてくれた。「うん。初めて売春したのは中学2年生だった筈」と結花。「夏美も結花と一緒だよ。援デリが最初だった。その後、松山(※沖縄最大の歓楽街)で働いて、今は自分でお客さん探しているよ」。色白で透き通るような肌をした少し太っている夏美から、自然に“援デリ”という言葉が出てきた。東京ではJKリフレやJKお散歩等、添い寝をしたり、おっぱいを触らせたり、セックスをする前の行為を女子高生にさせるサービスが話題となった。しかし、沖縄にはそのようなソフトなサービスを提供している場所は無い。中学生・高校生くらいの女の子がオンナを売り物にしようと思えば、セックスをするしかないのだ。その為、結花と夏美は、知らないおじさんとセックスをしてお金を貰うのが普通のことだと思っているようだ。

「結花の家は母子家庭なんだけど、結花はお母さんと一緒に住んでいないんだよね。お姉ちゃんと一緒に住んでいるから、自分のお小遣いは自分で稼がないといけないじゃん? 化粧品買いたいし、洋服も買いたいし」。結花が援デリを始めた理由を話し出す。家庭の経済的な理由があってのことらしいが、夏美も同様だった。「夏美のとこは、お母さんとお母さんの彼氏も一緒に住んでいるんだけどさ、中学校卒業してから『家にお金入れろ』ってお母さんの彼氏が煩いんだよね。でもさ、汚い客とヤッた後はめっちゃ買い物したくなるから、いつもお金無いよ(笑)。昨日、ドンキで5000円も爆買いしちゃったし」。周りがオシャレをし始めた中学2年生の頃、親を頼れない2人にメル友から“稼げるアルバイト”の情報が入った。2人で相談してそのアルバイトに応募してみると、援デリだった。「最初はおじさんとエッチするの抵抗あったけど、待っている間の車の中では友だちと一緒だし、2人目のおじさんくらいで慣れたよ」(結花)、「松山にも他の中学の同級生がいて、友だち増えて楽しかったよね」(夏美)。那覇市の繁華街・松山まで、2人の地元からは車で約2時間かかる。中学生にとっては、決して近いとは言えない距離だ。「地元(の繁華街)ではやりたくない。街が狭いから、直ぐ皆にバレちゃう。それに、地元は母子家庭の子供ばっかだしさ(笑)。『どうせなら松山まで行って稼ごう』って」。中学生の女の子が往復4時間かけて、売春する為に那覇市まで来るのは、軽い出稼ぎのような感覚らしい。深夜遅くまで、2人の“客に対する愚痴”は続いた。2人一緒だとお互い聞かせたくない話もあるような雰囲気を感じ取ったので、後日、別個に会うことにした。1ヵ月後、結花から「妊娠して、お客さんと結婚することになったから、あれ(※売春)の話はできません」と連絡があった。つまり、結花は客に生中出しをさせていたということか。一方、夏美は個人売春を続けていた。「実は今、お母さんとお母さんの彼氏と、自分の彼氏も一緒に住んでいるんだけど、自分の彼氏が働かなくて自分が叱られるんです」とメールが来た。詳しい話を聞こうと思い、夏美に電話すると、今にも泣き出しそうな声で語り始めた。「自分の彼氏さ、38歳で、お母さんと同い年なわけ。しかも元客だった訳さ。何か、自分が彼氏にお金渡さなかったから殴られて、その後、お母さんとその彼氏にあれ(※売春)やっていたのチクられたわけ。で、お母さんの彼氏が自分の彼氏に怒って追い出したんだけど、『売春するんだったら家賃払え』って言われた。お母さん、最近、生活保護ってやつ受けているから家賃かからない筈なのに、何で自分が家賃払わないといけないのかな? 今月は6万円請求されたよ。しかもさ、彼氏から『お金渡さないなら警察に売春チクるからよ』って電話あったってば。マジ病むよね」。夏美は親から搾取されている。母子家庭だから、「母親に金銭的な迷惑をかけないように」と思って始めた売春だったが、その結果、母親とその彼氏、また自分の彼氏からもお金をせびられていた。

沖縄県の離婚率は全国1位だ。その上、若年出産は全国平均の2倍。夏美の話は極端かもしれないが、売春をしている女子中学生や18歳以下の女の子に話を聞くと、殆どの子が「親に迷惑をかけたくない」と答える。片親で親思いの女の子が多いのだ。また、「携帯代や食費は自分で払っている」「今週は親に3万円あげたよ」等、親に尽くしている女の子も少なくない。貧困が故に、親が娘に売春させているといってもおかしくない過酷な状況が、沖縄にはあるのだ。偶々、「出会い系でよく女の子を買っている」という40代の男と接触することができた。「何か飲みますか?」と男が出した財布は、手垢塗れでドス黒い。気付かれないよう財布の中を注視すると、くしゃくしゃの千円札しか入っていなかった。「相手が未成年って気付いてもセックスはするよ。俺の友だちなんかは、未成年だったら生中出しして、お金払わんで逃げるヤツもいる(笑)。ガキらは、少し脅せば巡査に何も言わんから(笑)」。何が嬉しいのかわからないが、男は得意気に話した。中学生や高校生くらいの女の子とセックスをした話は、武勇伝だと思っているようだ。以前、夏美に聞いた話だが、この武勇伝男の特徴にピタリと当てはまる。「何かね、汚いおっさんに限って生でやろうとするんだよ。松山で働いてた時はさ、酔っぱらいのおっさんばかりだったんだけど、まんこにめっちゃローション塗ってから入れられるから、生なのかゴム着けているのかわからない訳さ。だけど、自分なんか未成年だから強く言えないし、アフターピル貰いに病院行くのも恐いさ。1回、客の子孕んだ時は大変だったよ。もう、毎日毎日、泣いていた」。無論、沖縄で母子家庭に生まれた女の子が皆、売春するという訳ではない。しかし、生活が困窮している家庭の娘は売春に走り易い。私の友人は、「中学生の頃から売春しているよ。家はお父さんがお母さん殴るし、2人とも働いていないからさ。勿論、お父さんもお母さんも私が売春しているの知っている筈だよ。お父さんから『お前は売春しかできない子だ』って言われて育ったからね。『いつかは辞めたいな』って思っているけど、私がずっと親にお金渡してきたから、今更親も働かないだろうね。今なんて、お母さんは只のアル中だし、お父さんはパチンコ代せびってくるからね(笑)。あいつら毎日、私が売春で稼いだお金で酒飲んでいるよ」という話をされた。売春をしている少女や売春をしていた女性は、沖縄では身近な存在だ。今回の取材で、沖縄の少女から明るい未来は何ひとつ見えなかった。そこにあるのは、自分勝手な醜い親の姿と、悲惨な少女たちの現実だけだった。 (取材・文/フリーライター エリザベス比嘉)


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