【ニッポン未解決事件ファイル】(24) 『茨城元美容師殺人事件』(1993)――刺し傷15ヵ所に全身の血を抜かれるという冷酷で冷静な殺害方法

シャロン・ストーンの脚の組み替えが話題となった映画『氷の微笑』(トライスター・日本ヘラルド)が日本で大ヒットを放った1992年、メッタ刺しで殺された女性の遺体が発見された。映画と殺害方法が似ていたことから、関連性も指摘された。 (取材・文/ノンフィクションライター 八木澤高明)

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茨城県新治郡八郷町(※現在の石岡市金指)の林道で、元美容師の谷嶋美智子さん(当時22)の遺体が発見されたのは、1993年1月13日夕方のことである。胸や首に15ヵ所の刺し傷があり、ほぼ全身の血が抜けていたことから、他の場所で殺害され、この場所に遺棄されたとみられている。谷嶋さんは自動車の免許を取得する為に、1ヵ月ほど前に美容院を辞めて、自動車教習所に通っていた。遺体で発見される前日の1月12日10時半頃、自動車教習所を出るところを指導員に目撃されたのを最後に、それ以降の足取りはぷっつりと途絶えた。警察は、彼女が15ヵ所も刺されていたことから、当初は怨恨による殺害を疑い、彼女の交友関係を重点的に調べ、十数名の男性が捜査線上に上がった。しかし、彼女の交友関係の中に犯人と結び付く人物はいなかった。その後、地元の暴走族等にも捜査対象を広げたが、やはり疑わしき人物は浮上しなかった。当時、彼女が暮らしていた場所は同県結城郡石下町(※現在の常総市大沢新田)で、遺体となって発見された石岡市の現場からは直線距離で10㎞ほど、車であれば30分もかからない距離にある。現場からは乗用車や軽トラックのタイヤ跡、遺体が放置された斜面の3ヵ所からは靴跡等が見つかっているが、犯人逮捕に結び付く決定的な証拠は見つからなかった。遺体発見現場は、筑波山へと続く『フルーツライン』と名付けられた県道から1本入った林道の奥にあった。雑木林の林道は、昼間にも拘わらず陽が殆ど差さず、地面はジメジメとぬかるんでおり、不法投棄された瓶や家電製品が転がっていた。よく見ると、女性もののセーターも泥に塗れて捨てられていた。現場からは今も、犯罪の匂いがぷんぷんと漂ってくるのだ。まるで粗大ゴミを捨てるように谷嶋さんの遺体を遺棄した冷酷な犯人は、今も市井の人々の中に紛れている――。


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