月9ドラマが遂に2017年一杯で終了! 社長交代でも“日枝院政”が続く『フジテレビ』の絶望

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低視聴率で業績悪化の一途を辿る『フジテレビ』で、亀山千広社長に代わり、これまで社長レースに一度も名前が挙がらなかった『BSフジ』の社長で73歳の宮内正喜氏の就任が決定。同時に、フジに長きに亘り君臨し続けた日枝久会長(※右画像)の退任を発表した。6月28日の『フジメディアホールディングス』株主総会で正式決定するが、局内からは「日枝会長は相談役として残る。宮内新社長は日枝氏のイエスマンで、院政を敷くのは間違いありません」という悲観的な声が上がっている。また制作サイドからは、「今回の交代劇でとばっちりを受けるのは、とんねるずとキムタクだ」との情報も。一体、どういうことか? 「低視聴率で、これまで散々打ち切りの噂があった“とんねるずのみなさんのおかげでした”は、“日枝物件”と言われた聖域で、誰も手を付けられなかったんですが、相談役に退いたことで、日枝氏の発言力は多少弱まる。打ち切りは時間の問題ですよ。それと、亀山社長は月9ドラマの幕引きとして、10月からキムタク主演ドラマを予定していたんですが、社長退任で白紙に戻りました」(バラエティー番組制作スタッフ)。実は、発表前から亀山社長の退任は既定路線と言われていた。しかし、「後任は日枝会長が推す、作家・遠藤周作の長男で専務の遠藤龍之介氏が内定した」との情報だった。「ところが、株主総会を待たず、5月9日の役員会で、宮内氏の社長就任を急遽、決めた。一説には最近、局内に亀山氏の“不倫怪文書”が流れ、それが近々、マスコミで取り上げられる為、その前に退任を発表したという情報が実しやかに流れているんです」(フジ系列の制作会社スタッフ)。

一世を風靡したトレンディードラマや、劇場版も作られた『踊る大捜査線』等のヒット作を手掛け、敏腕プロデューサーと言われた亀山社長が、同じくトレンディードラマの旗手と呼ばれた大多亮常務と社長レースを争った結果、2013年6月の株主総会で社長に就圧。就任後、同局の長寿バラエティー番組『笑っていいとも!』を打ち切るという英断を下したが、新たなヒット番組を作るどころか、ドラマ・バラエティー・情報番組で立て続けに失敗。特にドラマは、月9のワースト視聴率を更新した。「2015年の上半期決算で、フジは1997年の上場以降、初の営業赤字に転落。昨年4月から12月までの放送収入も減少の一途を辿っている。更に、年間視聴率は全日・ゴールデンタイム・プライムタイムの全てが民放4位という体たらく」(ドラマ関係者)。亀山社長は「せめて月9の視聴率だけでも回復させたい」と、ジャニーズ頼みでジャニタレを次々に主演に据えた。その第1弾が、『嵐』の相葉雅紀主演の『貴族探偵』だった。「1987年に月9がスタートしてから30年の節目ということで、1本あたり製作費1億円をかけているんです。初回視聴率こそ11.8%でしたが、その後は7%台も記録。まさに“爆死”でした」(フジ編成マン)。また、別のドラマスタッフも、「貴族探偵が放送される前の3月に、フジは社運をかけて松嶋菜々子主演の山崎豊子スペシャルドラマ“女の勲章”を2夜連続で放送したんです。山崎ドラマは、これまで“白い巨塔”・“華麗なる一族”・“沈まぬ太陽”等、ヒットが続いている。制作費は1億4000万円。松島のギャラも破格の2000万円と言われてます」と話す。ところが、1夜目の視聴率は8.1%。2夜に至っては6.2%と“大爆死”だった。そして、立て続けの貴族探偵の低視聴率。「日枝会長は、『亀山社長をこのまま続投させても打開できない』と判断。責任を取らせた形です」(フジ関係者)。次期社長候補に挙がったのは、共に専務の遠藤氏と鈴木克明氏、それにフジHD専務の金光修氏の3名。その内、日枝会長が推したのが遠藤専務だと言われた。これが前出の噂に繋がる。「遠藤専務は、2006年のライブドアによる筆頭株主・ニッポン放送の買収騒動の際、広報部長としてマスコミ対策に奔走したことを、以前から高く評価されていた。更に、広報畑出身ということもあって、局内外からも人望があります」(同)。ところが、新社長に指名されたのは、名前すら挙がっていなかった宮内氏(※左下画像)だった。それも早々の発表とあって、様々な億測が飛び交っている。その1つが、前述した亀山社長の“不倫怪文書”だった。

