【寝言は寝て言え!】(13) LAで考えたこと

今年は海外に行くことが多く、今、この原稿はロサンゼルスの爽やかな朝日を見ながら書いています。ハワイには2度行きましたが、アメリカ本土童貞だったので、漸く卒業することができました。高温多湿で蒸し暑い日本に比べ、こちらは気温は高くてもスカッとした暑さで過ごし易く、もう日本に帰りたくないくらいです(嘘)。それにしても、アメリカ人の体の大きさに驚きます。ハワイでも相当「でかいなぁ…」と思いましたが、本土も同じでした。縦に大きいのは勿論の事、横にも大きいデ…ふくよかな体格の方を多く見かけます。勿論、『Amazon.com』が買収した『ホールフーズマーケット』のように、中高所得者層が通う高級スーパーマーケットに行けば、肥満が少なく健康的なスタイルの方が目立ちます。しかし、別の店に行けば、日本ではお目にかかることのない肥満の老若男女がいます。これは本人たちの責任というより、環境の要因が大きいのではないでしょうか? あの環境にいると、自然と太っていくのも理解できます。『ウォルマート』や『ターゲット』等に行けば納得です。質の悪い食べ物が安価で販売されています。そして何よりでかい! アイスクリームにしても何にしても、一々容器が大きいものばかりです。「容器がでかくても、セーブして食べたらいいじゃないか」と思われるでしょうが、そうはいかないのが人間です。

そんな実例が『スイッチ! “変われない”を変える方法」(早川書房)という本に出てくるのですが、これが中々面白い。ある映画館で、観客にポップコーンとジュースが無料で渡されます。そして、「売店に関するアンケートをするから、映画上映後に少し残ってくれないか?」というのです。実はこれが嘘で、無意識の飲食行動の研究が目的でした。先程、ポップコーンを無料で渡したと言いましたが、敢えて意図的に湿気ってて、不味いものを渡しています。そんなものを、一方のグループにはLサイズの容器で、もう一方のグループにはMサイズの容器で配ります。LとかMといっても、元がとても大きく、両方とも食べ切れないほどの量です。この実験者たちの問いはとてもシンプルで、「大きい容器を渡された人ほど多く食べるのか?」というものです。じゃあ、結果はどうなったのかというと、大きい容器をもらった人のほうが多くの不味いポップコーンを食べたのです。Mサイズの人に比べて53%も多く食べて、容器に21回多く手を突っ込んだことになるといいます。これは別の州でやっても同じ結果です。「肥満というのは、個人の意思の問題に見えても、実は環境のほうが問題なのではないか?」ということです。解決策としては、容器を小さくするといいでしょう。これは日本でダイエットにも活用できそうです。容器自体を小さくすると。「人はその運命を変えられない」と言いますが、人の集合体である政党も然り。いつまで経っても“反安倍”の受け皿足り得ぬ民進党の運命や如何に。


KAZUYA YouTuber。1988年、北海道生まれ。2012年、『YouTube』に『KAZUYA Channel』を開設。著書に『日本一わかりやすい保守の本』(青林堂)・『バカの国 国民がバカだと国家もバカになる』(アイバス出版)等。近著に『日本人が知っておくべき“日本国憲法”の話』(ベストセラーズ)。


キャプチャ  2017年8月3日号掲載
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