【ニッポン未解決事件ファイル】(25) 『快活林“青龍刀”事件』(1994)――中国マフィアの抗争勃発! 歌舞伎町を変えた“青龍刀”

嘗て、歌舞伎町では中国人たちが我が物顔で歩いていた。中国マフィアたちが出身地に分かれて抗争を始め、時には中国人同士による殺傷事件まで起こしていた。そして1994年、その時代を象徴する事件が起こった――。 (取材・文/フリーライター 鈴木光司)

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一時期、“危ない街”歌舞伎町から“本当に恐い街”歌舞伎町へと変貌させた事件の1つが、所謂“青龍刀事件”だ。1994年8月10日20時頃、歌舞伎町のランドマークである『風林会館』の直ぐ近くにある路地の中華料理店『快活林』に、中国人と見られる5人の男が乱入。刃物で店長を含む2人を惨殺した。これは後に映画や小説等に影響を与え、“凶悪な中国マフィア”というイメージを決定付けた出来事となる。しかし、このイメージにはある種の思惑というか、バイアスがかかっていたようだ。それは、「事件の凶器は“青龍刀”である」と(※それ故に“青龍刀事件”である)恐怖感を煽っているのだが、実際の凶器は、鋭利ではあるが刺身包丁等であったという。何故、青龍刀になってしまったのか? この事件の数年ほど前から、歌舞伎町でクラブから売春まで隆盛を誇っていた台湾人たちは、往時の勢いを失い、その代わりに台頭してきたのが、“ニューカマー”と呼ばれる中国人だった。留学生くずれや留学生を装ったもの、蛇頭(スネークへッド)と呼ばれるギャングたちの手引きで密入国した福建人等である。彼らは正業に就くのが困難で、その一部は歌舞伎町で飲食店・売春・中国人相手の賭博等に手を広げていった。彼ら中国人が、上海人・北京人・福建人等地域毎に分かれて徒党を組み、それが利権争いとなって激しさを増し、殺傷事件にまで発展したのである。この快活林事件で言えば、襲撃した側が上海人で、襲われた側は北京人であった。つまり、中国人マフィアがヤクザばりに何々派と分かれて抗争を起こすまで、治安は悪化していたのである。これに逸早く反応したのが、警察等の治安関係者だ。実は“青龍刀”の件も、中国人マフィアの残忍性をPRする為、あえて錯綜する情報を当局がスルーしたという話もあるのだ。この他にも、「実行犯はカネで雇われた福建人だ」という噂も根強く、未だ事件の真相は明らかにされていない。1999年、中国に“厳しい”石原慎太郎都政が発足したことに伴い、彼らの勢力は衰えた。今のところ、表立っては歌舞伎町で彼らの動きは見えない。


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