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一方、形ばかりの責任を取って相談役に退く日枝会長についてはどうか? 先ず聞かれたのが、冒頭でも触れた『とんねるずのみなさんのおかげでした』への影響だ。「とんねるずの石橋貴明と日技会長は昵懇の仲。番組が低視聴率でも打ち切られなかったのは、日枝会長の後ろ盾があったからです」(スポーツ紙記者)。とんねるずは1980年代後半、日技会長が編成局長時代に担当した『夕やけニャンニャン』でブレイク。日枝氏が社長に就任した1988年に、『とんねるずのみなさんのおかげです』がスタートした。以来、いいともと並んでフジの長寿番組になった。「視聴率は5~7%。制作費やとんねるずのギャラが高い為に、いいともと共に、亀山社長の就任時に打ち切りが噂されたんです。しかし、亀山氏も“聖域”には手を付けられなかったようですね」(前出のバラエティー番組制作スタッフ)。その後も同番組は視聴率が4%台と低迷。昨年3月に終了した小堺一機司会のトーク番組『ライオンのごきげんよう』と比較しても、コストパフォーマンスの悪さが際立っている。「日枝会長が院政を敷くにしても、会長が推した遠藤専務なら兎も角、新社長は宮内氏。露骨に動けば反感を買う。『フジに居座る為にはとんねるずと心中したくない』というのが本音。フジは、低視聴率が続く日曜21時のドラマ枠を廃止することも明らかにした。次はとんねるずと言われています」(前出のドラマ関係者)。日枝氏の今後の院政の為にも、打ち切りは時間の問題かもしれない。

「とんねるずと同様にとばっちりを受けたのがキムタクですよ」(前出のフジ編成マン)。フジは、実に30年続いた月9ドラマを打ち切った後、来年1月からは低予算の報道情報番組を予定しているという。「その幕引きにキムタク主演の月9を予定していたんです」(前出のドラマ関係者)。前述した亀山社長のジャニタレ起用の月9再生プロジェクトでは、第1弾の貴族探偵に続く第2弾として、7月からは山下智久主演の『コードブルー~ドクターへリ緊急救命~』を7年ぶりに復活させる。更に、10月からの第3弾には、キムタク主演のドラマが予定されていた。「勿論、キムタクの了承も取ってありますよ。亀山社長は貴族探偵とコード・ブルーで少しでも視聴率を持ち直して、キムタク主演ドラマの高視聴率で幕引きとしたかったようですが、何せ1本あたりの制作費が1億円。貴族探偵が7%台と目論見が外れた上に、プロジェクトの半ばで退任に追い込まれた。キムタクの月9ドラマは白紙に戻りましたね」(同)。また、然る映画関係者はこう話す。「亀山社長の退任も然ることながら、今年1月の日曜劇場“A LIFE~愛しき人よ”(TBSテレビ系)も、」莫大な制作費をかけながら平均視聴率で15%も獲れなかった。現在、公開されている映画“無限の住人”(ワーナーブラザース)も、キムタク自ら全国を回って大々的なキャンペーンをしたにも拘わらず、低迷。そのキムタクを使うほど、フジは余裕がありませんよ」。更に囁かれるのが、先に触れた亀山社長の“不倫怪文書”の問題だ。それはダブル不倫に加え、「若手女子アナとも不倫している」との内容だという。「昨年4月にフジを退社した“カトパン”こと加藤綾子アナを、亀山社長は溺愛していた。実際、加藤アナは退社が何度も噂されながら、亀山社長は自信を持って『退社は絶対に無い』と否定してきたんです。挙げ句、2人の不倫関係が噂になったことが何度もありました。カトパンだけではありません。亀山社長は若い女子アナを連れて飲み歩いていて、女の噂は前々からあった。脇が甘いんですよ。社長だけでなく、幹部クラスもそうだった。そのことが新年早々、問題として持ち上がったんです」(局アナ関係者)。今年1月の局長クラスの定例会議で、同局アナウンス部の佐藤里佳部長が、アナウンサーの採用基準について“疑惑”を追及して、局内で話題になったという。「佐藤部長が局長クラスを前に、『最近のアナウンサー採用は、役員の好みで変わることが多い』と意義を申し立てたんです。しかし、現場を知る立場にある佐藤部長の発言なのに、幹部は耳を傾けることはなく、無視。とはいえ、社内にその話が伝わると、社員たちは拍手喝采。慌てた亀山社長らが犯人捜しを始めたというから、開いた口が塞がりませんよ」(制作関係者)。

