【ビートたけしの21世紀毒談】 東京都民に告ぐ! “東国原都知事”だけは絶対に止めておけ!

不倫騒動で活動自粛してたべッキーが『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBSテレビ系)で復帰したね。番組は24%の高視聴率で、ベッキーはSMAPの中居君の質問に涙ながらに答えた訳なんだけどさ。自分が会見で「彼とは友だちです」と嘘を吐いたことを認めて、「相手の奥様を傷付けた」「本当に迷惑をかけた」とか謝っててさ。賛否両論あるようだけどね。まァ、フライデー事件・バイク事故と散々“問題会見”をやってきたオイラに言わせりゃ、このベッキーのやり方はちょっと“悪手”だったと思うんだよな。べッキーは終始、深刻な表情で答えていたけど、それを見せちゃったことは、今後、バラエティー番組やる時にきっと邪魔になるぜ。どんなにバカバカしい番組で、ベッキーがキャッキャと笑っていても、金スマの涙を思い出して、視聴者はフッと我に返っちゃうと思うんだよ。「あァ、無理矢理笑っているなァ」とか、「仕事だもん、辛くても頑張るしかないよな」なんてさ。テレビを観ている人が出演者の心情を慮っちゃうようになると厳しいよね。べッキーの売りってのは、“清純派”って以上に“明るさ”だからね。

オイラの孫だって、この子のこと大好きでさ。「お祖父ちゃん、べッキーさんにサインもらってきて」なんて頼まれて、あの子の楽屋にまでお願いにいったことがあるもんな。向こうのマネージャーは目を丸くしていたけど。孫は、オイラのことを只のジジイだと思っていたようで、「凄いじゃん!」って褒めてもらったというね。で、「べッキー、何か悪いコトしたの?」と聞かれて、前科の沢山あるオイラは黙るしかなくなったというオチなんでさ。ちょっと話が脱線しちゃったけど、オイラが言いたいのは、ちょっとぐらい世間をはぐらかしたって、べッキーは“暗さ”とか“悲しみ”みたいな感情を表に出さないほうがよかったってことなんだよ。SMAPの中居君も、シリアスな雰囲気を作り過ぎたね。「俺も同じ頃大変だったけどさ~!」なんて言って、明るく笑いのネタに変えちゃったほうがよかっただろって思うけど。抑々の話をすると、べッキーは最初の会見から脳天気にやるべきだったし、その後、仕事を休むべきじゃなかったんじゃないの。「ひど~い! まさか結婚しているとは思いませんでした!」って開き直って、「私こそ被害者だ!」って言っていればよかったんだよ。別に世間に顔向けできない程の悪事をした訳じゃないしさ。不倫で謝るとしたら、それは男のほうだろう。いくら芸能人が人前に出る仕事だからって、男を好きになっただけでここまでボロボロにされる必要はない。世の中には、同じような悩みを抱えている同世代のオネエチャンが一杯いるだろうけど、ここまで散々に叩かれた人はいないぜ。だけど、世間のベッキー批判派の主婦も、テレビのコメンテーターも、よくも他人の色恋でそこまでムキになれるもんだよな。皆、暇で仕方がないってことかもな。

一方で、舛添都知事の政治資金の私的流用やら無駄遣いを怒るのは当然だぜ。こっちは、オイラたちの血税なんだからね。ボコボコになるまでぶっ叩いていいと思うぜ。だけど、この舛添って人は、“頭がいい”ってことだけが売りだったのに、この間の会見を見てると「1周回ってバカなんじゃないの?」って気がするよな。『ホテル三日月』で家族旅行をしていたのを会議費として計上していた件だって、「家族で泊まった部屋で会議した」と言い張って、その癖、会議出席者の人数を聞かれて「政治上の機微に関わる」って答えなかったりとツッコミどころ満載で、「皆さん、笑って下さい」と言わんばかりのおバカ回答のオンパレードなんだからさ。で、気の早い人たちの間では「次の都知事は誰だ?」とポスト舛添探しが始まっている訳だけど、そこで挙がってくる名前が更に情けないんでさ。橋下徹とか東(※東国原英夫)なんて名前が出てきちゃうんだからね。橋下は「大阪を変える」とか言いながら、全て中途半端でほっぽり出したヤツだぜ。未だに期待している人たちの気が知れないよ。で、東になったら舛添よりもっと大変だぞ。アイツは温泉旅行に行くというより、知事室にオネエチャンを引っ張り込むタイプだからね。セコさでは舛添に軍配が上がっても、女に関しては東のほうが上だよ。あいつに都知事の権力を与えたら、きっと金正恩クラスの横暴を仕出かすぜ。美人秘書を20人くらい従えて、喜び組を結成したってオイラは驚かないね。それどころか、「舛添の二の舞にはならないぞ」ってことで、ばれないように極秘で都庁内に温泉を造って、そこにスケべ椅子やらマットを置いて“専用都庁ソープ”を作るかもしれないぜ。笑っている場合じゃないよ、アイツは本当にそういうヤツなんだから。

まァ、都知事なんて本当は誰がなったって構いやしないんじゃないの。結局、既得権益を守りたい役人たちからすれば、正義感が強くて細かいことに目を光らせている優秀な知事なんて邪魔なだけでさ。大阪府の横山ノック然り、幾らでも操れそうな門外漢のほうが有難いんだよ。だけど、東京にとっちゃ2020年のオリンピックの行方が一大事なんじゃないの。JOCが払った2億円超のコンサルタント料が賄賂に当たるんじゃないかって疑惑が報じられて、大変な騒ぎになっているけどさ。サッカーのW杯も、オリンピックも、スポーツがすっかりカネ稼ぎの道具になっちゃっているからこんなことが起こるんだよ。東京オリンピックの経済効果は3兆円だっていうけど、結局、儲かっているのは大手ゼネコンやら一部の大企業だけなんだから、庶民に旨味は何にも無いよ。この際、東京はオリンピックを返上しちまったほうがいいんじゃないの。東京でオリンピックをやられたって、昼間に開催されるんだったら、普通の会社員も学生も競技を観られないじゃないかってさ。結局、ニッポンでやっているのにスマホで結果を確認したり、夜のニュースでダイジェストを見たりってだけの話になるんだから、殆ど意味は無いぞってね。それだったら、地球の裏側でやってもらったほうが、仕事を休まず、深夜に生放送で観られて有難いってオチなんだよ。これだけ世界中がインターネットと衛星放送で繋がっている時代なんだから、そういう考え方のほうが真っ当じゃないかっての! ジャン、ジャン! (構成/井上雅義)


キャプチャ  2016年6月3日号掲載

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