【薬のホント・健康食品のウソ】(02) 医者と賢く付き合う為に…やってはいけないNG5選

飲んでいる薬を見直したい時には、医者とのコミュニケーションがとても大事。医者と賢く付き合う為のポイントは何か? やってはいけないNGを、東京大学の秋下雅弘教授が伝授する。

20170801 08
①聞く耳がゼロ
「花粉症になったので薬を下さい」。診察室に入って早々、こう切り出してきた患者がいました。「どんな症状でしょうか?」と聞くと、「花粉症は花粉症」とピシャリ。「鼻炎とか目が痒くなるとか、症状が色々ありますよね。症状をお話し頂かないと、いい薬も探せませんよ」。再度丁寧に尋ねると、「何でそんなことを聞くんだ? 医者なら一番いい薬を出せばいいんだ」と怒られてしまいました。勝手に診断名を決め付けるのではなく、医学を勉強してさまざまな患者を診てきた医者の経験を尊重するというか、上手に利用してほしい。症状・生活環境・飲んでいる薬等を話してくれれば、正しい診断を導き出していけます。「花粉症です」ではなく、「花粉症だと思うんですけど、どうでしょうか」という言い方がいいと思います。

②リクエストがゼロ
医者も外来が混んで忙しいと、効きそうな薬を出して早く帰ってもらおうとすることがあります。診断名を付けてもらったり、薬を貰うこと以外に自分なりの目的があれば、「あまり薬は飲みたくない」とか「薬が欲しくて来たのではない」と口に出して下さい。その際は要領よく伝えてもらえると助かります。1人の診察時間は長くても精々10~15分。早い医者は5分で終わりますから。薬を処方されて不安があれば、「何故、その薬なのか?」「どんなリスクがあるのか?」等聞いて下さい。黙って飲まずにいると、症状が改善しないことになりかねません。

③“自分”がゼロ
患者1人ひとり、症状や薬の効き方は異なります。自分はどうするのかを考えて、「こういう見方もあるようですが、先生はどう思われますか?」「薬をなるべく減らして対処する方法はありませんか?」とぶつけて下さい。すると、医者のほうも「薬をあまり飲みたくないなら、減らして少し様子をみましょうか」等、貴方の為の対応を考えます。診察室では病気を診てもらうのではなく、病気を持っている“自分”を診てもらうという気持ちで医者と向き合うことが大切です。

④飲んでいる薬の情報がゼロ
病気を治療する為の薬も、使い方を誤れば毒になる。他の病院で貰っている薬は必ず教えてほしい。但し、「血圧の薬を飲んでいます」とうろ覚えの薬の名前を言われても、100種類くらいあるのでよくわかりませんし、同じ薬でも量が違います。一番いいのは、薬局で記録してもらう『お薬手帳』を持っていくこと。薬歴が載っているので、大変役に立ちます。

⑤医療リテラシーがゼロ
「偉い医者の先生が言うことなら、全て信じて自分は受け入れるだけだ」という方がいますが、大切な体は医者任せでなく、自分の力で治そうと思って下さい。賢い患者は、「思ったほどには効果が出ないんですよね」とか、「先生のお考えではどうですか?」等、自分の状況を語りながらも医者から情報を引き出そうとします。相手から情報を引き出すのは、自分にある程度の知識がなければできないこと。情報収集するといっても、テレビの健康番組や週刊誌等でセンセーショナルに言われたことを、「そうなんだ」と単純に信じてしまうのはNG。もう少し系統立てて勉強し、最低限の医療リテラシーを持ちましょう。


キャプチャ  2017年6月17日号掲載
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