確かに、亀山社長の女性問題は以前から噂されていた。しかし、怪文書に書かれているような不倫は今のところ、事実としては確認されていない。「不倫怪文書が失脚を早めた」という情報は当たっていない。「単純に、『1日でも早く業績悪化の責任を取らせなければ、6月の株主総会に耐えられない』と判断したんだと思いますよ。特に昨年の株主総会は大荒れで、業績悪化について日枝会長の責任論が噴出しました。今年も業績回復の見通しが無く、更に荒れることが予想されます」(フジ報道関係者)。日枝会長の院政についても、次のように話す。「現在、80歳になる日枝会長は、『死ぬまで居座る』と言われていたんです。相談役に退いたからといって、黙っている訳がない」。一方、新社長の宮内氏は山口県出身で、1967年にフジテレビ入社。編成局長・常務・専務を経て、2007年には系列の『岡山放送』社長に就任。2015年からBSフジの社長を務めている。「宮内氏は、2007年に豊田晧氏が社長に就任した際、役員若返りの一環で系列の岡山放送に飛ばされた。当時は日枝会長に邪魔者扱いされ、『出世の道は閉ざされた』と言われていたんです」。こう話すのは、フジの内情に詳しいジャーナリスト。「その日枝会長が2015年に突如、宮内氏をBSフジの社長として呼び戻した。更に去年には、フジHDの取締役に抜擢したんです。幹部の一部では、『宮内新社長もあり得る』と言われていた。それでも大本命は遠藤専務。まさか、彼が本当に社長になるとは思っていなかったみたいですよ」。入社以来、日枝会長の意のままに動かされてきた宮内氏だけに、持ってこいの人材だったようだ。「宮内さんは73歳と高齢の為、ワンポイントリリーフと言われています。遠藤専務の目が完全に消えた訳ではありません。実際、彼は社長補佐として宮内さんをサポートします。間近で経営を学ばせるという意図だと言われています。結局、日枝さんがいる以上、誰が社長でもフジは変わらないということですよ」(フジ関係者)。となると、問題は株主総会だ。フジHDの総会は、これまで何度も“ヤラセ総会”と指摘されてきた。株主2人が2014年と2015年の決議取り消しの訴訟を東京地裁に起こしており、その判決が今年2月に言い渡された。「原告の訴えは棄却されたものの、裁判の過程でヤラセが認定された。今年はもうヤラセは通じません。去年以上に紛糾するのは間違いありませんよ」(株主の1人)。とはいえ、会長・社長の退任で、総会の争点がぼけた印象は拭えない。「院政といっても、具体的な事実が無いだけに、株主は追及のしようがない。『視聴率低下をどうするのか?』みたいな不毛な論争で総会は終わりそうな気がします」(別の株主)。社長を事実上“解任”させられた亀山氏は、「日枝さんは絶対だからな」とぼやいたという。それが日本を代表するメディアの実態なのか――。 (取材・文/本誌芸能取材班)


キャプチャ  2017年7月号掲載

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