和歌山地裁が再審請求を棄却…支援者も驚く林眞須美“生への執念”

20170817 08
1998年の夏に起きた和歌山毒物カレー事件。夏祭りの会場で出されたカレーに猛毒の砒素が混入された事件で、2009年に死刑が確定していた林眞須美死刑囚の再審請求が、2017年3月29日に棄却された。「事件から20年目に突入しましたが、彼女は相変わらず無実を訴えています。しかし、面会した家族に話を聞くと、やはり年齢は隠せず、今は若い頃、逮捕前に頻繁に報道されていた頃の面影は全く無くなっているそうです」と支援者の1人が語る。「再審請求を始めたのは、死刑が確定してから直ぐの2009年。通常、再審請求というのは確定後、2年くらいしてから始めるものです。というのも、現状では確定後、何もしなくても2年くらいは死刑執行の順番が回ってくることはない。慌ててスタートするよりも、暫く時間を置いたほうが、その後のことを考えると、時間が稼げて得策という考えもあるのです。しかし、彼女は絶対にやっていないということで、直ぐさま再審請求に走った。支援者の立場としては、彼女の本当の気持ちがそこに現れていると思っています」。

林眞須美の再審請求は、カレーに混入されていた砒素と、眞須美宅にあった砒素が異なる化学構造を持つ“別物”であったとする新たな鑑定結果等を根拠としたものだったが、和歌山地裁はその鑑定を採用せず、8年がかりで再審請求を棄却した。当時、事件を取材した然るジャーナリストが語る。「この事件は、未だに動機の部分が未解明なのです。どうして眞須美が砒素で無差別に住民を殺害しなければならなかったのか。一部には『体調を悪化させる程度に困らせるつもりで少量を入れるつもりが、量を間違えた』とか、『実の娘が間違えて入れたことを知っていながら、親として庇っている』といった実しやかな説がありますが、何れも推測の域を出ない。しかし、最後まで動機の部分が解明されなかったことは、林眞須美の無実を信じる支援者たちの最大の“拠り所”となっています」。元々、日本では女性死刑囚に対する死刑執行が、男性に比べ先送りにされる傾向が高いと言われており、“フェアレディZの女”と呼ばれた宮崎知子(※1980年の富山・長野女性誘拐殺人事件)や、共犯者の関根元と共に死刑が確定した風間博子(※1993年の埼玉愛犬家殺人事件)らは、未だに生かされている。「前例から言って、事件にかなり謎が残っている場合には、死刑の執行は考え難い。かといって、現代の事件で再審がそう簡単に認められるとも考え難いので、彼女はこのまま“獄中のジャンヌ・ダルク”として、長く無実を求める闘争を続けていくことになるような気がします」(同)。死刑を受容するという木嶋佳苗とは対極を行く死刑囚・林眞須美の戦いは、当分終わりそうもない。 (取材・文/本誌編集部)


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