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【寝言は寝て言え!】(55) “アベ”ンジャーズな面々

日本大学アメリカンフットボール部の危険タックル問題で、日大側の会見や対応が悉く裏目に出ています。約7万人という膨大な学生を擁する日本大学ですから、学生からするとイメージダウンにも繋がりますし、「勘弁してくれ」といったところでしょう。試合後の対応で墓穴を掘り、会見を開けば油を注いで火葬状態。先ず問題だったのは謝罪の遅さです。インターネットの炎上もそうですが、何かやらかした場合、迅速な謝罪が求められます。日大は、関西学院大学のタックルを受けた選手への謝罪対応が遅れました。更に、責任の所在を曖昧にした対応が問題視され、余計に炎上。一方で、危険タックルを行なった日大の選手は実名&顔出しで会見を行ない、行為自体には問題がありながらも真摯な対応だということで、好意的に捉えられています。内田前監督と井上前コーチの会見では、司会を務めた米倉氏の対応にも注目が集まりました。マスコミが同じような質問をすることにキレてしまい、「そんな態度では日大のブランドが落ちる」と指摘されると「落ちません」と一蹴。多くの失笑を買いました。会見後に内田前監督は心労を理由に病院へ直行。そして入院。 政治家かな? 日大学長会見では謎の老婆が記者席最前列に座り、会見中に声を上げて外へ連れ出される場面もありました。連日新たに出てくる主役級の登場人物――。その様子はまるで、アメコミヒーローが集結した『アベンジャーズ』のようです。

アベといえば、この問題を「安倍路線が日本を腐らせている」「アべそっくりだ。社会が壊れ出している」と、無理矢理政権を絡めて論じる人がいます。でもそれ…安倍路線と関係ありますか? 脳を政権に支配されているようです。人間というのは、一見関係なさそうな話題でも、自分の意識が向かうものに結び付けることがあります。反安倍政権の極端な人になると、全てを安倍政権に結び付けてしまうので、一般の人からすると折れるほど首を傾げてしまいます。例えば、『朝日新聞』の高橋真理子氏は自身の『ツイッター』に「日大アメフト部より安倍政権のほうが100万倍ひどい」と書きましたが、堀江貴文氏が「コイツ狂ってるな」と一言呟き、こちらのほうが圧倒的に多くの賛同を得る始末です。要は、「モリカケの問題と日大の問題は似ている」と言いたいのでしょう。しかしモリカケ問題においては、誰も「安倍総理に指示された」等とは言っておらず、ふわっとした責任追及論が罷り通っています。一方で、日大の問題は選手が「監督から指示をされた」との声を上げているのです。そういう点で異なる問題であり、混同している方こそ余程問題があるのではないでしょうか? 元外交官の天木直人氏は5月15日、「まさしく加計学園をめぐる安倍疑惑と同じだ。安倍暴政を止めさせなければ同様の不祥事は至るところで起きるだろう」とツイートしています。ここまでくると関係なさ過ぎて、「ネタなのだろうか?」と疑うでしょう。しかし、ツイートを辿るとマジっぽい…。この領域になると、「狂ってるな」という言葉をかけることもなく、ただそっとしておくのが良さそうです。



キャプチャ  2018年6月14日号掲載
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