【寝言は寝て言え!】(14) 提供したのは笑いだけ…蓮舫代表の10ヵ月

説明が二転三転し、この1年間すっきりしないままだった民進党・蓮舫氏の二重国籍問題。これまで国籍選択の宣言日が記載された戸籍騰本の一部開示を頑なに拒否していましたから、余計に疑われていま した。都議選敗北からの責任追及で、民進党内からも「明らかにするように」という声もあり、漸く公開。今更感が半端ないですが、証拠の提示によって、これまでの説明を裏付けようとした形です。しかし、国籍法では重国籍の場合、22歳までにどちらかの国籍の選択をするよう定めています。蓮舫氏が国籍選択の宣言をしたのは昨年の10月7日ですから、25年以上もこの義務を怠っていたことになります。蓮舫氏は7月18日の会見でも、「昨年指摘を頂くまで、台湾籍を持っているとは考えたことも思ったこともなかった」と語りましたが、「嘘ではないか?」との指摘もあります。「私は二重国籍」「私の国籍は台湾なんですが」等と過去のインタビューで語っているあたり、「二重国籍を知らなかった」との言い訳は無理筋です。二転三転する説明で何が真実なのか見えないからこそ、「じゃあ証拠をどうぞ」となっただけなのに、「差別を助長する」といった。的外れも甚だしい指摘もありました。そう言っている人は、自身の二重国籍問題を早期収束させた自民党の小野川紀美参議院議員が戸籍騰本の一部を公開した時に同じ指摘をしたのでしょうか? 当初は野田幹事長ら執行部を刷新しつつ、蓮舫氏は代表続投の意思を見せていましたが、7月27日に代表辞任を発表しました。

この日は週刊新潮の発売日で、自民党・今井絵理子議員の不倫スキャンダルが掲載されていましたが、蓮舫氏が話題をかっさらっていく有様です。更に、夜には今井絵理子にかぶせた蓮舫にかぶせて、稲田朋美防衛大臣も辞任を発表。何て日だ! 会見で蓮舫氏は、二重国籍問題は代表辞任の判断材料に入っておらず、「別次元」と表現しましたが、そんなことはないでしょう。代表就任から辞任まで約10ヵ月。二重国籍問題が指摘され続け、笑いは提供しましたが、党の実績としては何らアピールできませんでした。しかし、蓮舫氏は未だ若いですし、再起を図るということでしょう。ただ、何をやるにしてもタイミングを逃している点は心配です。二重国籍問題は無駄に引っ張った挙げ句の戸籍騰本公開ですし、今回も一度続投の意思を示してからの代表辞任で迷走感があります。この決断力と実行力の無さは、後に響くでしょう。民進党はこれから新代表を決め、新執行部を作っていく訳ですが、むむむ…人物が見当たりません。民進党は三国志末期の蜀並に人材がいないのです。蓮舫氏は、自身を多様性の象徴と仰っていました。多様性といえばポジティブに捉えられることが多いでしょう。しかし、政党にそのまま持ち込むのはどうでしょう? 多様性で皆がバラバラの方向を向いて走れば、党内が纏まりませんし、何か政策を立案するのも難しくなります。結局、やるのは政権批判だけ。これが今の民進党の姿です。多様性はいいですが、根本理念が必要です。これを明確にした上で、党を導くことのできるリーダーが求められています。いや、そんな人物がいないから、こうなっているのか…。


KAZUYA YouTuber。1988年、北海道生まれ。2012年、『YouTube』に『KAZUYA Channel』を開設。著書に『日本一わかりやすい保守の本』(青林堂)・『バカの国 国民がバカだと国家もバカになる』(アイバス出版)等。近著に『日本人が知っておくべき“日本国憲法”の話』(ベストセラーズ)。


キャプチャ  2017年8月10日号掲載
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テーマ : 民進党
ジャンル : 政治・経済

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