【寝言は寝て言え!】(11) 明暗分かれる“若者の政治参加”

数年前、安保法制に反対する『SEALDs』が持て囃されていた頃、あのラップはダサいし、煩いし、考え方はまるで違うのだけれど、若者が政治に何らかの参加を試みるという点で一目を置いていました。結果として、大人たちに散々利用され、批判を受けることになった訳ですが、多くの人の記憶には残ったことでしょう。若者の政治参加――この点で、所謂保守系は遅れているように思います。多分、政治について考えている若者は全国に沢山いる。だけど、友だち同士で政治の話はし難いし、「変なヤツだ」と思われかねない。若しかすると、「宗教にでも入ったのか?」と勘違いされることもあるでしょう。だから、僕も昔そうだったのですが、何か思いはあってもそれを内に秘めて日々を過ごしているのです。そうした人たちの受け皿があれば、少しずつ人も流れていくのでしょう。しかし、既存の保守系団体等は、政治について考える若者の受け皿にはなり難い現状があります。掘り起こしができていないのです。例えば、政治系講演会の類は参加者の年齢層がとても高い。後ろから見ると一目瞭然で、白いか、薄いか、無いかです(※髪の話)。そして、大抵は何らかの繋がりで動員されてきた“いつもの参加者”で構成されており、突発的に来場した人が少ない傾向にあります。内容も堅いですし、笑いも起き難い。

若い世代等は、こうした重苦しい講演会には参加し難いでしょうし、若し懇親会にでも参加しようものなら、おじさんたちの説教が始まることもある。右だ左だと関係なく、中には変なのもいますし、うっかり最初から遭遇すると「もう行かない!」となるでしょう。昔はそれでもよかったのでしょうが、時代は刻一刻と変化しています。「現代には現代にあった間口の広げ方があるのだろう」と感じています。僕は主戦場が『YouTube』等インターネットの世界ですから、多種多様な方がアプローチし易い環境にあります。ありがたいことに、講演会等に呼んで頂くこともあるのですが、主催者の方が驚いた口調で「見たことない人が沢山来ていた」というのです。つまり、今まで動員された人しか来なかったのに、僕の動画を見て視聴者の方が来たという訳です。現状は重苦しい集まりが多いので、「ちょっと軽い緩い感じの会があってもいいのではないか?」と考えていました。「それが、燻っている若者の受け皿になれば」と。しかし、元来の引きこもり気質の為、中々自分で企画とまではいかない訳です。ところが先日、大学生が若者中心のイベントを京都で企画してくれました。特に動員をかける訳でもなく、動画やSNSで告知を行い、百数十名の参加がありました。驚くことに、その大半は学生や20代で、「こうしたイベントに初めて参加した」という方も多数。懇親会も大いに盛り上がりました。未来の日本は現代の若者が作る訳ですから、この繋がりを大切にしていきたいし、継続していかなければいけませんね。左界隈の継続性と執念深さを見習いたいと思う。


KAZUYA YouTuber。1988年、北海道生まれ。2012年、『YouTube』に『KAZUYA Channel』を開設。著書に『日本一わかりやすい保守の本』(青林堂)・『バカの国 国民がバカだと国家もバカになる』(アイバス出版)等。近著に『日本人が知っておくべき“日本国憲法”の話』(ベストセラーズ)。


キャプチャ  2017年7月20日号掲載
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