【変見自在】 特定外来生物

朝日新聞は何で趣味みたいに嘘を書くのか? それもいい嘘でなく、韓国人みたいに日本人を貶める為の嘘ばかりを。その理由の一端を、朝日記者を長年やってきた永栄潔が『ブンヤ暮らし三十六年』(草思社)で明かしている。記者は先ず、支局で修行を積む。しかし、彼を迎えた支局のデスクは、「事実に拘るな」「針小棒大のどこが悪い」と指導する。我が産経新聞では「事実を追え」「裏を取れ」「思い込まず双方の話を聞け」だったから、随分違う。その違いが判る例に、彼は北陸電力事件を挙げる。順を追うと、彼の先輩が『北陸電力』の㊙資料を手に入れる。恐らく、労組からのタレコミだろう。その資料には、新聞各社の記者がランク付けされていた。労組は「記者の思想をチェックしたものだ」と言う。原発に賛成か反対かの色分けといったところだろう。「いけるじゃないか」と先輩は、『北陸電力が記者の思想を調査』の特ダネを打った。影響は甚大だった。ところが、話には続きがあった。北陸電力が、「あれは常駐記者か担当外かの区分け。誤報だ。何とかしてくれ」と言ってきた。専門記者か門外記者かは、実は重要だ。同じ頃、伊丹空港で着陸機が滑走路を逸脱し、タクシーウェーに突っ込んだ事件があった。専門記者はタクシーウェーが誘導路のこととわかるが、毎日新聞の記者は門外漢だった。“タクシー専用道路”に飛行機が突っ込んだが、「幸いタクシーは走っていなかったので事故は避けられた」と書いて、却って大騒ぎになった。そんなミスが無いよう、取材される側も門外漢かどうかを確かめ、それに合った説明を準備するものだ。それを悪意で曲解した。とんだ誤報をやらかしたら、お詫びして訂正するのが新聞業界のルールだが、朝日はそこも違った。

彼らは北陸電力の幹部を呼びつけて、「載ったものはしょうがない」と開き直って訂正を拒否した。驚いたことに、北陸電力が逆に紛らわしい表記をしたと謝罪させられたという。一方で朝日の傲慢がある。その一方で世間の対応もおかしい。誤報されたのに、妙に朝日を崇めて下手に出てしまう。彼の本には、「警察も北陸電力と同じ」とある。朝日の車を速度違反で捕まえながら、「出稿に遅れる」と聞いてサイレン鳴らして先導してやった件がある。斯くて、朝日の記者は誤報を恐れなくなる。裏を取る気も無い記者の中に清田治史が出てきた。彼は“詐話師”吉田清治を見つけて、嘘と知りつつ、30年せっせと慰安婦強制連行の嘘を世に広め続けた。この本には、若い頃の清田が出てくる。清田の将来を予見した支局長が、ハサミで彼を殺そうと追い回す。すっぱりやってくれていれば、日本人も慰安婦の嘘に塗れずに済んだ。そんな訳で、今日も朝日には裏も取らない与太話ばかりが載るが、中で異色の、つまり裏を取った風な記事が幾つか出てきた。「外来のクワガタが在来種を脅かす。だから輸入を禁じ、駆除しよう」とか。「昔、縁日で見たミドリガメが今、1700万匹に増え、在来種を追い立て、畑まで荒らす。それを駆除するいい罠ができた」とか。北海道の島を占領した外来ドブネズミの完全駆除に成功した話もある。「凶悪なカミツキガメも含め、今や“美しい日本”の風土に仇なす外来生物をやっつけろ」と主張する。それって、日頃朝日が推奨している「日本は多様で寛容な社会を目指せ」という主張とは、明らかに反するように見える。朝日にやっと真面さが芽生えたか。それなら、駆除外来生物に付け加えてほしいものがある。鄧小平の頃から大量に渡ってきたカミツキガメの一種で、居つくなりピッキングにガムテープ強盗に一家4人殺しまでやった。今は北海道の森もほぼ乗っ取った。朝鮮からきた亜種と一緒に、日本人に多様化と寛容を強いる。この駆除を語ってこそ、朝日の反省の印になる。


高山正之(たかやま・まさゆき) ジャーナリスト・コラムニスト・元産経新聞記者・元帝京大学教授。1942年、東京都生まれ。東京都立大学法経学部法学科卒業後、産経新聞社に入社。警視庁クラブ・羽田クラブ詰・夕刊フジ記者を経て、産経新聞社会部次長(デスク)。1985~1987年までテヘラン支局長。1992~1996年までロサンゼルス支局長。産経新聞社を定年退職後、2001~2007年3月まで帝京大学教授を務める。『高山正之が米国・支那・韓国・朝日を斬る 日本人をますます元気にする本』(テーミス)・『アジアの解放、本当は日本軍のお陰だった!』(ワック)等著書多数。


キャプチャ  2017年6月22日号掲載
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