【儲かる農業2017】(14) 1000万円も夢ではない! 農業人材の意外な年収事情

「農業をやりたいのなら、数百万円の年収ダウンは覚悟せよ」――。これが業界の通説だった。だが、昨今は農業の守備範囲が多様化している。実は、意外な高収入職種も生まれているのだ。

20170626 06
一口に農業のお仕事と言っても、その職種の範囲は広い。大規模農園を経営する農業生産法人を例に取れば、マネジメント層、農場長や農場スタッフ等の生産部門、大口販路の維持や新規開拓を担う営業部門、経理等バックオフィスの職種だってある。農業に特化した人材サービスを展開している『ライフラボ』の西田裕紀社長は、「一定以上の経営規模を持つ農業生産法人は全て、従業員をもっと増やすことさえできれば規模拡大できるチャンスのステージだと判断している」と言う。近年、大規模農家は農産物の“生産”のみならず、“加工”まで手掛けることで販路拡大を仕掛けている。その為、食品メーカーや大手卸に対して、農産物やその加工品の魅力をしっかり訴求できる営業職人材のニーズが高まっている。農業界が慢性的な人手不足状態にあり、「兎に角、単純労働力が欲しい」という農家の要望は相変わらず強い。だが今は、ルーティンワークを熟すローテク人材のみならず、豊かなビジネス経験を持つ人材の求人数が増加しているのだ。ここでは、中堅のビジネスマンに対象を絞った農業人材の求人案件(※ライフラボ提供)を幾つか紹介してみたい。

「農業関連の仕事に興味はあるけれど、かといって年収が大幅ダウンするのはご免だ」という人にぴったりの職種だ。最近、俄かに増え始めているのが、植物工場を経営する企業のマネジメントや工場の運営管理をする職種だ。今年2月4日現在では、年収の最高金額は700万円だが、経験次第では更なる高待遇を望めそうだ。しかも、農業関連業界での経験はいらない。「特に、電機メーカー等製造業の生産ラインで、品質管理や生産管理の職に就いていた人の引き合いが多い」(西田社長)という。食と農業専門のコンサルティングを行う職種には、最高で年収1000万円の条件が提示されている。具体的には、異業種企業による農業事業の立ち上げや、食品関連企業の原材料調達等の業務を、顧客企業の代行で行う仕事だ。ハードルは高いが、海外の市場視察を伴うことが予想され、ビジネス英語を操れる人ならば更に高収入が期待できそうだ。農業生産法人でも、農産物の輸出や東南アジア等海外農場の運営を検討する組織が増えており、語学力のスキルは年収アップのアピールポイントになりつつある。そして、農業現場でのIT活用が進むにつれてニーズが高まっているのが、システムエンジニア等のIT人材である。勿論、農業の仕事に就く上での充実度は、年収条件だけで測れるものではない。だが、今ある生活を捨てて“就農”を検討する人にとっては、先立つ物があったほうが良いのも事実。農業の人材市場でも、スキルや経験のある人材が正当に評価されるようになっており、ある意味、農業が“フツーの産業化”している証しであるとも言えそうだ。


キャプチャ  2017年2月18日号掲載
スポンサーサイト

テーマ : 経済・社会
ジャンル : ニュース

轮廓

George Clooney

Author:George Clooney

最新文章
档案
分类
计数器
排名

FC2Blog Ranking

广告
搜索
RSS链接
链接
QR码
QR