【寝言は寝て言え!】(12) 都民ファーストの“ポンコツブルース”

東京都議選において、小池百合子知事が率いる『都民ファーストの会』の勢いは、凄まじいものがありました。何と6議席から55議席に大躍進。一方の自民党は57議席から23議席へと落とす大惨敗。都議会自民党を見限った人たちの受け皿として、都民ファが役割を果たした形です。一方で、民進党等は受け皿にすらならなかったのが明確になりました。寧ろ、反安倍自民・反小池知事を明確にして2議席増の日本共産党のほうが、特定の人にとって受け皿になっていたくらいです。今後、都民ファは国政も視野に入れて活動を展開していくでしょうし、政界は新たな局面を迎えています。自民党は森友・加計学園問題、稲田防衛大臣の失言、「このハゲー」でお馴染みの豊田真由子氏らのスキャンダル等が連日、メディアを賑わせ、都議選の本質ではないところでも地味に失点を重ねていきました。マスコミが相当時間を割いていたこともありますが、身から出た錆で、都民ファの勝利はある意味順当と言えるでしょう。ただ、本来は「都政をどうするか?」という点を吟味すべきであって、我々有権者も、関係ない国政やスキャンダルの話題等に引っ張られるのは、本質からずれているでしよう。更に、何とか旋風をマスコミが持て囃すと、雰囲気で投票する人も多く出てきます。すると、議員としての資質だとか、ビジョンがわからぬまま、ただ看板を付けているから当選する人物が大量に出てきます。

それこそ、まさに自民党“魔の2回生”ですし、都民ファの今回当選組が将来そうなる可能性も大いにあります。本誌でも都民ファのポンコツ議員として何名か取り上げられていましたが、その中の森愛氏は、基本的な考え方も「大丈夫か?」と言わざるを得ません。4月22日に自身の『ツイッター』で、「戦争は政府が外交努力を怠った愚の骨頂! 安倍総理は北朝鮮ミサイル『サリン弾頭可能』と挑発。末期症状の政権延命の為に内政問題から目を逸らそうと戦争を起こし国民の命を危険に晒す事は許されない」等と書き込みます。そして、「平和外交を訴えるべきだ」というのですが、それが通じない相手だからこうなっているのです。そんなに言うなら、是非北朝鮮に行って、独特の髪型をした指導者と話をつけてきて下さい。不思議なのですが、何故日本が挑発したかのように言うのでしょうか? 平和がどうこう言うなら、先ず北朝鮮を糾弾すべきであって、無理矢理政権批判に繋げるのはずれています。森氏は、この投稿を後に削除します。嘗て野党統一候補として都議補選に出馬し、日本共産党等とも連携していた人物が今、都民ファで議席を得たのです。まさに玉石混交。小池知事は都民ファの代表を理由を付けて辞任しましたが、若しかして今後問題が続発することを警戒して早めに逃げを打ったんじゃ…? そんな下衆の勘繰りさえしてしまいます。「都民ファ議員に都政を運営していく資質がない」と判断されれば、これまで何度もループしてきたように、有権者は別の受け皿を探すでしょう。一体、日本人は何度同じことを繰り返すのだろうか…。


KAZUYA YouTuber。1988年、北海道生まれ。2012年、『YouTube』に『KAZUYA Channel』を開設。著書に『日本一わかりやすい保守の本』(青林堂)・『バカの国 国民がバカだと国家もバカになる』(アイバス出版)等。近著に『日本人が知っておくべき“日本国憲法”の話』(ベストセラーズ)。


キャプチャ  2017年7月27日号掲載
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